
ニンテンドースイッチ用ソフト、
太鼓の達人 ドコどんRPGパックに収録されている2本を
無事にクリアしたので紹介。
太鼓の達人シリーズはアーケードを点々と遊びつつ、
『太鼓の達人 Nintendo Switchば~じょん!』を
専用コントローラーで遊ぶぐらいなので、あまりガチにはやってない程度。
専用コントローラーはこのソフトにも対応。
ジョイコンをバチに見立てたフリフリ操作も健在。

これは元々3DSで発売された『どんとかつの時空大冒険』と
『ドコドン!ミステリーアドベンチャー』の2本を
ニンテンドースイッチ用にグラフィックなどを手直しして
セットにしてまとめたタイトル。どっちから遊ぶかは自由。
2本ともメインとしているRPGモードがあるのが特徴。

もちろん好きな曲を好きなだけ演奏する演奏モードもあるので
RPGは興味ないけど収録されている曲を演奏したいって人も全然大丈夫。
ただし、『Nintendo Switchば~じょん!』と違って豊富なミニゲームがなく、
完全にその枠はRPG1本化されているので そういう意味では注意。

どんとかつの時空大冒険のストーリーは、
さらわれた時計のチックンを助けるため、
ウサギのタックンと一緒に色んな時代へ時間旅行するストーリー。

なんでウサギ? なんで時計のチックンを助けなきゃいけないの?
といわれると、実はタックンとチックンは正しい歴史を守る仕事をしていて
チックンがいないと歴史がおかしくなり、やがて崩壊してしまうとのこと。
太鼓の達人が仮面ライダーディケイドみたいな話になっているが、
このままほったらかすわけにはいかないと
どんちゃんと かっちゃんも一緒に旅をすることに。

予想以上にRPGしていて、NPCとの会話、
村での買い物、ダンジョンや宝箱があったりと
オマケモードではなく がっちりと作られていることがわかる。
マップもあり、次の目的地も何をすればいいのか教えてくれるので
次どこいけばよかったっけ?で詰まることはない。

戦闘システムはというと、ランダムで曲が選ばれるので
それを演奏していき、上手く演奏ができていれば
編成しておいた仲間が攻撃する。
上手く演奏ができずHPがゼロにされれば全滅となる。
RPGモードだと基本的に叩いてはいけない爆弾マークがあるので
これだけは上手いこと避けて演奏しよう。
ちなみに、曲が全部終わっても戦闘の勝敗がつかないと引き分けとなり、
勝ったときより減りはするが経験値と お金はしっかり貰える。
ボス戦でも同様だが、ボス戦で引き分けになると扱いは負けたこととなり
再びボスのもとへ行ってキチンと勝たなければ先へ進めない。

仲間はストーリー進行で加わるキャラもいれば
戦闘で勝つと一定確率で仲間になってくれることもある。
仲間に装備の概念はないのでステータスや技を見て編成する。
基本前衛2体×後衛2体だが、サイズが1枠分とるかわりに
ステータスが非常に高い大型キャラも存在。

仲間キャラに装備は存在しないが、どんちゃんにはある。
店売りや宝箱で入手でき、装備することで特定種族の攻撃力や
HPを増やしたり、敵がアイテムを落とす確率をあげたり
仲間になる確率を増やすといった効果のあるものも。

仲間が増えていって編成をどうするか迷っても
3+1から選べる自動編成システムが搭載。
攻撃するには一定数以上のコンボを繋げないといけないのだが、
小コンボだと攻撃力は小さい代わりにコンボ数が少なくてもいい、
一発逆転だとそこそこコンボを繋げなければいけないかわりに
一撃が大きいので、そのあたりは完全に好みで。
ただ、途中でミスったら攻撃の間隔がそこそこ長い間 途切れるため、
一撃が大きいキャラを編成したほうが火力は出やすい。

時空大冒険独自のシステムは『突撃』。
画面の下にゲージがあって演奏で『良』をとったり
連打でたくさん連打しまくったり風船音符を成功させると溜まり、
最大まで溜まることで一定時間自動演奏+敵全体大ダメージ。
残りHPが少ないほど突撃ゲージが増えやすいので、
演奏に自信があれば意図的にHPを減らしてゲージを増やすプレイも。

『ドコドン!ミステリーアドベンチャー』のストーリーは
博物館に展示されていたオーパーツを魔導結社ヘキサグリアに盗まれ、
突如現れた謎の少女ティア、謎の生き物ポポカカから
それがないと世界の危機に陥ってしまうと伝えられ、
オーパーツを取り返すため世界各地を巡る旅へ出ることに。

こちらの戦闘における独自システムは『太鼓魔法』。
魔法を事前にセットしておき、画面の下にゲージがあって
演奏で『良』をとったり連打でたくさん連打しまくったり
風船音符を成功させると溜まり、ZLとZR同時押しで発動可能。
短時間オート演奏、敵全体ダメージ、攻撃力アップ、防御力アップ、
短時間ミスしても攻撃までに必要なコンボがリセットされないなど効果は様々。

太鼓の達人は太鼓音符を叩いた時の評価が『不可』『可』『良』の3つあり、
難易度は3段階あって中辛以上だと『良』以上の評価じゃなければ、
『可』以下の演奏評価を一定数重ねると敵が攻撃してくるようになる。
言い換えれば音ゲーに慣れていなければ中辛でやると
なかなか手ごたえを感じるようになる。
難易度は途中でも変えられるので自分に合わないと思ったら変えよう。

