今週のお題「夏休みの宿題」

*** 2025年8月更新 ***
こんにちは。ココです。
注意欠如多動症(ADHD)で自閉スペクトラム症な息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今回は、はてなブログお題「夏休みの宿題」。
ドリルや感想文、観察日記に自由研究。たくさんの課題を集中力が続かない息子に、小学生の頃はどうやってやらせていたの?というお話。
増える宿題・増えない集中力
当時5年生だった息子。夏休みの宿題は、年々増えていくばかりでした。
コロナ休校期間は夏休みか?!と思うほどの分量が春休みに出ていましたね。さすが高学年…。復習の量が半端じゃないな、と思ったのを覚えています。
息子は公立小学校なので課題で机が埋まる…!ということはありませんでしたが、持ち帰ってくるワークブックは毎年2.5倍ずつ増えていました。
その他に夏休みには植物の観察日記、絵日記、感想文や自由研究など、時間と根気のいる(集中力ゼロの息子にとって)課題が割とあります。

この頃は春休みや冬休みでも感想文やお習字、家庭新聞や本の紹介記事など、時間がかかる課題が出るようになっていました。高学年になったからでしょうか…。
しかし最近は夏休みの宿題そのものがない、という小学校も出てきたようですね。
ゆとり教育をしてみたり、それで学力がズドン!と落ちたのでまたキュキューッ!と引き締めたり。
中学受験が白熱化、不登校児の急増が社会問題化してきて、また「ゆとり」のような教育に戻ろうとしているのかもしれません。
数年ごとにまるで違う価値観で教育方針が変更されていく子ども達。それに準じる発達障害児もその親も、本当に大変ですよね…。

「ゆとり」が必要なのは、むしろ親の方ではないかな、と思うのです。そばにいる、話をする。その親のココロと時間が、子ども達には必要なのです。
さて、息子の小学校時代を振り返れば、苦戦したのは感想文と絵日記、自由研究でした。理科系の興味が旺盛なので実験は大好き!なのですが。
文章が、書けないのです。
この当時はまだはっきりとは判明していませんでしたが、後になって軽度の書字困難があることが分かったので、それが大きな要因の一部ですね。
そのため3、4文字書き始めただけで「あー、もう書けない!できないっ!うわーっっ!!!」と鉛筆をバキッと折り、紙をびりびりに破り、壁を蹴りつけ、扇風機をぶっ倒し…。
ということをよく家庭内でやっておりました。

そして扇風機の本体が割れたりしていたよ。…動くけどね。
本体割れても動くって、日本製品ってすごい優秀!…って話じゃなくって…。
「宿題とりくみ表」の作成
そこで、このかんしゃく大魔神にいかにして学校の課題をかんしゃく少なめにやらせるか。と考えて、こんなポイント表を作りました。

シンプルに、少なめにすることがポイント。盛り込み過ぎると、表を見ただけで気持ちが萎えてしまいます。

「夏のドリル」は国語と算数の2つを終了したら1つご褒美。
「作文」は苦手なので1つ終わったら1つご褒美。と、本人が苦心する分野は、ご褒美をもらえるまでのハードルを低く設定します。

お手伝いポイント表も作っていました。

「お手伝い」は学校で「お手伝い」の課題があったことと、小さな自立のきっかけを促すために作成しました。
この時のお手伝いは「家族の靴を揃える」でした。
30回も長続きさせるにはハードルをずっと下げて、夏休み以降も「癖」として日常的にできるようになったらいいな、と思うものを選択。
ここで癖付けできたら一石二鳥?!ですね。

ちなみにこの表は僕が小学校3年生の夏休みにママが作ったものなんだけど、高校生になった今でも靴を揃える癖は健在だよ!
とりくみ表の活用の仕方
このポイント表、発達障害のお子さんを持つママは、本やネットで似たようなものを見たことがあるかもしれませんね。
課題をクリアしたら1つシールを貼る。表がシールで全て埋まったら、何かしらのご褒美があるという設定です。
心理学では「報酬」または「強化子」とも言いますね。これはトークンエコノミー法という行動療法で、療育場面でもよく用いられる方法です。
ご褒美は高価なものではなく(後々どんどん値段が釣り上がってくるので)、例えば好きなDVDを借りられる、サーティワンでどれでも好きなアイスクリームを買える、など。
高学年ならゲームを30分延長できる、という設定でも有り。
息子も始めは1800円もする水鉄砲を欲しがったり、9800円のレゴブロックを要望したりしていましたが、最初が肝心!ご褒美はよ~く考えて決めてくださいね。
ご褒美を検討する
さらっと買ってあげられるような金額で(当初の私の希望額は300円でした)、息子が「うん、それでいい!」と納得してくれそうな物…。
散々考えました。
結果、恐竜とレゴブロックが好きな彼の嗜好に合致しそうな「ほねほねザウルス」という食玩で交渉してみました。

