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ちょっと物足りないけれど自治体の闇が垣間見える 「過疎ビジネス(横山勲)」

2025年7月集英社新書の「過疎ビジネス」を読みました。著者は東北ローカル氏の河北新報の横山勲さん。

ぬまがさワタリさんのブログで知りました numagasablog.com

ひとことで書くと福島県の小さい自治体でコンサルと企業が企業版ふるさと納税を悪用して儲けていた・・・、という話をローカル紙が暴いた話。 DMMグループの救急車9台を買って、これを近隣自治体に自治体がリースするという謎の事業だったんだけれど、ひとつわからないのは町長側がこれをすすめたがったモチベーション。これがいまいち謎で事件の全貌についてはまだ釈然としなさがある(キックバックでももらっていないと釣り合わない気もするけれど、これは邪推)。

こうした事業に対して議会も住民の監視もあまり動いていないのは残念だけれど小さい自治体だと仕方ないのかなあ。 また、地方創生するぞ、ということでお金や企業版ふるさと納税を整備したものの、市場が成熟し、隙間の少ない現代社会では難しく、逆に、補助金目当ての事業者がきれいなプロポーザルを書く技術を磨くことが競争力になってしまっている倒錯も感じる。

自治体の動き方が垣間見えるのは面白いけれど予算消化インセンティブが微妙であることが根本にありそうな気がする。あと、間違いを認めにくい無謬主義は、訴訟対策だったり、失敗者を過剰に叩くメディア対策でもあるのかもしれないけれど改善につながりにくく難しい。どうするのがよいんだろう。

ただ、広いタイトルのわりに、ワンテーブルがらみの案件群のみしか取り上げられていないことには物足りなさは感じました。 各自治体の案件をどの企業がいつどれくらいとっているか、分野ごとにわかるデータないのかなあ(ほとんどが建設や福祉関係になるだろうからそこから異常値を発見するのは難しそうだけど、公募型プロポーザルに限るとなにかみえるかも?)

あと新聞記者話法もすこし鼻につく。たとえば

そんなのは間違っていると思うのは、私だけだろうか。

とか。

SNSやブログは盛んになって、告発とかもたまにあるけれど、やっぱり社会の木鐸であるオールドメディアの役割はすごい。そして、これからのビジネスモデルが心配ではある・・・。

自治体というのは独特で、入札案件になると一円でも負けたら負けなんですよ。そんなやつと友達にはなりたくないし、仕事はやりたくない。だから君たちは民間に見捨てられて、誰も構ってくれない田舎の自治体なんだと、そういうふうに教育していくわけです。一年か二年か。そうすると、二年くらいリードタイムがあって、仕込みが。そして三年かけて予算化させて、予算化の時に『島田先生』は、『ワンテーブルの島田』になる。入札案件というよりは、プロポーザル案件にさせる。ノリノリなところは随意契約でやるんですが、金額が大きくなるといろんな問題が出てくるから、逆に僕のほうから『やばいからプロポーザルにしよう』って言って。仕様書っていろいろありますけど、町の地方創生交付金の申請書は僕が作っているんです。あれが作れないんですよ、自治体職員は。(中略)
無視されるちっちゃい自治体がいいんですよ。誰も気にしない自治体。誰も手をつけないやつ。でももうかるっていう。過疎債ってあるんですよ。いわゆる(補助率が) 七割引きなんですよ。今回国見町は、都市地域から栄えある過疎地域に指定されたんですよ。ナイス! って俺ら言って。過疎債ばんばん発行できる。インフラ取れるから。ランニングでもうかるわけですよ

悪役すぎる・・・




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