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大原富枝「建礼門院右京太夫」

前から読みたいと思っていた、大原富枝「建礼門院右京太夫Kindle Unlimited(読み放題)で利用できるのに気づいて、さっそくダウンロードして読んでいる。

 

 

冒頭、著者らしき女性が、モンペ姿でバスに乗り、寂光院を訪れている。

 

東京ではすでに防空演習が行われていた。そのようなさし迫った情勢のなかを抜けでて、洛北大原に寂光院を訪ねる私の気持には、寂光院よりむしろ別の目的があった。

 

Wikipediaによれば、大原富江氏は1912年生まれとのことなので、第二次世界大戦ごろには30歳前後だったのだろう。

 

著者は、寂光院の門前の小径から見る山の斜面を眺めながら、墨染の衣を身につけた建礼門院が覚束ない足取りでおりてくる、「平家物語」の「大原行幸」の場面を思い起こす。

 

そして、建礼門院に仕えた右京太夫たちの墓を眺めてながら、歌とともに彼女たちの生涯を思う。

 

今はゆめ昔やゆめとまよはれていかに思へどうつつとぞなき

 

今この時が夢なのか、それとも昔の記憶こそが、すべて夢だったのか。心は迷いに迷うけれど、全てが現実だとは、どうしても思えない……

 

平家滅亡とともに恋人を失い、かつて仕えていた方の凋落を目の当たりにした建礼門院右京太夫のこの歌は、戦争を体験した20世紀の作家の心には、ことさらに重く響いたのではなかろうか。

 

 

歴史に疎いので、登場する人々の関係(血縁がややこしすぎる…)など、分からないことが多いけれど、「鎌倉殿の13人」では詳しく語られなかった、平家一門や後白河法皇サイドのお話だと思うと、調べながら読むのもそれほど苦にならない。

 

ゆっくり楽しもう。

 

 




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