『ドコドン!ミステリーアドベンチャー』はシンボルエンカウントとなり、
LかRで かっちゃんを物理的に発射し、敵シンボルに当てると
これまた物理的に消滅させて戦闘を回避するという
実質1人で戦闘して勝利する猛者っぷりを見せる。

戦闘もやや手が加わっていて、基本的な部分は変わらないが
コスト制や前衛・中衛・後衛の概念があったりと
戦闘メンバー編成の時点で戦略性が大きく増した。

時空大冒険での仲間キャラの育成はレベル上げだけだったが
ミステリーアドベンチャーでは余った仲間キャラを合成して
レベルとは別の合成ポイントを溜めて強化できる手段もある。

ストーリーはやや駆け足に感じるものの、
それぞれのステージで見どころは描けていると思うし
敵の方もちゃんとした事情があったり魅力的なところはあるので
マップとかの規模ではミニマムな作りではあっても
描くべきところはしっかり作ってくれている。

変に奇をてらったものではなく割と王道を突っ切った感じ。
話の流れは本当にいいんだけど、どんちゃんと かっちゃんの絵面で
どことなく面白いことになっている。

ギャグも点々と入っているので子供も遊びやすい。
こういったくさそうな流れもあるので、
大きなホホッモモの人にも大丈夫。

不満点があるとすればボス戦。
上手く演奏できたら一方的に完封できてしまう都合上、
ボスは演奏ミスしたら攻撃してくる意外に
譜面へこうした視界攻撃を行ってくる。
だが、これぐらいなら右端も見えるし左側を注視していれば
どうにかなんとかなるレベルではある。
特に時空大冒険のラスボスは時空を使ったギミックもあって
ボス攻撃の演出に良い意味で驚かされる。

しかしミステリーアドベンチャーとなると譜面隠しが厳しくなる。
ただ譜面の特定位置を隠すだけじゃなく
ズラしたり目視で困難なほど素早く動かして来たりして
太鼓魔法のオート演奏じゃないと難しいところが多数。

譜面をいつもの横流れから別の流し方にしたりと、
突然変わって突然戻るので その入れ替わりのタイミングを掴めないと
勝利するのは非常に困難。特にラスボスは横と縦を入れ替える、
横から縦、縦から横へ戻るときは画面中央を跨ぐように変わり、
入れ替えと同時に視界を塞ぐ。
画面隠しや譜面入れ替えがキツすぎてストレスになってくる。

しかもボスの攻撃関係なく譜面のある場所になると
アップテンポなボス戦の曲で こんな状態になるところも。
はっきり言ってこれはやりすぎ。
画面を横から縦にされるだけでもやりにくいのに
譜面でもここまでやるとキツイ。ラスボスは難易度下げようかと思ったよ・・・。

そもそも戦闘がRPGモード用の短い曲とかじゃなく
演奏モードでも流れる普通の曲を使っての演奏なので
1回の戦闘がどうしても長い。
一応習得経験値が多めではあるけど、やっぱり長い。
メニュー画面の切り替えフェードイン・フェードアウトも遅く、
装備を変えるたびに どんちゃんの「着せ替え、完了~」という
間延びした声を聴き終わらないと画面の切り替え演出すら始まらないのもキツイ。
RPGで装備を変えるたびにそういったボイスが流れ、
流れ終わらないと画面の切り替わりが発生しないと思ったら
1回がそう長くなくとも何度もやってるとしんどく感じてしまう。
太鼓の達人専用コントローラーやフリフリ演奏では
数回戦闘しただけで疲れ切ってしまうだろう。

演奏ゲームも時空大冒険とミステリーアドベンチャーで
それぞれ収録されている曲が違うため、プレーヤビリティが行き届いていない。
仮面ライダーの曲で言えば、時空大冒険に鎧武、
ミステリーアドベンチャーにゴーストが入っているので
鎧武のあとにゴーストを演奏するぜ!と思ってもいちいちタイトル画面を経由して
タイトル選択画面から選び直さないといけない。
3DS版にあったDLCの曲は全部収録されていないため、
そういう意味でも寂しい。一応5曲追加はされているが、
有料でいいからこちらでもDLCを入れてほしい。

ミステリーアドベンチャーはキャラによって火力差が非常に大きいのに
時空大冒険にあった攻撃力を参照した自動編成システムがなくなり、
実質ランダム編成しかなくなったので変にランダム編成に任せると
フルコンボでもボスを倒しきれないことがある。
合成による育成も前提としているので、こちらも活用していかないと
これまたボスを倒しきれないことがある。
良くも悪くもRPGとしてややガチガチになった感はあるかな。

選曲は3DS版そのままなので絶妙に古さを感じはするし、
RPGモードも100点とは言い難い出来ではあるし
ボリュームもそこまであるとは言えないが
オマケモードの1つとしてちょっとずつ遊ぶ分には悪くないかな。
RPGモードの戦闘で流れる曲はステージによって決まっているので
知らない曲が流れることがあるんだけど、
それは言い換えれば知らない曲に興味を持つ機会が増えるということでもある。

一気にやろうとすると単調さは間違いなく感じるが、
パーティゲーム系のモードが豊富な
『太鼓の達人 Nintendo Switchば~じょん!』と比べると
1人用向けには作られているので、
1人か多人数か、どっちで遊ぶことが多いかで考えて購入を決めるといいかな。
一番大事なのは選曲だけど、そこは公式サイトを見てね!