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愛知・蒲郡「竹島」散策記 -後付けの「聖地巡礼」を添えてー

 

 

年末年始に、愛知・蒲郡の竹島へ行ってきました。蒲郡の定番観光スポットということで、カメラを持ちながら散策し、美しい景色に感動し、写真を撮りながら歩くという、いつも通りのスタイルで。

ですが後日「ある作品」を読んだことで、竹島で撮った写真に、撮ったときとはまた少し違った意味が重なったような気がしました。

そんな、図らずも後付けの「聖地巡礼」要素も加わった、竹島散策記です。

 

「竹島」へ渡る

パワースポットらしい

蒲郡駅の南口を出て、郵便局のある交差点を左折。「マリンロード」と呼ばれる海沿いの道を進むと、芝生のある公園、大きな駐車場、そして竹島水族館がお出迎え。竹島水族館の奥にある遊歩道を進むと、目的地の竹島が見えてきます。

 

百人一首にも名を連ねる人だ

「竹島」は島全体が国の天然記念物に指定されていて、島の中心には八百富神社という神社があります。八百富神社は、1181年創建と伝わり、滋賀の琵琶湖に浮かぶ竹生島から弁天様を勧請したという、歴史ある神社。海沿いの公園には、三河国司として蒲郡を開発し、八百富神社を創建したという藤原俊成の像が立っていました。

1600年には、会津征伐に向かう途中の徳川家康が八百富神社を参拝したという記録も残っているのだとか。そうか、蒲郡は旧三河で、三河といえば徳川家康。そんな繋がりもあったのか。

 

江の島と少し似ている

陸地から島に向けて400メートルほどの橋がかけられていて、参拝客は海に浮かぶ竹島へ歩いて渡ります。どことなく江の島を思い出しました。

 

竹島へ渡ろう

海を渡って、いざ竹島へ。

 

冬の空気は澄み切っていて、左手の先には渥美半島がくっきりと見えます。冬の海風に吹かれて、ひんやりとした空気も心地よい...とはならず、この日は帽子を吹き飛ばさんばかりの強い風を浴びながら、寒さに震えて橋を歩いていくのでした。

 

蒲郡のシンボル

橋から振り返ると、蒲郡のシンボル的存在「蒲郡クラシックホテル」の姿が見えます。そうか、ホテルに泊まると部屋から三河湾が一望できるのか。一度泊ったみたいものです。

 

八百富神社へようこそ

橋を渡り終えると、八百富神社の石鳥居がお出迎え。

なるほど、島全体が神社とは

順路の通り、まずは神社の境内へ向かいます。案内に従って歩きだすと、島そのものが神社の境内なのだということがわかる。なるほどね。

訪れたのがちょうど年末年始ということもあり、鳥居には正月らしいしめ飾り。

 

地元の方に愛される神社なのだろう

1月2日に竹島へ渡ると、神社へと続く石段は初詣客で長い行列ができていました...。思っていた以上に人が多い。三が日は甘酒のふるまいもあって、大賑わいの様相。

 

境内も大勢の人がいて、参拝のために列を作っていました。この日、小銭入れに一枚も小銭がなかったため、奮発して1000円札を賽銭箱に投入。2026年はいいことあるはずだ。蒲郡・竹島にも縁ができたはず。

ちなみに境内には八百富神社の他にも穀物の神様や大黒様、「海の神様」豊玉彦命を祀っている神社もあります。竹島に来るだけで、いろいろなご利益をいただけるというありがたさ。

 

神社の裏手から遊歩道へ

参拝を終え、境内の奥へと進むと、遊歩道へ続く階段に出ました。松の木に沿いながら階段を下っていくと...

 

神社を抜けて、遊歩道へと下りる

一気に目の前が開けました。三河湾に青空。木に囲まれていた神社の境内を抜けると解放感ある景色が広がるので、思わず足を止めてしまいます。島の最南端は「竜神岬」という名がついていて、岬の先端に立てば、目の前に広がる絶景を独り占めしたような気分になれます。

 

手前に見えるのは三河大島という無人島で、海水浴のシーズンには船で渡れるようになるのだとか。無人島で海水浴とは、なかなか楽しそう!

 

竜神岬の絶景を楽しんだ後は、遊歩道を歩いていきます。遊歩道は大人が2人並んで歩けるくらいの幅で整備されていますが、ところどころ木をくぐったり。なかなかワイルドな遊歩道です。

また、遊歩道から海の近くまで岩場が連なっていて、海の近くまで寄れるようになっています。

 

竹島周辺では4月から5月にかけて潮干狩りができるそう。ゴールデンウィークに帰省したら行ってみようかな。

 

小学生にはちょっとした冒険

遊歩道から外れると、ごつごつした岩に足場を探しながら歩いていくことになるので、小学生男子にはちょっとした冒険になったようです。親目線では「落ちてくれるなよ...濡れると後が大変なんだぞ...」とついつい心配をしてしまうのですが、楽しんでくれたなら良しとしよう。

 

そして私にとっても結構な冒険でした。なにせ転んだらケガだけでなくカメラがやられる...。慎重に足場を選びながら岩場を進むのでした。

 

竹島側から海越しに見る蒲郡クラシックホテルの姿も美しい。このあたりは海の水もキレイなんですね。

トンビの数が多すぎる

橋を渡って陸地に戻ると、トンビが空を徘徊していました。トンビが飛び交うのも江の島あたりを思い出しますね。それにしても、何か食べものでも持っていたら、あっという間にかっさらわれそう...。

 

写真を撮りながらのんびり歩いて、小一時間ほど竹島を散策していたようでした。

 

そういえば、竹島水族館で...

