今回の散歩は東京駅からJR東海道線で約1時間の場所にある平塚駅周辺です。

駅の南側、まっすぐ伸びる道。この先には湘南の海があります。

この右にJAのビルの下に

小学校でよく見かける二宮金次郎ではなく大人になった二宮尊徳の胸像。平塚から少し西にある小田原出身の二宮尊徳は天保の飢饉で荒廃していた片岡村(現平塚市片岡)を救済、立て直したとのこと。現在のJA(農協)に繋がる五常講という相互扶助の仕組みを整備したりと、こちらと深い縁のある人物のようですね。

駅としては北側のほうが開けています。人口25万の平塚市の玄関口ということで駅ビルのラスカ平塚や大きなバスロータリーもあったりします。

ロータリーにはこんな看板が。

大正時代に活躍した囲碁の棋士 木谷實 九段がここ平塚に居を構え、道場として自宅を開放。あまり囲碁を知らない自分でも知っている大竹英雄名誉碁聖など多くの強豪棋士を輩出しているそうです。

駅前の掲示板に詰碁が貼り出されているのは珍しいです。毎年10月には湘南ひらつか囲碁まつりが行われるなど本当囲碁の町なんですね。

駅から北に100mほど歩くと旧東海道と交差します。

この紅白の棒は?

まもなく始まる平塚七夕祭りの飾りのための土台のようです。
こんな銅板プレートを歩道に埋めているんですね。


本殿はそれほど大きくないですが、歴史は古く由緒ある神社。西暦380年、大きな地震を被災し苦しむ民を救おうと仁徳天皇がこの地に社を建てたのが始まりだとか。

御神木の周りにおみくじを結んでいるが干支によって結ぶ方角が決まっているらしい。

境内では馬(神馬)が飼われています。古くは源頼朝が北条政子の安産祈願に馬を奉納したとか。

池には弁財天が祀られています。


こちらの池にはアヒルがいます。

人に慣れているというか、警戒心がないというか。。。

絵馬は3種類ほどありました。訪問したのは2022年の寅年。一つ目のデザインはその虎と神馬。虎と馬の組合せというのは珍しいですね。

二枚目は本殿と鳥居と池とアヒルと鯉。

三枚目は弁天の赤い鳥居と弁財天と池とアヒルと鯉。アヒル人気ですね。神社では珍しいです。ほんわかします。

その他、なぜか各地の神社の絵馬が展示。

東京付近だと神田明神や上野公園に上野大仏などメジャーどころもいますね。それにしてもこれって宮司の趣味?

八幡宮の敷地は一部公園になっていて、こんな洋館が残っていたりします。こちらは旧横浜ゴム平塚製造所の記念館を移築したもので国登録有形文化財に指定されています。


移築のわりに眺めはいい感じの庭ですね。

ちなみに八幡宮の北側に横浜ゴムの工場と本社があります。この工場付近は太平洋戦争中は海軍火薬廠で、それ以外にも周辺には横須賀海軍工廠や日本国際航空工業(現日産車体)などの軍需工場があり、大規模な空襲を受けた場所でもあります。特に1945年7月16日の空襲(平塚空襲)では八王子空襲に次ぐ国内二番目の規模の焼夷弾約1200トンが落とされたそうです。
この建物の横には平和慰霊塔が立っています。ほんわかする神社の裏にはこんな歴史があったんですね。ご冥福をお祈りいたします。

(つづく)