2026年03月19日 監査役等の評価制度と自己改善のサイクル 近年、取締役会や社外取締役に対する実効性評価が一般化する中で、監査役等自身の活動についても「どのように評価し、次の改善につなげるか」という視点が、以前にも増して重要になっています。監査役等の役割が高度化する一方で、その活動を振り返る仕組みが十分に整ってい
2026年03月13日 株主総会に対する監査役等監査 「事前準備」に着目 定時株主総会は、単なる形式的な年中行事ではなく、企業のガバナンスがどの程度成熟しているかを最も分かりやすく示す場面です。総会当日の受け答えや進行の巧拙だけでなく、その背後にある準備のあり方や考え方が、企業姿勢として株主に伝わります。近年は、議決権行使の電
2026年03月06日 不祥事そのものより説明対応が批判されてしまうのはなぜか 不祥事発覚後の説明責任は、事実関係そのものと同じくらい重要です。初期対応で説明が不十分だったり、表現が曖昧だったりすると、問題は一度収束したように見えても、後から再燃することがあります。このような二次不祥事は、企業にとって長期的な信頼低下を招く要因になり
2026年02月27日 監査役等と社外取締役の良い連携のあり方は コーポレートガバナンスの高度化が進む中で、監査役等と(監査役等ではない)社外取締役の関係性は、単なる役割分担では説明できない段階に入っています。形式上はそれぞれ独立した立場であっても、実務上は互いの問題意識や視点をどう補完し合うかが、ガバナンスの実効性を
2026年02月20日 株主提案・外部からの指摘にどう向き合うか 株主提案や外部からの指摘は、ともすると経営に対する攻撃や否定的な批判として受け止められがちです。特に、表現が強い提案や、経営方針の転換を求める内容の場合、防御的な反応が先行してしまうことも少なくありません。しかし、そうした提案や指摘の中には、ガバナンスや
2026年02月19日 【お知らせ】新著「はじめての J-SOX・内部監査・監査役等監査Q&A」が発売されます! この度、中央経済社より監査役ニュース筆者 大杉泉の2冊目の著書「はじめての J-SOX・内部監査・監査役等監査Q&A」が本日より発売されますので、お知らせいたします。はじめてのJ-SOX・内部監査・監査役等監査Q&A大杉 泉中央経済社2026-02-19本書は、内部監査の実務を
2026年02月13日 「シャンシャン取締役会」の改善 カギは監査役等の「上手な発言」 取締役会の形式は整っていても、実質的な議論が十分に行われておらず、いわゆる「シャンシャン取締役会」になってしまうという課題は、多くの企業に共通しています。その中で、監査役等がどのように発言し、議論に関与するかは、取締役会運用の質に直結すると思われます。実
2026年02月06日 ハラスメント・労務リスクと内部統制の関係 ハラスメントや労務問題は、個別の人間関係の問題や現場レベルのトラブルとして扱われがちですが、内部統制やガバナンスの観点から見ると、極めて重要なリスク領域です。対応が遅れたり、企業として不適切な処理が行われたりした場合には、訴訟や行政対応、さらには社会的評
2026年01月30日 内部通報制度の実効性と監査役等の関与 内部通報制度は、不祥事の早期発見や被害拡大の防止において極めて重要な役割を果たします。しかし、制度が形式的に整備されているだけでは十分とは言えません。実務上の最大の課題は、「制度が実際に使われているか」「通報者が安心して声を上げられる環境になっているか」
2026年01月23日 不正は「習慣のゆるみ」から始まる 年初に整えたい3つの視点 不正は突然発生するものではなく、日常業務の中にある小さなゆるみが積み重なった結果として、ある日表面化することがほとんどです。多くの不正事案を振り返ると、特別な悪意や巧妙な手口よりも、「少しくらいなら大丈夫だろう」という判断の積み重ねが背景にあります。特に
2026年01月16日 有報と事業報告の一本化議論 監査役等による開示書類監査も変わっていくか 有価証券報告書と事業報告の一本化の議論が進んでいますが、その分、監査役等の関与の質がより問われる局面でもあります。現行制度においても、事業報告や、有報等の開示書類に関する監査で監査役等が特に意識すべきは、事業リスクや経営方針に関する記載内容が社内の実態認
2026年01月14日 監査役等の知識のアップデートのコツは 監査役等の知識は、一度勉強しても、放っておけばすぐに古くなってしまいます。会計基準、CGコード、法制など、少しぼーっとしているだけであっという間に変化してしまいます。だからこそ、継続的な学びの習慣をどうつくるかが勝負です。おすすめは「毎週15分のニュース確認
2026年01月09日 「非常勤だからこそ」取締役会での発言タイミングを見極める 非常勤の監査役等が取締役会で存在感を発揮するには、発言内容だけでなく、その「タイミング」も重要です。発言の切り出し方ひとつで、議論の方向性や会議全体の雰囲気が変わることもあります。実は私も先日、この「タイミング」を読み違えてしまい、言いたいこと自体は間違
2026年01月05日 新しい一年を「リスクの棚卸」から始める 監査役等の一年は、「リスクの棚卸」から始めてみてはいかがでしょうか。年始というタイミングは監査計画や年間スケジュールの検討時期からずれている企業も多いとは思いますが、異動や環境変化などもあるほか、年末年始の思考やインプットを監査計画に反映させる良い機会で
2025年12月19日 監査役等の学び直しは「年末年始」が絶好のチャンス 監査役等の知識は、意識的に更新しない限り、残念ながらすぐに古くなります。とりわけ、最新の会計基準や情報セキュリティ、企業不祥事の傾向といった話は、アップデートが頻繁にある一方で、日常の業務に追われ、なかなか集中的に学びの時間が取れない方も多いと思います。