
今回紹介するのはsteamで780円にて配信されている迷宮校舎。
ジャンルは主観視点型のホラー脱出ゲーム。プレイ人数はオンライン対応で1~4人。
このゲームを開発しているRainyDollGamesは以前、
アンノウンピラミッドという主観視点型のホラー脱出ゲームを発売していて、
舞台や敵キャラなどは違えどコンセプトが似ている1人用のゲームを出していた。
今作はオンラインマルチプレイに対応し、敵の種類などが増えたものに近い。
先に書いておくと、ジャンプスケア要素は敵に捕まったら
攻撃される様子として敵のアップが画面に出るぐらい。グロ要素もない。
・・・いや、人体模型の敵がいるから、
それの見た目がグロいと思えばそれが該当するかも。
それ以外はないかな。

そこからプロローグも始まっている仕組み。
ストーリーを簡単に説明すると、
主人公たちは学校で変な呪文が書かれた紙にロウソクを置き、
火をつけると異世界へ行ってしまう、
という学校の怪談を友達と共に試したら本当に異世界へ行ってしまった!
そこは校舎と似てはいるが全体的に暗く、迷宮のように姿を変えていた。
廊下から漂う不気味な足音や怪しげな気配、
これらを潜り抜けて脱出することができるか?といったお話。

チュートリアルステージは操作方法などが一通り紹介してくれるし、
まだ異世界へ行く前の普通の校舎なので襲い掛かってくる敵は居ない構成。
じっくりと操作を試したりコンフィグで
操作しやすいボタン配置にしたりと試しておこう。

ゲームの目的は簡単。ランダムで生成される校舎の中を探索し、
どこかにあるロウソクへ定められた本数に
火をつけることで解除される非常口から脱出すること。
しかし学校の怪談モチーフの怪異が校舎のあちこちに存在し、
それぞれ特徴があるのでアイテムを活用したり
特徴を逆に利用したりして上手く立ち回っていこう。
特殊なアクションはスタミナを消費してのダッシュや
ボタン長押しでロウソクに火を付けたり
机や椅子を固めて置かれたバリケードを取り除く、
といったインタラクトぐらいで操作は基本的にシンプル寄りな作り。
1人プレイでもマルチプレイでもピンを立てて味方に何かを伝えることもできるので、
ボイスチャットをしていなければこれが唯一の意思疎通の手段となる。

襲い掛かってくる怪異は
視界は非常に狭いが音に敏感な落武者
プレイヤーの視界に入っていない間だけ移動するが
ずっと視界に入れ続けていると目つぶしして襲い掛かってくる人体模型
襲ってくることはないが視界に入ると正気度を削ってくるトイレの花子さん
移動速度は遅いが透視能力を持ち、隠れてやりすごせないモナ・リザ
普段はプレイヤーにそっくりだが、突然首が折れ曲がって襲い掛かってくるオナジカオ
落武者は音に敏感なので しゃがんで歩いて足音を立てないようにしないと
やや離れた場所からでも駆けつけてくるが、
しゃがんで移動していれば正面近くからでも回り込んで逃げられたり、
人体模型も ずっと視界に入れていると目つぶししてくるが
視界に入れながら さっさと逃げれば大丈夫だったりと、どこかしら隙は存在する。
怪異が近くに居ると心音が強く聞こえるようになるので、
それを指標にして逆側へ逃げたりロッカーへ隠れたりしよう。

校舎にはロウソクだけじゃなく隠れ場所となるロッカーだけじゃなくアイテムも点在。
人体模型を足止めしてくれるビデオカメラ
初期から持っている懐中電灯の電力を回復させるバッテリー
一定時間スタミナの消費が亡くなるエナジードリンク
怪異に向けて噴射することで一定時間スタン状態にできる消火器
一定時間騒音を出して怪異を引き付ける防犯ブザー
ロウソクや非常口の方向を指してくれるコンパス
正気度を回復し、一定時間正気度の減少を抑えられる精神安定剤
怪異に襲われてダウン状態となった味方を復活させられる救急箱
投げ当てることで短時間動けなくさせられて回収・再使用も可能だが
外してしまう可能性のあるバスケットボール
怪異に襲われても身代わりになってくれるお守り等など。
これらのアイテムを駆使し、
マルチプレイなら足元に落とすことで味方に渡したりして
互いに協力・フォローし合い、脱出を目指そう。

プレイヤーにはスタミナ以外に正気度も存在し、
暗いところにいると自然減少していき、
ゼロになると常に心音が鳴って怪異との距離か掴めなくなり、
さらにダッシュ不能になってしまうので早めにロッカーへ隠れたり
精神安定剤を使うようにしてゼロになるのだけは避けるようにしよう。

