9月はまだまだ夏なことを忘れていた。毎年9月を経験しているはずなのに、毎年記憶がリセットされている。週の初めは台風のおかげですずしい日々が続いていたが、後半からはめっきり暑くなった。よくもまぁ飽きもせずこんなに暑いもんだ…もうええわ ありがとうございました、でやめてさしてくれよ、夏を。
平日に利用していたプールが長期休館に入ってしまったので、休みの日にしかプールチャンスがないが、手足口病などを貰うのがこわくて行けていない。屋外プールの期間が終わる前に行きたい。
今日はお楽しみデー。朝からランニングをし、庭の草取りをし、部屋の掃除もできてこれ以上ないくらい完璧なスタートダッシュだった。身支度を整えて原宿へ。太田記念美術館でAさんと待ち合わせて「浮世絵お化け屋敷」を見る。大変混んでいて驚いた。浮世絵のサイズは基本小さく、人が被ると見えない部分もあるため、ゆったりとした流れに沿って眺める。浮世絵=江戸時代のイメージがあったが、明治時代のものも多くあった。化け猫はでかいと相場がきまっているらしく、どの猫も間口からのぞき込むような構図で面白かった。幽霊の描写も作者によって違いが出るので面白い。
そのあとは代々木公園で開催されてるチャイナフェスという中国の屋台や文化が集結したフェスに寄る。いろんなブースを物色したあと、小籠包と新疆烤羊肉串(スパイシーな羊肉の串焼き)、中国のノンアルビール飲料的なものを買って芝生エリアに移動する。シートを敷いてピクニックタイム!! 買ったものはめちゃくちゃおいしかった。とくにラム串は肉が大ぶりでジューシーだし味付けがとにかく最高!!! ラム串大すき家。中国に行きたい。会場ではビザの申請もやっていて、旅行に行きたい~~~と思った。
2時間くらい芝生の上でバドミントンしたりごろごろしたりした。バドミントンは久しぶりにやるのでなかなかうまく打てなかったが、だんだん慣れて打てるようになって面白かった。暑いは暑いが時折風が吹くのでそれなりに快適に過ごせる。夏だけど、日差しや空気は完全に夏の終わりで、トンボも飛んだりしていて秋めいていた。毎週こんな風にのんびりした気持ちで過ごせたらいいのになーと話す。
夜ごはんを食べに移動。祐天寺のペルー料理店へ。ずっと行ってみたかったお店なのでうれしい。料理の説明をする店主の口上がすごかった。何年間もこの口上を言い続けてきたんだろうなと思った(ジャンルは違うけど、ジャングルクルーズの船長みたいな)。ペルー料理はヘルシーなものばかりでうれしい。芋やトウモロコシがたくさん使われているし、魚も肉もうまい。いちばんお気に入りだったのは鯛のセビーチェ。ライムとコリアンダーの香りが鼻に抜けて美味だった。せっかくなので料理の詳細は同人誌に書くが、とにかくおいしかった。ペルーのビールはコロナよりはリッチな味わいだが、かなりさっぱりしておいしかった。ペルーワインの赤(カベルネ)白(ソーヴィニヨン・ブラン)も飲んだ。こちらもさわやかな味わいで美味。やっぱりワインがだいすき家。
静かな店でゆっくり食事をしながらおしゃべりをするのって最高に楽しい。20代はガード下のきたなトラン(汚いレストラン・居酒屋)でも全然楽しかったが、そろそろ静かな店の方が楽しくなってきた。特に自分は騒がしいところで相手の会話を聞きとるのが苦手なので、余計にそうだ。
家に帰ってゆっくり湯船につかってから寝た。日中たくさん汗をかいたせいか、いつもより酔っぱらっているような気がした。
観た映画
ナミビアの砂漠
言いたいことはわかるし理解もできるけど、私には「わからない」映画だった。映画は悪くなく、俺には早すぎた。主人公がすぐ被害者面し、相手に罪悪感を植え付けようとするので、このテンションに波がある感じは自己愛性パーソナリティ障害とか愛着障害とか、そっち方面なのではと思ったら次のシーンでオンライン診断を受ける主人公がいた。こんな風に書いている時点で自分がかなりジャッジメンタルになっていることに気づき、落ち込んだ。主人公は本当にめちゃくちゃで最低なのに、なんだかんだ許されているからずるい。というか、主人公がそういうタイプを嗅ぎ分けてくっついてるんだと思った。
河合優実はとても綺麗。ずっと目が死んでるのがすごい。自分のなかでかなり衝撃が大きくて、そういった点では作品としてパワーがあると思う。冒頭で、町田が映って「町田だ」と思った。パパパパパインが食べたい。
読んだ本
松永K三蔵『バリ山行』
山岳小説。カタルシスがありかなり面白かった。バリとは「バリエーションルート」のこと。つまり登山道から外れた、自己流ルート外の山行となる。
どこか不気味な表紙。深緑に毛細血管のように張り巡らされた赤い線はバリエーションルートの山行記録だということがわかる。
主人公はリストラをきっかけに建設会社に転職で入社した30代の男性。働き盛りで幼い娘もいる。
同僚と週末六甲山系に登山に行くうちに、同僚の妻鹿がバリ山行をしていることを知る。そしてついに二人で「バリ」に行く。そこで死にかける。山のスリルと現実のスリルが交差する。「「登山は遊びですよ。遊びで死んだら意味ないじゃないですか! 本物の危機は山じゃないですよ。街ですよ! 生活ですよ」と逆切れするところが「どの口が言うんだ」という感じがして面白かった。
綿矢りさ『インストール』
おじいちゃんとメールするために買ってもらったまま、うまく設定ができず結局使わないでいたパソコン。女子高生の主人公がマンションのゴミ捨て場に捨てようとしたところ、住人の男の子が譲り受ける。男の子はパソコンをインストールし直し、チャットのバイトで稼ぐようになる。不登校の女子高生も一緒にそのバイトをし…という内容。平成のチャットの雰囲気がすごく懐かしい。「もう全部無価値だ、時間も若さも金も。」これが17歳から出てくる言葉だからすごい。今の綿矢りさ作品とつながる要素もたくさんあって、これだから綿矢りさは好きだと思った。
爪をぬりたいけど面倒くさいぞ~~~。久々にネイルサロンで爪塗ってもらいたい。