
数日、Kindleの読書記録を見ていなかったら…

年間300冊を絶対超えないとか宣言していたのは、どこの誰だったのか(私だ)。
このペースだと400冊を超えかねないので、さすがにセーブしないと、目が不味い。
戒めのためにも、読書メモだけは欠かさずつけよう。
山本淳子「枕草子のたくらみ 『春はあけぼの』に秘められた思い」朝日新聞出版
まだ読書中。
第一段「春はあけぼの」の「紫だちたる雲」についての見解が、興味深かった。
そして見逃してはならないのが、「春」の空にたなびく「紫だちたる雲」、紫雲である。紫雲は、めでたいことが起きる兆し、瑞祥である。また紫雲は、天皇家を表す。なかでも、和歌などではちょうどこの頃から、中宮の暗喩として使われ始めた言葉である。春のあけぼのの空にたなびく紫雲は、世の泰平の兆しであるとともに、定子その人なのだ。
山本淳子「枕草子のたくらみ 『春はあけぼの』に秘められた思い」第一章「春はあけぼの」和漢の后より
夜明け前の暗がりの中で見上げる、微かに紫を帯びた雲が、中宮定子その人を象徴するというのは、そうかもしれないと、私も直感的に思う。
ただ、そう言い切れるだけの確たる証拠もない、とも思う。
本当のところは、枕草子のこの段を執筆した当時の清少納言本人に確認するしかないことなので、後世の人間は、じりじりと傍証を積み重ねて、そうだろうと納得するしかないのだけれど、本書はそこまでの仕事をしているかどうか(残念ながら、していないように思う)。
それはそれとして、優れた直感力と学識を併せ持つ方による古典の読解は面白いので、残りも楽しみつつ読もうと思う。
コマKoma「軍人婿さんと大根嫁さん」1、2巻 芳文社
(現在、2巻まで、Kindle Unlimitedで読める)
Kindleに、何度も何度もお勧めされるので、ついうっかり読んだら泣かされてしまい…
時代背景が分からないのだけど、軍人婿さんは出征して、酷い前線で戦友を亡くして帰国し、また軍に戻っているので、日露戦争後だろうか。
祝言を上げてからたった数日一緒にいただけで、婿さんは軍務に戻ってしまう。けれどもその数日で、お互いになくてはならない存在になったため、会えない日々が切ないものになっていく。
3巻以降は有料。自分にご褒美をあげたくなったときに、続きを読もうと思う。
(Kindle Unlimited)
読了はしていないけど、調べ物でページを捲り倒しているので、読了扱いになってしまったのかも。
与謝野晶子訳は読みやすくはないけれど、読み放題で利用できて、全巻がまとまっているので、当分は使うことになりそう。