操作やアイテム、怪異の説明はゲーム中いつでも確認できるので
アイテムの効果や怪異の特徴を忘れてしまっても安心。
一度はアイテムを使ったり、怪異に遭遇していないと
ゲーム内アーカイブのページを見られないのでそこは注意。

怪異に襲われても一発でゲームオーバー!
というわけでもなく、難易度ごとに決まった回数コンティニューして復活できる。
マルチプレイだと襲われてもダウン状態となり、
その状態では這いずり移動しかできないが
味方に救急箱を使ってもらうことで復活できるため、
うまいことボイスチャットやピンを活用して合流しよう。
高難易度だと一発ゲームオーバーになるものもあるが、
逆にイージーモードだとコンティニュー無制限なので
まずはゲームそのものに慣れたい人はイージーから触れてみよう。

クリアできた、できなかったに関わらずプレイ内容に応じてコインを獲得できる。
このコインを使って特殊能力のパークを解禁・レベルアップさせることで
探索を優位に進められるようになる。1人プレイだと3つまで、
マルチプレイだと1人1つまでしかセットできないが
基本的に全員に効果が適応される。

初期状態だと互いの位置が壁越しでも
透けてみることができるパークがついているので、
そこから1プレイして欲しいと思う能力を補うパークを取得していこう。

ステージが自動生成なので前回のプレイによるマップの記憶は役に立たないが
怪異の凌ぎ方やアイテムの使い方、一定のルールのある特殊部屋などの知識を得て
次のプレイへと役立てるタイプだが、
1人とマルチプレイでプレイ間隔が異なるのが面白い。
1人プレイだとダウンしたら即コンティニュー消費してのリスポーンだが
マルチプレイだと制限時間内に救急箱や特定のパークがあれば復活させてもらえる。
復活できる状況でなくても這いずり移動で近場の状況を確認できる。
ロッカーは色んな部屋にあっても一度に数が1~3つほどで
誰かが入れなくなるケースが生まれるが1人プレイだと気兼ねなくロッカーに入れる。
バリケードの除去は時間が掛かり、
騒音が響き渡り、遠くにいる怪異も引き寄せてしまうし
プレイヤーが固まっていると まとめて襲われてしまう恐れはあるが
複数人でやると早く除去ができる。
プレイヤーそっくりの姿で、
しかもプレイヤーの名前まで付けて擬態してくる怪異オナジカオは
1人プレイだとバレバレだがマルチプレイだと途端に
プレイヤー同士の疑心暗鬼を招く恐ろしい怪異となる。
マルチプレイだとバラけて探索することでロウソクに火をつけたり
アイテムの獲得などを早く済ませることはできるが
その分1人ではインタラクトの速度が遅いし
誰が何のアイテムを持っているかをしっかり考えて動かないと
怪異に対して何の対処もできずに襲われてしまいかねない。
・・・といった具合に、1人とマルチプレイとで
プレイアビリティが大きく異なってくるのも面白いポイント。
1人だと難しい、マルチプレイだと簡単、とは一概に言えず、
しかし1人だと簡単、マルチプレイだと難しい、とも言えない。
とはいえ、ボイスチャットしながらマルチプレイで遊ぶと面白いし、
ゲームの雰囲気に慣れて怖くなくなってきた・・・というタイミングで
不意に驚かされたりと、ランダム生成が織りなす先の読めない展開もある。

慣れない間や高難易度だと1プレイ40分から1時間かかってしまうが、
だいたい1プレイ20~40分ぐらい、慣れてくると10分ぐらいで終わるので
比較的気軽に楽しめるのも良いところではあるが、悪いところもある。
それはやはりステージがランダム生成な点。
それによって難易度が大きく変わってしまったり、
怪異の巡回ペースが速かったりアイテムや
隠れられるロッカーの有無にまで影響するため
前回はメチャクチャ難しかったけど今回はメチャクチャあっさりクリアできた、
なんてこともあったりする。
それとゲームそのものの明度が全体が暗く、電池が有限であるにも関わらず
マップが無いので迷いやすく、バッテリーの奪い合いに繋がりやすくもある。

先ほど紹介した怪異に新たな怪異が加わったステージ、迷旧校舎もあるが
大まかに迷宮校舎と迷旧校舎の2種類しかないため、
さすがにステージの風景は似たり寄ったりのものしかないから新鮮味は感じにくい。
それでも780円でフレンドと一緒にプレイしても
1人でプレイしても面白いステルス型のホラーゲームなので、
ちょっと興味の湧いた人はぜひプレイしてみてほしい。
イージーモードで死に戻りを繰り返しながら雰囲気を味わうだけという
気軽なお化け屋敷感覚な遊び方もアリだぞ!