
こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今回は、当時小学生だった息子の「かんしゃくが起こるまでの感情移行」について。
多動な子供自身も、本当に苦しんでいるのだな、ということがわかります。
● 僕がかんしゃくを起こすまでに思うこと。
担任の先生の観察から
あれだけわちゃわちゃしていた1年生の子供たちも、夏休みが終わり、2学期が始まる頃には、どの学校でも落ち着き始めますね。
定型発達でも心の成長がゆっくりな子や、もともと「元気な」子など、「立ち歩きや落ち着きのなさが目立つけど発達障害ではない」子供たちは、大体2学期頃には座れる時間が長くなってきます。
しかし当時小学校低学年の息子は相変わらずで、そのうえかんしゃくをクラスの中で幾度も爆発させ、自傷を繰り返していました。
そこで、その状態を詳しく知るために、主治医から「担任の先生に、立ち歩いている様子やかんしゃくを起こすまでを、細かに観察してもらってください」いう要望がありました。
特に「表情や目つきの変化」に注目して、とのことでした。
ただでさえ息子のかんしゃくに付き合い、その他にもいる落ち着きのない子供たちを取りまとめ、授業を遅滞なく進ませなければいけない担任の先生に、とても申し出にくいお願いでしたが、担任の先生は快く引き受けてくれました。
息子にとても理解のある担任の先生で、今でも年賀状のやり取りをしています。
この観察記録は、私も息子の「学校」という外の顔を知る、非常に良い機会となりました。

かんしゃくを起こすまで
以下、担任の先生の記述です。
1. 始めは友達とわーわー楽しそうにしているが、授業が始まり、みんな席に着き、静かにノートをとり始めると、後ろの邪魔にならない所へ移動し、うろうろし始める。
みんなの視界に入って邪魔にならないようにしよう、という彼なりの配慮に見える。
表情は普通。
2. ドアを蹴ったり、物を投げはじめ、「やめようね」と言う先生と追いかけっこになる。
笑ってはいるが、表情は引きつっている。苦笑いのような、苦しそうな笑顔。
3. そこから突然プツンと顔が険しくなって、暴れ出す。
今まで楽しく遊んでいたのに、お友達は授業が始まると座って静かになる。
本当は自分も皆と同じように座って勉強したいのに、どうしても落ち着くことができない。
そういった焦りや自己嫌悪の気持ちが苛立ちに変わり、物に当たる行為になるのではないか、という担任の先生の見解でした。
多動な息子の気持ちは
今度は息子本人に、どうしてドアを蹴ったりするのかと聞いてみましたが、当時は「できないんだもん!」の一点張りでした。
数日たって気持ちが落ち着いている時を見計らって改めて聞くと、
と涙を流していました。
集中したいのに、できない。多動を自分自身、止めることができない。本当はあの机に座っていたいのに…!
切ないですね。私達は多分、永遠にその辛さを体験することはできません。この子たちの胸中を大まかに察することはできても。
病院でこの観察記録の内容を主治医に話すと、「じゃあね、カードを作ってみましょう」と提案されました。

イエローカードとレッドカード
「サッカーであるだろう?イエローカードとレッドカード。黄色いカードは、イライラしてきたなー、って時。赤いカードはもうだめだ!って時。その都度先生や相手に見せるんだよ」
お医者さんはそう言って、詳しいカードの作り方を教えてくれました。
まず、赤い紙と黄色い紙を用意します。
黄色い紙には、イライラしてきた時に、赤い紙にはもうかんしゃく起こしちゃう!って時に、それぞれその気持ちを伝える言葉を書いておきます。
ラミネート加工してくれるお店で、そのカードをラミネート加工してもらいます。
紐のついた入れ物にカードを入れて、必要な場面ですぐに取り出せるように、常に首からぶら下げておきます。
要するに、自分の気持ちを上手く表現できないからかんしゃくになってしまうんだよね?だからこのカードで自分の気持ちを相手に教えてあげよう。カードの中の言葉は、ママと相談して考えるんだよ?
まとめ
手法としては以前から知っていたものの、何となく「息子には効果がないだろう」と思っていたため、着手したことがなかった方法です。
しかし、「実際に」学校という現場で試したことはなかったので、「もしかしたら」効果があるかもしれません。
そこで私と息子は「イエローカード・レッドカード」という新たな手法を試みてみることにしました。
次回、このカードの効果を書いていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。