え?!ほねほねザウルス?!うん、それでいい!あれって蓄光とかの種類もあるんだって!いいなあ!
商談成立。当時は200円ほどでスーパーにて入手できましたが、調べてみたら現在は250円ほどのようです。
「ほねほねザウルス」は割と人気で「かいけつゾロリ」みたいな読み物としての本もありますね。小学校の図書室にもよく置いてありました。
このほねほねザウルスは小さいですが、プラスチックのパーツを取り外して組み立てる、簡単なプラモデルです。
3年生にはちゃんとしたプラモデルだと細かくて難しいでしょうが、これなら15分程度で、親の手も借りずに自力で組み立てることができます。
15分。この程度の時間が、癇癪を起こさずに完成させる達成感を与えてくれます。
さらに、キンキラに光り輝くパーツがあったり、蓄光があったり、シリーズを集めてそれらを合体させることもできるようです。
100円ショップのおもちゃよりもはるかに頑丈だし、関節部分が動かせたり、食玩にしては結構よくできていると思いました。
女の子だったらビーズやシール、ヘアゴムでもいいかもしれませんね。
取り組み表で「意識」が変わる!
結果。ほねほねザウルスをたくさんゲットしたいがため、全ての課題を夏休み中に終えることができました。
表を作る手間はありましたが、思った以上に成果があったポイント表。
表を作るのが面倒なら、漢字練習帳の1ページを破って使ってもいいかもしれません。漢字の枠線がシール表にちょうどいい感じですよ。(枠の大きい1年生用のがおすすめです!)
長期休暇の宿題でなくとも、毎日の宿題とりくみに活用したり、学校に元気で行けた日、給食当番がちゃんとできた日、などでもいいかもしれませんね。
ポイントはハードルをどーんと下げること!
単純にたまっていくシールを見るのはワクワクするようなので、小さな会話のきっかけをつかむための利用もアリだと思います。

高学年になったらどんなご褒美にしようかとママは悩んでいたみたいだけど、5年生になったら「課題を全部終える」ことが当然という意識に変わっていったので、取り組み表がなくてもちゃんと全部終えることができるようになったよ!
この「意識の変化」には親の方がびっくりしましたが、毎年計画的に課題を終わらせる、という習慣づけを何年も繰り返したことで、彼の意識が成長したのかもしれませんね。
もちろん、自分で全部計画的に課題を割り振りはできないので、私が「今日はドリルのココとココ。読書感想文の前半1枚目。1行日記3日分」などと彼のその日の体調と機嫌を見計らいながらノルマを与えていました。
そういった「課題への取り組み配分の手助け」は高校生になった今でも必要としています。
彼にはこの部分が、多分今後もずっと手助けが必要な領域かもしれません。

まとめ
注意欠如多動症(ADHD)で自閉スペクトラム症の息子にとって、今現在より先を見据えて計画を立てることは不可能に近い作業。
手助けが必要ではありますが、「あ、やらなくちゃな」という意識がついただけでも、課題に対するストレスが違ってくるのではないかと思います。
意識が持てたなら、計画を立てることが困難だということを伝えて、誰かにその部分をサポートしてもらおうと自分で働きかけることもできます。
できない部分をサポートしてもらえば、ちゃんとタスクは完了できる。
その事実だけは小学生のうちから知っていて欲しいな。そう思うのです。
今日ははてなブログお題「夏休みの宿題」。過去記事をリライトしての「効果的な宿題対策」のお話でした。
これは小学校の定型発達児にも有効なので、お、いいかも!と思ったら是非トライしてみてくださいね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
