
こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日は不思議体験のあまりない私の、ちょっと不思議なお話を。
亡くなった父の夢
私の父は、私が学生時代に亡くなりました。
亡くなって数ヵ月したある日。夢に父が出てきました。
「お父さんは出張に行ってくるから、お母さんを頼むね」
自分の部屋で勉強していた私に、父がそう言っている夢でした。
それから7年。現在の夫と出会い、私たちは2階のあるメゾネットタイプのアパートで一緒に暮らしていました。
当時彼は転職活動中。まだ付き合って日が浅かった時期に、雪国への転勤命令が出ていたのですが、彼は「この子との遠距離恋愛は難しい…」と思い、転勤を蹴って辞職。
一時期身体を壊したせいで薄給の部署に配属が変わっていた彼は、自活ができず、借金をしながら暮らしていたこともあって、「いつか辞めようと思ってたいた」のだそう。
辞めて、実家に戻ろう。そう思っていた矢先に出会った私達。
私は借金があるのだということを聞かされて、「それなら一緒に暮らした方が返済が早まる」と言って、ちょっと郊外のメゾネットを新しく借りました。
便利な中心街で、狭くて高い賃貸料のワンルーム2ヶ所でそれぞれ住むのをやめて、郊外だけど安くて広いアパート1ヶ所でまとめて(一緒に)暮らしながら返済していこう。そう提案したのです。
しかし時代はまだ就職氷河期の影響があって、なかなか思ったような転職先が見つからず…。彼の転職活動もかれこれ1年が経過しようとしていました。

1年ほど、私の給料と貯金で生活していました。この頃は洋服も買わなかったし、ご飯も豆腐やスーパーの夜の半額セールものばかりでしたが、そんな生活も若かったのでそれなりにエンジョイしてましたね(笑)。
階段をのぼる足音
そんなある日のことです。
風邪を引いて微熱が出ていたので、彼と別々の部屋で寝ていた私。夜中にうとうとしていると、階段を上ってくる足音が聞こえてきました。
おうちに階段がある方なら分かるかもしれませんが、「階段を上る足音」って、その人独特の音なんですよね。家族なら「誰が階段を上ってきたか」がすぐに分かります。
その足音が、なんと「亡くなった父の足音」だったのです。
私はびっくりして耳をそばだてました。足音は階段を上りきって、私の寝ている部屋の前で止まります。
ドアに背を向けて寝ていた私は、ちょっと怖いような気がしましたが、「お父さん…?」と言ってドアの方に身体を向けました。
ドアにはもちろん、誰もいません。季節が良かったのでドアを開け放していた部屋からは、向こうの部屋で寝ている彼が見えます。
隣のお部屋の足音が響いてきたのかな…。そう思い直して、私はまたお布団にもぐり込みました。
すると今度は、トントン…と階段を下りる音がしました。やはり父の足音です。
その足音は玄関のドアを開け…。そしてまた静寂が訪れました。
「続き」の夢
その夜、私はまた夢を見ました。
その夢は7年前の夢の続きらしく、「あの長い出張から父が帰ってくる」という設定でした。
おうちの裏玄関では母と彼が一緒にいます。
「お母さん、僕は何て話したらいいんでしょうかね?」と彼は緊張気味に話しています。どうやら、父と彼はこの日初めて会うようです。
私は少し先で止まったタクシーから降りてくる父を「おかえりなさーい!」と迎えに走り出します。
父は両手に抱えきれないほどのお土産の箱を持って、極上の笑みを浮かべながら歩いてきます。
そんな夢でした。

内定が決まった
その朝は微熱が下がり、私は会社へ出社しました。その後帰宅すると、彼が不安そうな顔で私を迎えました。
「あのね、1社すごく条件のいい会社から内定やっともらったんだ。だけど条件があって…」
条件とは、以前会社の転勤を蹴った、同じ県への「転勤」でした。また同じあの雪国です。
実はこの会社での選考は既に落ちていた彼だったのですが、面接官の数人が彼の「真面目で礼儀正しく温厚そうな」人柄をひどく気に入って、「B支店でよければ採用したい」と連絡をしてきたのだそうです。
「今回募集したA支店は、A市出身の人が有利だったから君は落ちちゃったけど、私は君の人柄がとても気に入ってね。B支店は事業拡大することになって、2人これから募集をかける予定なんだ。そこに転勤でよければ、是非君を採用したい」とのことだったそうです。
条件もよく、この就職難では今後活動してもこの会社のようなところはもう望めそうもないから、ここに就職したいと思っている、とのこと。
面接官は今付き合っている女性と結婚する気があるのなら、転勤前に籍を入れてくれれば妻帯者用の広い住居の手当てが出せるから、この際籍を入れて一緒に転勤したらどうか?という話も出たのだそうです。
夢に出てきた父は、きっとこのことを言いたかったのかもしれない…。
寒い所が大嫌いで、今の仕事が充実していた毎日でしたが。
「一緒に行きなさい、ってことだったのかな…」
私は彼と一緒に新しい地で生活をスタートさせよう。そう決意したのでした。
まとめ
たまたま、と言えばそれまでのことですが。私にとって父の夢は、私の人生の選択肢を大きく左右する決断をさせたのでした。
不思議と言えるのかどうかも分かりませんが、そんな夢があって現在の日常があります。
予想だにしていなかった発達障害児育児がもれなくついてきた人生となりましたが(笑)、きっと今「別の人生を歩めるよ。どうする?」というチャンスがあっても、同じ家族を選ぶと思います。

色々あったし、今も色々あるけど、それなりの「幸せ」だって感じることができるもんね、結果オーライってことかな~?
不思議なような、そうでもないような、「続きのある夢」。お楽しみいただけたでしょうか?
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。