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第61回:LangChainやLangGraphとの連携ポイント

Hello there, ('ω')ノ

~LLMを「動かす」ためのフレームワーク設計入門~

LLMは強力な知識や文章生成能力を持っていますが、ただ単体で動かすだけでは業務の自動化は難しいです。 そこで登場するのが、「LangChain(ラングチェーン)」や「LangGraph(ランググラフ)」といったエージェントフレームワークです。

これらを使うことで、AIが複雑な指示に従って

✅ 他のツールと連携し

✅ 複数ステップをこなし

✅ 状況を見ながら判断する

…といった“実務ロボット”として動ける仕組みが作れるようになります。


🧱 LangChainとは?

✅ 一言で言うと:

LLMとさまざまな外部ツール(API・データ・ファイルなど)を接続する“配線役”

LangChainはPythonベースのライブラリで、 以下のようなパーツを組み合わせるための枠組みを提供しています。

パーツ名 役割
LLM 言語モデルそのもの(例:GPT)
Tool 呼び出せる外部機能(検索、DB参照、Web API など)
Chain 複数の処理をステップ化して順に実行する仕組み
Agent 状況を見て、次のアクションを自分で決められるAI構造

➡ LangChainを使うことで、「LLM+自社ツール+業務ロジック」を一つの動作単位として連携可能になります。


🕸 LangGraphとは?

LangGraphは、LangChainの発展系として登場した新しい実行モデルです。

✅ 一言で言うと:

LangChainの“チェーン”に状態管理とループ制御の力を加えた「グラフ型エージェント」実行エンジン

特徴 内容
ステップを**ノード(点)とエッジ(線)**として定義
条件分岐やループをグラフ構造で直感的に記述可能
エージェントの「思考→行動→反省→再実行」などの複雑な流れを柔軟に設計できる
状態保持(メモリ)を扱えるので、長期タスクに強い

🤖 LangChain vs LangGraph:どちらを使う?

比較軸 LangChain LangGraph
向いている処理 単純なチェーン(直列処理) 条件分岐やループを含む複雑な処理
学習コスト やや易しい やや難しいが表現力が高い
状態管理 限定的 柔軟に保持可能
エージェント設計 可能(ReAct型) より強力(状態遷移型)

💼 業務での活用イメージ

シナリオ LangChainの役割 LangGraphの役割
レポート作成支援 データ取得 → 要約 → 文書化を順番に実行 エラーが出た場合、取得フェーズに戻ってやり直し
FAQボット ユーザーの意図を読み取り、関連文書を検索し回答 「回答が曖昧だった場合に再検索」など条件処理付き対応
営業エージェント 顧客情報を読み取って提案メールを作成 顧客タイプによって文調や商品を自動選択して分岐

🛠 連携設計のポイント(非エンジニアにもイメージしやすく)

設計の観点 ヒント
① 入力の整理 タスクの「入力データ」は何か?(例:社員名簿、CSV、会話文)
② ステップ設計 手順をいくつかの処理に分割(例:読み取り→要約→出力)
③ 外部ツールとの橋渡し ツールを“関数”として定義(例:予定表登録、API呼び出し)
④ 状態管理の要否 複数ステップをまたぐ“記憶”が必要ならLangGraphを選択
⑤ テストと監視 実行の中で「何をしたか」を記録・確認できる仕組みを入れる

🧩 まとめ:LLMを“業務に組み込む”ための土台

  • LangChainは、LLMとツールを順につなぐ枠組み
  • LangGraphは、複雑な流れ・状態・ループを扱える発展系
  • 実際の業務にあわせて、「どこまで自動化するか」を決めるのが鍵
  • ノーコードツールでは難しいAI×業務の本格的自動化を支える技術群です

Best regards, (^^ゞ




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