
** 2026年3月更新 **
こんにちは。ココです。
注意欠如多動症(ADHD)で自閉スペクトラム症な息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今回は「発達障害の診断でどうして脳波検査??」と疑問に思った方に、息子が脳波検査を受けることになった経緯を書いていきたいと思います。
熱性けいれんを数度起こしていた息子
息子は乳幼児期、何度か熱性けいれんを起こしていました。
小児科からはダイアップ(けいれん止めの座薬)を処方されていて、私のバックには常にその座薬が入っていました。
その頃、小児科の先生に言われていたのは「1日に2回けいれんを起こしたら救急車を呼んで下さい」ということでした。

実際その日のうちに2回けいれんを起こしたことがあって、救急車で運ばれて数日入院したこともあるんだよ。

熱性痙攣(けいれん)とは
ここでちょっと熱性けいれんの捕捉説明を。
熱性けいれんとは、生後6ヶ月~6歳頃までの子供にみられる、急激な発熱をきっかけに意識障害やけいれんが起こる一時的な発作です。
多くは38℃以上の発熱に伴って起こりますが、「体温が急に上がること」が引き金になるため、測った時点で38℃未満の場合もあります。

熱性けいれんについてはこちらのサイト!
一度熱性けいれんを起こした子どものうち、約半数の子どもがまた熱性けいれんを経験すると言われています。
しかし成長と共に落ち着いてきて、小学校入学までには、ほとんどの子どもは熱性けいれんを起こさなくなります。
息子も幼稚園に入園してからは落ち着きましたが、小学校1年生で再び起こし、入院しました。
それ以降はもう熱性けいれんを起こすことはなく、今は完全に落ち着いています。
ちなみに日本では約8%の子どもが熱性けいれんを起こすそうです。
育児支援施設でほかの保護者の方と話していると、「うちもやったよ!」という声をよく聞いていたので、決して珍しい発作ではないのですが。
熱性けいれんは、脳の未熟性と急激な体温上昇が引き金になって、一時的にけいれんを起こすものだとされています。
これはその状態を見た人にしか分からないと思いますが、かなり怖いです。
息子の場合は急にくらり…と脱力したかと思うと、手足をガクガクガクッ!と震わせ始めていました。
目は見開いたまま宙を見つめ、全身の血の気が引いて、まるで命が遠のいていくのではないかというように、どんどん青白くなっていきます(チアノーゼ)。
通常2、3分で収まりますが、本当に我が子がこのまま天国へ行ってしまうのではないかという恐怖で、一番最初のけいれん時は気が狂ったように息子の名前を泣き叫んでいた私でした。

熱性けいれん時の対応
それから幾度か熱性けいれんを体験し、回数を重ねるうちに私自身も落ち着いて対応できるようになっていきました。
発達障害のあるお子さんには、熱性けいれんが起こりやすいと言われています。
もし発作が起きたときにはどう対応すればよいのかを説明しますね。
頭の片隅にでも記憶してもらえたらいいかな、と思います。
まず、子供の顔は横に向けて嘔吐物が喉に詰まらないようにします。
そして基本的には揺さぶったりせず、落ち着いて様子を見ることが大切です。
観察するポイントは次の2つです。
* 左右のけいれんのばらつきがないか(右半分だけ、とか)
* 何分間のけいれんだったか(時計でしっかり確認します)
これらは、発作後に病院で必ず聞かれる内容です。
左右非対称のけいれんや、長時間続くけいれんは、単なる「発熱によるけいれん」ではなく、脳の神経の異常が関係している可能性があるためです。

けいれんが収まると、しばらくぼーっとした状態になる子が多いそうですが、息子の場合は1分半ほどのけいれんのあと、そのまますうっ、と眠りに落ちていました。
14年経った今でも、思い出すと胸がざわめきます。そのくらいショックな映像として、その時の息子の顔は脳裏に焼き付いていますね。
病院で脳波検査を提案される
さて、発達外来の専門医に通い始めてから半年ほど経った頃のことです。
当時の主治医から「そろそろ検査をしてみましょうか」という提案がありました。

初めて専門医に行った時の記事はこちら!
それまでWISCなどの検査は一度も受けたことがなく、息子にとってはこれが初めての「検査」でした。
そのとき主治医から言われた検査は「脳波検査」でした。

脳波検査は、いつも診察してくれる主治医ではなく、臨床検査技師という専門のスタッフが担当します。
これまで検査らしい検査を受けてこなかったのは、発達外来の予約が常にいっぱいで、脳波検査の枠も同じように埋まっていたからかもしれません。
そんな状況のなか、息子が初めて「数値として見える検査」を受けることになったのが、この脳波検査でした。
もちろん、発達障害のお子さん全員が脳波検査を受けるわけではありません。
息子の場合は、これまでに数回の熱性けいれんを起こしていたため、まずは脳の状態を確認する目的で、脳波検査から始めることになったのです。
てんかんにも発達障害に似た特徴がある
脳波検査は、主に「てんかん」「睡眠障害」「意識障害」「認知症」など、脳の働きに関わる病気を見つけるために行われる検査です。
てんかんにもさまざまなタイプがありますが、その一部には「物への強いこだわり」「些細なことで怒りやすい、刺激に反応しやすい」(易刺激性)など、発達障害の特性とよく似た行動がみられることがあります。
また、てんかんを持つお子さんの中には、発達の遅れが確認されるケースもあります。
てんかんのある方を何人か知っていたこともあり、「脳波検査=てんかんの検査」というイメージが即座に頭の中で結びついてしまい、私はショックと混乱で胸がいっぱいになりました。
当時の私は、てんかんをとても重大な疾患だと感じていたからです。

そういえば熱性けいれんの約3~5%がてんかんに移行するんだっけ。
まさか息子にてんかんの可能性が…?
検査を前に、私の頭の中は一瞬で真っ白になってしまいました。
まとめ
そんな不安を抱えながらも1ヶ月後、息子は病院で脳波検査を受けました。
多動がきっかけで通い始めた発達外来で、まさか「てんかんの可能性」に向き合うことになるとは思ってもいませんでした。
結果的には、息子にてんかんはないだろう、ということになったのですが。
それにしても、以前からてんかんの一部には発達障害に似た特徴があることは知っていたものの、息子にもその可能性があるかもしれない、ということで、脳波検査にまで発展していくとは思ってもいませんでした。
今まで「何となく」知っていたその知識が、あの時は急に自分ごととして迫ってきて、必死に深掘りして調べた一件でした。
発達障害と似た特徴が出てくる疾患は、他にもたくさんあります。
すべてを検査で網羅できるわけではありませんが、「発達障害とは別の疾患が隠れている可能性もある」ということは、頭の隅に情報としてとどめておきたいですね。
実際の脳波検査の様子は改めて記事にしたいと思います。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

いつも読んでくださっている皆さんへ。
これまで週2回(火曜・金曜)で更新してきましたが、息子が「自分のことを書いてもいいよ。それで誰かが助かるなら」と言ってくれた気持ちを大切にしながら書いていくためにも、少しペースを整えることにしました。
しばらくは「週1回(火曜日)」の更新に切り替えます。
息子の経験が、どこかで誰かの光になるなら——。
そんな思いを胸に、これからも丁寧に書いていきます。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
