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物語のなかの料理メモ(人魚の胎児料理)

 

 

彼は毎日海亀の脂や石焼の仔豚や人魚の胎児や蝙蝠の仔の蒸焼などの美食に厭いているので、彼の腹は脂ぎって孕み豚のごとくにふくらんでいる。

 

 

中島敦  「幸福」

 

 

パラオの富裕者の食事として出てくるのだけど、実在する料理なのかどうかは分からない。

 

「石焼の仔豚」と「蝙蝠の蒸焼」はあるかもしれない。

 

「海亀の脂」は、脂身だけを調理したものなのだろうか。そもそも、亀肉に脂身があるのかどうか知らないので分からない。

 

「人魚の胎児」は、文字通りに受け止めればファンタジーに属する料理ということになるけれども、もしかしたら、人魚と見間違えられる哺乳類を調理したものかもしれない。

 

 

物語では、最下層の使用人が夢の中で富裕者と立場が入れ替わって権力と美食に酔いしれ、富裕者は使用人として虐げられるという逆転が起きるのだけど、結局島ごと滅びてしまって誰も幸福にならないという、夢オチならぬ地獄落ちな結末を迎える。

 

 

 

中島敦はだいぶ変な人だと思う。

 

 

 

 






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