■ BIOHAZARD requiem (バイオハザード レクイエム)
※ネタバレありです。

今回も前回までに続き、「バイオハザード レクイエム」のクリア感想です。
■ スペンサーの贖罪
レクイエムで最後に語られた真実もかなりビックリでした。
もともとバイオハザードシリーズは、アンブレラ社総帥の、オズウェル・E・スペンサー卿の開発した t-ウイルス が元で、世界中に生物兵器(B.O.W.)が広がり、世界に混沌を与えていることからも、スペンサーが元凶、完全なる悪…というのが物語のベースになっていて、その前提が覆されることはない…と勝手に思い込んでいました。
しかし、このレクイエムで、スペンサーは自分の行いを悔いていた…というのが本当にビックリです。


そのために開発されたのが抗ウイルス剤「エルピス」で、あり、贖罪のために受け入れたのが「グレース」だった…と。
実際に、そのエルピスを解放するための鍵(パスワード)はグレースが握っていると、弟子?のギデオンすら思っていたようですが、その解放のための情報、真実は意外なところにありましたね。
ここへ来て、スペンサーに対する見方が変わることになるとは思いませんでしたので、本当にびっくりの展開でした。
もちろん、罪は消えるわけではないですが…。
■ ギデオンとは何だったのか…?
そうなってくると、一番よくわからないのが、「ギデオン」と「ゼノ」について。

「ギデオン」は、スペンサーのことを崇拝していて、そのスペンサーの遺志を引き継ごうとしていたわけですが、果たして「ギデオン」はこのエルピスやグレースに関する事実を、物語の開始時点でどこまで把握していたんでしょうか。
グレースのことを執拗に探していたのは、エルピスの真実を知っていたが、解放するという目的はコネクションと同じだったため、足並みをそろえていたんでしょうかね。

最後の「エルピス」の選択で解放を選んだ場合に現れて発する
「頭が下がる…我が師の天才ぶりには…」
という発言は、エルピスの正体をもともと知っていたのか、それともこのタイミングで知って。それが自分の考えを遥かに超越していたからなのか…果たしてどちらなんでしょうかね。
結局、最後に、間違ったパスワードを意図的に入れて破壊しようとしたことも、レオンに戦いを挑んでくる理由もいまいちわかりません。
薬を1本(ひょっとすると数本?)取っていたように見えますが、これは何のために取ったのか…まだまだよくわからないことだらけです。
唯一わかっていることは、コネクションのことはよく思っておらず利用していたことと、スペンサー卿のことを尊敬していたということだけ。
■ ゼノとはなんだったのか

ギデオンの目的や考えも謎が多かったですが、ゼノのほうがはっきりいって意味不明な行動が多いです。
わかっていることは、
- コネクションに所属していること(幹部クラス?)
- 目的は「エルピスの奪取」
- 体にウイルスを宿していて、超人的な力を持っている
- (ギデオンの発言からも)誰か(…というかウェスカー?)のコピーかクローン
といったところ。

誰の模倣品かは明らかでしょうね。
また、アルバート・ウェスカーと同じく、ウロボロス・ウィルスのようなものを殻に宿しているとすれば、


BSAAの部隊を一方的に虐殺もできるでしょうし、R.P.D.で遭遇した時に、レオンの銃弾を超人的な動きですべて避けることもできそう。
体に具体的に何のウイルスを宿しているかはわかりませんが、それを利用できていると考えられます。
ただ、

最後にエルピスで新たな力が得られると思っていたところ、エルピスが抗ウィルス薬だで、それを接種してしまったことで、殻に宿していたウィルスまで浄化(顔に出ていた黒い痣も消えている)されてしまい、それにより力を失い、ただの人間に戻ってしまいました。
ラクーンシティ症候群でもう限界のレオンのタックルさえかわせず、ダウンしてしまっているところからも、完全に常人のレベルまで戻ってしまっているということでしょう。

その結果、ギデオンに一瞬で首をハネられ、あっさりと退場することになりました。
これだけ重要な人物として登場した戦闘キャラなのに、結局、ボスとして一度も戦うこともなく退場というのもなかなかですね。
ゼノの行動として不可解なところはいくつもあります。
- R.P.D.でグレースと話している時に、レオンが追いついてくるわけですが、銃弾をかわして圧倒的に力を見せつける割には、自身は戦わず、タイラントにまかせて退場。
あの時点で自分で戦えば、圧倒的な力でレオンを殺せたはずなのに、戦わず、退却していってしまった(ARKへ向かった)…。


もちろん、レオンを殺してしまえば、グレースが反抗してしまう可能性もあったはずですが、R.P.D.で戦う直前にグレースは気絶していますし、エルピス解放時もレオンは生きていると嘘をついて脅せば、別に困らなかったのではないかなと思うんですが…。
ゲームの進行の都合上、タイラントを出すからこうなったんだと思いますが、はっきり言って意味不明すぎました。
「悪いんだが時間がないもんでね」
…時間がない理由もよくわからないですけどね…。
だったら、さっさとARKにいけばいいのに、なぜわざわざR.P.D.に寄り道をしたのか…。
あとは、ARKでの行動。
エルピスの間を制圧していたにも関わらず、レオンの起点でグレースといっしょに逃げられた時も後を追わず、そのまま戻ってくるのを呑気に待っていました。

正直、その途中でグレースがリッカーβ2などに殺害されていたら、計画は破綻するわけですし、何をしたかったのが意味不明です。
コネクションは、ラクーンシティにミサイルを打ち込んででも、ARKやエルピスの秘密を確保しようとして、30年もかけてグレースの再現をしようとしていて達成できなかったにも関わらず、グレースがARK内のB.O.W.に殺されて計画がおじゃんになれば、果たして何のために今こういうことをしているのかが全くわからなくなります。
制作者側の意図としては、今まで謎の組織すぎたコネクションを表舞台に登場させるために、その象徴的な人物としてアルバート・ウェスカーのクローンを出したかったのだと思いますが、そのせいでストーリーや展開がグダグダになっている感が否めませんでした。
もちろん、このようなグダグダな展開になった背景がまだ語られていないだけなのかも知れませんので、そういったところはDLCで保管されるのかもしれませんね。
■ エンディング後に登場した謎の人物


最後に登場した謎の2人組。
これは次回作への伏線だと思いますが、少なくとも言えることは、BSAAとは敵対する組織だと考えられます。
また、「狼」というのはクリスたちの「ハウンドウルフ隊」のことを指していると思いますので、時系列的にはエンディング時点では「ハウンドウルフ隊」がARKには到達していることから、レオンやゼノたちがARKに来る前なのかなというのが推測です。
コネクションなのか、それとも…。
■ 最後に
何はともあれ、ゲームとしてはかなり面白かったです。
正直、VILLAGEよりも戦闘が楽しくて、普通に楽しめた感はありますね。
次は「10」ということで区切りとなるナンバリングなので、いよいよコネクションとの最終決戦になるのかもしれませんが、次の主人公は果たして誰になるのか…、そもそも発売はいつになるのか(こちらのほうが深刻)…楽しみです。
その前に、CODE:ベロニカやRE:5が来ると思いますので、そちらも楽しみです。
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