きっかけは竹島水族館

帰省を終えて蒲郡観光の写真データを見ながら、ふと「そういえば、竹島水族館でコラボイベントをやっていたな」ということを思い出しました。

 

温水くん、こんなかわいい娘とデートを......?

コラボした作品の名は「負けヒロインが多すぎる!」。ライトノベルで、2024年にはアニメ化も果たした大人気作品です。

コラボのきっかけは、小説で竹島水族館を訪れるシーンがあるから。主人公の温水和彦(ぬくみずかずひこ)と本作のヒロインの一人である焼塩檸檬(やきしおれもん)が竹島水族館をデートで訪れていたのでした。

上で「大人気作品!」と書きましたが、竹島水族館で見かけた時点では「作品の名前を聞いたことがあるかも?」くらいの認知で、中身はお恥ずかしながら詳しく知らず...。コラボについても「こういうきっかけがあるんだな」くらいの認識でした。

手を出してしまった。

とはいえ、せっかく竹島水族館でのコラボ企画がきっかけで興味を持ったので「試しに読んでみるか...」。お作法的には1巻から読むべきでしょうが、この作品を知るきっかけになった、竹島水族館のエピソードが収録されている6巻を購入。竹島水族館のシーンは、文章を追いながら「あぁ、こんな雰囲気だったな」と絵が浮かんできます。そして、読み進めていくと、デートの舞台は竹島水族館から竹島へと移っていくのでした。

 

竹島のシーンの描写も、写真を撮った記憶が残るところばかり。竹島水族館のシーンとあわせて、物語への没入感が一気に高まった気がします。

 

そして撮った写真を見返してみると、竹島散策で撮った写真が思いがけず「聖地巡礼」的な意味を持つことになったのかもしれないな、と。

 

「負けヒロインが多すぎる!」を読んでから、もう一度

竹島のシーンは、2026年2月時点ではアニメ化はもちろんコミカライズ版も追いついていません。まだ小説版だけなので、風景の描写は文字で追うしかありません。

ふたりがデートで竹島水族館や竹島へ訪れたシーンから、6巻のストーリーが動きだしていく。二人が竹島への橋を渡るシーンは、ドローンを使ったような少し引いたカメラワークかもしれないな、なんて想像が膨らみます。

 

指さして笑う

ユリカモメを見てキャッキャとはしゃぐ焼塩を横目に、温水くんが「なんで俺はいま焼塩とデートを...?(n回目)」と心ここにあらずな表情を浮かべていそうなのが想像できます。

 

温水くんを待ち受ける階段

境内へと続く階段、100段くらいあるんですよね。温水くん、身体大丈夫か...。

 

食べ物の神様

温水くんが思わず別のヒロインを想起してしまった「食べ物の神様」を祀る宇賀神社。それは焼塩に怒られる。むしろ温水くんには奥にある「八大龍神社」にロマンを感じてもらいたい。そしてご利益に「夫婦円満」とあるので、ヒロインたちに盛大に誤解されてもらいたい。

 

「起」のクライマックスへ続く

境内の奥にある、遊歩道へと続いていく石畳の道。突然自分をデートに誘った理由を焼塩に問いかける温水くん。2人並んで歩く後ろ姿がそこにある、ように見える。

 

頭ぶつけそう

この松の木、歩道に被さるように伸びていて、小さい子でも身をかがめないと頭をぶつけそうなんですよね。手を引かれて階段を降りていった温水くんの恐怖心が目に見えるようです。

 

思わず足が止まる

はしゃいで階段を駆け下りていった焼塩が思わず足を止めるほどの絶景。島の向こうには、原作内で文学部のメンバーが夏合宿に行った白谷海水浴場があるんですよね。

私も作品内の登場人物と同じ景色を見ていたんだなぁ。文字を通じて、そんなことを感じたり。

 

落ちると残機が減る

6巻の「起」を締めくくる、ラストのシーン。焼塩のかすかにつぶやくような声に、静かな波音が重なる。物語を知った後だと、写真に「音」がついてくるような気がする。

 

原作における竹島の描写はここまで。物語があると、写真に「写っていないもの」も浮かび上がるように感じます。

同じ場所を、少し違う視点で

竹島に渡ったときは「こんなところがあるのか」「こんな素敵な景色が見られるのか」と目の前の風景を楽しんで写真を撮っていました。ただ、今こうして写真を見返してみると、その写真を撮ったときにはなかった意味や記憶が重なったように思います。

 

竹島に再び訪れたときには、今回とはまた違った視点で写真を撮るのかもしれないですね。

 

 

 

竹島散策とあわせて、竹島水族館も行ってみませんか?

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