クリア。
ある誘拐の未解決事件について、供述を行った人物・順序を入れ替えながら、真実を組み立てていく、一風変わったノベルアドベンチャー。
供述の位置は「正解」を選んだ時点でその位置が固定されるため、割と総当たりでもなんとかなる難易度。歯ごたえが無いと取る人も居そうだが、ミステリ系は苦手なので私にとってはこのくらいがちょうどよかった。
文章としては全て事実を提示していながら、それを誰がどこで行った発言かを入れ替えることで誤解された状態から正しい姿に物語が変化する、ゲームというフォーマットだからこそ成立する叙述トリックが美しい。
ゲームシステムと絡めた「#未解決事件は終わらせないといけないから」タグをクリックして物語を開始し、最後にそれをクリックして物語を閉じる演出が見事。
4時間程度でクリアできて、お手軽に驚きと感動を味わえる小粒な名作。
ゲームを開始しとき最初のメッセージで『わたしはクラゲです』と表示されたので、「おっ、steamユーザ名を読み取ってゲーム内に反映させるメタいシステムだな!」と驚いたが本当に偶然そういうテキストなだけだった。