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【発達障害・基本のき・6】 注意欠陥・多動性障害・4 「混合型」とは

緑色の背景に階段をあがる男の子の足と光

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。

 

近年、世間に広く認知されるようになった「発達障害」。

しかし、誤った知識や噂ばかりに頭でっかちになって、障害に困っている子供たちを簡単に傷つける発言を繰り返す大人も(もちろん子供も)とても多い。

 

そこで簡潔に分かりやすく「発達障害」についてお話していく「発達障害・基本のき」シリーズでは、発達障害の正しい知識を皆様にお伝えしていきたいと思います。

 

今回は「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」の3つのタイプのひとつ、「混合型」についてお話したいと思います。

 

● 注意力の欠如も多動も衝動性も全部網羅!毎日何かしらの問題がある「混合型」の特徴を見てみよう。

 

 

不注意も多動も衝動性も

 

ADHD(注意欠陥・多動性障害)には「不注意優勢型」「多動・衝動優勢型」というタイプがあります。

 

まずは「不注意優勢型」。「不注意」には以下9つの症状があります。

 

1.不注意な間違いが多い

2.活動中の注意を持続できない

3.話しかけても上の空(のように見える)

4.気が散りやすい

5.必要なものをよく紛失する

6.課題をやり遂げることができない

7.日々何かを忘れやすい

8.一連の作業を順序立ててやることが難しい

9.精神的努力を続けなければならない作業が困難

 

これらの症状の6つ以上(17歳以上は5つ)が長期的に続いている場合は「ADHDの不注意」である可能性が高いです。

 

うさぎのアイコン





「不注意優勢型」の詳しい症状については、この記事を見てね!

 

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そして、「多動・衝動性」には以下9つの症状があります。

 

1.手足を動かすことが多い

2.離席が多い

3.走り回る・高所へ登りたがる

4.静かに遊べない

5.じっとすることができない

6.多弁である

7.他人の会話を横取りする

8.順番が待てないことが多い

9.他人の妨害をしてしまう

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





「多動・衝動優勢型」の詳しい症状については、この記事を参考にしてね!

 

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これらの症状の6つ以上(17歳以上は5つ)が長期的(6ヶ月以上)に続いていて、年齢的な発達水準に不相応であり、且つ社会的・学業的活動に直接的に悪影響を及ぼしている場合は、「ADHDの多動・衝動優勢型」である可能性が高いです。

 

「混合型」は、「不注意優勢型」の症状6つ以上と、かつの「多動・衝動優勢型」の症状6つ以上を共に満たしているタイプとなります。

 

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僕はこの「混合型」なんだよ。

 

20代前半まではココロを重視してあげて

 

注意欠陥・多動性障害の子は、20代前半まで「自らの命を放棄しようと」具体的な計画を立てたりする率が非常に高いことが危惧されています。

近年の児童精神科医はまず、この危険性を最重視します。

 

知的障害や学習障害(LD)がなくとも、情緒の不安定さ、集中力の欠如などで学業あるいは仕事の成績が著しく低迷してしまうことも多く、そういった自信の欠如から更に情緒不安定に拍車をかけることがままあることも。

 

実際息子もそうでした。

小学校2年生で「自分なんていなくなってしまえばいいんだ」と自傷行為を繰り返していました。

 

常に叱咤批難を浴びて毎日を過ごさなければならないこの子たちには、何よりも「ココロの安定」が最優先。

 

3年生の段階では、毎日学校に登校していたものの、授業は1日に1回出られるかどうか、という感じの毎日を過ごしていた息子。

本人は授業に出席したいのですが、担任の叱咤と批難で「教室にいられない雰囲気になっていた」ようでした。

 

うつむく男の子

 

周囲の協力を仰ぐように努力する

 

どうしても多動や衝動性が抑えられず、そんな息子に感化されてしまう子たち(グレーゾーンの子たち)もいたので、元凶(息子)を締め出してしまえばどうにかなると思っていたふしのある先生でした。

 

一理はあるのですが、それが全てではない。

ですが、ココロに余裕がない先生だったのでしょうね。

この頃は発達障害に無理解な先生の方が大多数でしたし、モンスターペアレントや学級崩壊などという言葉が大手を振っていた時期でしたから。

 

そんなわけで息子はこの頃、毎日職員室で先生のプリント印刷を手伝ったり、理科の先生について行って、上級生の理科実験のお手伝いをしたり(理科好きな子でした)、校長先生と校庭で植物の観察をしたりして過ごしていました。

理科の先生や校長先生は理解を示してくれる先生でしたから。

 

私は毎日学校へ出向き、障害に理解のある他の先生の協力を得られるように情報を共有したり、感謝の意を伝えたり、主治医との対策をまとめて書類を作って渡したり…ということに力を注ぐようにしていました。

 

本当の意味での「教育」がしたかった

 

学校の「先生方」という集団の中においても、発達障害に理解を示して「この子をどう支えたら最善か」を模索してくれる先生もいらっしゃれば、軍隊の指揮官のように「黙って私の言うことを聞く子でなければ要らない!」という先生もいらっしゃいます。

 

そんな先生とバトルをする方法、登校をしないという方法も勿論ありましたが、それは得策ではない。

 

それより、息子の「勉強したいけど衝動を抑えられない。それが苦しい。辛いよ」というココロに理解を示してくれる何人かの先生の協力を得ながら、息子なりの「学校生活を支えていく」方が、時間はとてもかかりますが「本当の意味での教育」(人間性を育てる、という教育)ができるのではないか。

当時の私はそう思っていました。

 

手をつなぐイメージ

 

授業にほぼ出ないので、全ての教科の学力は一気に下がってしまったのですが、主治医は、

「学力なんて1、2年遅れても取り戻せますよ。しかし折れてしまったココロは、取り戻すことができなくなることもある(二次障害で別の精神疾患を患ったりすることもある)。僕たち児童精神科医は、この子たちのココロが最優先です。学力最優先、判で押したようなイイ子たちを輩出することに躍起になる学校とは正反対の立場にあるんです。(カウンセラーである)あなたもそうでしょう?」

そう笑って話してくれました。

何だか憑き物が落ちたような、すっきりした気持ちになれたことを覚えています。

 

それでも空を見上げて

 

自傷他害、かんしゃく、暴言。多動、衝動、不注意で周りから批難され続ける日々。

そんな渦中にいるときは、どうしたらいいのかもう訳が分からなくなって「こっちが消えてしまいたいよ!」と思ってしまいます。

 

でもどうか、忘れないで。理解しようとする私達がここにいます。

 

学力が低迷しても。学校に行けない日があっても。

大切なのはその身体の中心にある「ココロ」。

その葛藤や苦しみがいつか誰かを思いやるきっかけになったり、困っている誰かに手を差し伸べる勇気になったりする。

 

そう信じて、今は空を見上げながら立ち上がって下さい。

それができたら、「発達障害児の育児は成功」なのですから。

 

まとめ

 

今回は注意欠陥・多動性障害の3つのタイプのひとつ「混合型」についてお話しました。

 

このシリーズを通して毎回念を押しますが、疾患名は、十分な観察と過去の経緯、脳波、知能検査等、様々な視点から考慮して初めて専門の医師がつけるもの。

スクールカウンセラーや保育士が「そうだ」と言っても、単なる気質だったり、ゆっくりと発達する子であるだけかもしれません。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





「ADHD」という疾患名はあくまで専門医ががつけるもの、ということを忘れないでね!

 

この記事がADHDの「混合型」のひとつの判断基準の参考になっていただけたら幸いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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