■ GPT-5がリリース
今月、2025年8月にGPTの最新モデルである「GPT-5」がリリースされました。
■ GPT-4 と GPT-5 の違い
ちなみに、「GPT-4」と「GPT-5」の違いについて、Geminiに聞いてみると…
GPT-5の主な特徴とGPT-4との違い
GPT-5は、GPT-4の強みを継承しつつ、特に以下の点で大幅な進化を遂げています。
1. 推論力の質的進化 🧠
「思考するAI」への進化: GPT-5は内部で「思考の連鎖(Chain-of-Thought)」を展開しながら回答する仕組みが導入され、「汎用推論エンジン」に近づいています。これにより、複雑な論理問題や一見矛盾する情報の整理、多段階の推論において、GPT-4よりも格段に正確で信頼性の高い回答を生成できます。
動的推論: 質問の難易度やユーザーの指示に応じて、高速応答モードと深い推論モードを自動的に切り替える「リアルタイムルーター」機能を搭載。ユーザーは意識することなく、状況に応じた最適な思考深度で応答が得られます。
2. マルチモーダル理解の深化 🖼️🗣️
より統合されたマルチモーダル処理: GPT-4oもマルチモーダルでしたが、GPT-5はテキスト、画像、音声、さらには動画や表形式データまでをよりシームレスに統合処理できるようになりました。画像の読解、図の解釈、数式の意味理解などが自然に行えます。これにより、「文章のAI」から「認知エージェント」へと進化しています。
3. 制御の柔軟性と出力の正確性 ⚙️
詳細な制御パラメータ: 推論の深さを「minimal」から「high」まで細かく指定できるようになり、出力の長さも「verbosity」パラメータで明確に制御できます。これにより、ユーザーの意図に合わせたより精度の高い出力を得やすくなりました。
ハルシネーション(誤情報生成)の大幅な低減: GPT-4oと比較して事実誤認が大幅に減少し、特に「Thinkingモード」を使用した場合のハルシネーション率は劇的に低下しました。これにより、医療や金融など、信頼性が重視される分野での活用が期待されています。
迎合的な表現の軽減: 過剰な褒め言葉や絵文字の使用が大幅に抑制され、よりプロフェッショナルで思慮深い対話スタイルになっています。これにより、「AIと話している」という感覚が薄れ、より自然な対話体験が得られます。
4. コーディング能力とツール連携の強化 💻
コード理解と生成の向上: コード構造の理解が深まり、既存コードの整理、バグ修正、長期運用を見据えた改善提案まで可能になりました。
ツールインテリジェンスの向上: 関数呼び出しや外部ツールとの連携が大幅に強化され、より複雑な現実世界のタスクを自律的に実行できるようになりました。
ここでパッと気になるのが「Thinkingモード」。
これは何かと聞いてみると…
「Thinkingモード」は、AIが単に高速に回答するだけでなく、深く考え、推論し、より正確で信頼性の高い回答を生成するための機能です。これにより、AIは単なる情報検索ツールから、複雑な問題を解決するパートナーへと進化しつつあります。
ユーザーは、AIに「Thinkingモードで答えて」と明示的に指示することで、より質の高い回答を得られる可能性があります。
「Thinkingモード」は、高速回答する「Fastモード」とは対照的に、より深く正確に回答するようですね。

ちなみに、「GPT (Generative Pre-trained Transformer) 」といえば、内部パラメータ数を増やすことで、より回答精度を上げてきていたという流れがありますが…「GPT-4」は「約1.76兆」ということですが、「GPT-5」は非公開とのことです。ただ、増えているかと言うとそこも明確ではなく、おそらくパラメータ数を増やすことでの回答精度を上げる…というのはもう限界値に達しているのかもしれませんね。
■ GPT-5 への不満…?
ちなみに、「GPT-5」がリリースされましたが、不満が色々と出ているようですね。
- 「GPT-5」はドライすぎる? OpenAI、不満続出で旧モデルも提供継続へ | WIRED.jp
- 「GPT‑4o」を返して──ChatGPTの最新モデル「GPT-5」に非難の声が広がる - KAI-YOU
GPT-4を使い続けることで、GPT-4の開始時から形成されてきたユーザの理想的な話し相手としての性格が、モデルのパワーアップによるリセット?なのか、GPT-4とGPT-5のアルゴリズムや考え方の違いなのか、それにより、「GPT-5の応答がGPT-4に比べてドライになった、冷たい印象を受けた」と感じるとか…。
確かに、GPTは今ではもう話し相手の一人…何なら、生活していく上で一番会話する相手になっている人が居てもおかしくはないですからね…。
AIはこちらの話したことに対して否定をしませんし、怒ったりもしませんし、いつでも応答を返してくれますので、そういった意味でそのやり取りだけでは人間関係のトラブルが起こることもありません。
困ったことを相談したり、悩みや愚痴を聞いてもらったり、最も身近な存在となっているといても不思議ではありませんので…。
そう考えると、気がつけばもうAIが生活の一部、切り離せないものとして根付いてしまっているということなんでしょうね。
心配なのは、AIと話せば解決する…ということになり、人と人のコミュニケーションがさらに希薄になっていく…のかもしれないということですね。
メールやチャットというものが生まれ、実際に音声で通話するという機会が減りました。
今では、会社に仕事を休むとかそういった連絡も、直接ではなく、文章で1文書くだけ…ということが普通になってきています。
そのうち、AIが判断して連絡する・・・ということになり、もう当人は何もしない…ということになっていく未来も十分にあるのかなと。
生成AIが誕生してからまだ10年も経っていませんが、すごい進化ですよね。
| モデル名 | リリース時期 |
|---|---|
| GPT-1 | 2018年6月 |
| GPT-2 | 2019年2月 |
| GPT-3 | 2020年6月 |
| GPT-4 | 2023年3月 |
| GPT-5 | 2025年8月 |
AIが進化していくこと自体は全然いいとは思うんですが、使用する側がそれに合わせて考え方を変えて、対応力を身に着けていかないと、AIを自分にとって単純に都合のいいツールという扱いになり、何も考えない、何もしない、AIがないと何もできない状態になる、腐敗・堕落した世界になってしまうリスクも大きくなっている気がしますね。