Willie Moore was a king, his age twenty-one
He courted a damsel fair
Her eyes were as bright as the stars in the night
And wavy black was her hair
ウィリー・ムーアは王者の風格、年のころは二十一
彼はうるわしいおとめに求婚した
彼女の瞳は夜空の星のように輝き
彼女の髪は波打つ黒髪だった
He courted her, both night and day
Do marry, they did agree
But when he came to get her parents’ consent
They said that could never be
ウィリーは彼女に求婚した、夜となく昼となく
二人は結婚することを共に誓い合った
なのに彼が彼女の両親の許しを得ようと訪ねると
両親はそれを決して許さなかった
She threw herself in Willie Moore’s arms
As oft time had done before
But little did he think when they parted that night
Sweet Annie he would see no more
彼女はウィリー・ムーアの腕に身を投げ出した
これまでもしばしばそうしてきたように
彼は少しも考えなかった、その夜二人が別れた時に
優しいアニーに二度と会えなくなるとは
It was about the tenth of May
A time I remember well
That very same night her body disappeared
In a way that no one could tell
それは五月十日のことだった
その時をわたしはよく覚えている
まさにその夜、彼女の姿が消えた
誰にもわからない方法で
Sweet Annie was loved, both far and near
Had friends all around
And in a little brook, before the cottage door
The body of sweet Anne drowned
優しいアニーは誰からも愛されて
いつも友人たちに取り囲まれていた
小川の中、田舎家のドアの目の前に
優しいアニーの溺死体があったのだった
She was taken by her weeping friends
And carried to her parents' room
And there she was dressed in a gown of snowy white
And laid in a lonely tomb
彼女はすすり泣く友人たちにひき上げられ
両親の部屋へと運び込まれた
彼女は雪のように白い衣で装われて
ひとり寂しく墓穴に入れられた
Her parents now are left alone
One mourns and the other weeped
And on a little brook beside the cottage door
The body of sweet Anne still sleeps
今や彼女の両親だけが取り残され
ひとりは嘆き、ひとりは悲しむ
小川のほとり、田舎家のドアのそば
今も優しいアニーが眠っている
text & tune: アメリカ民謡
アパラチア版ロミオとジュリエットにも擬される悲恋の歌。人気の高い曲で、ジョーン・バエズやドク・ワトソンによる歌唱もある。
「王者の風格」と歌われタイトルロールとなっているウィリー・ムーアだが、歌の内容は彼自身のことよりもその想い人であるアニー(アン)の悲劇的な決断とその結果がメインとなっている。ウィリー・ムーアが別の土地で傷心のあまり死亡しているという歌詞、また歌の作者のイニシャルはJ.R.D(またはG)であるという歌詞が追加されることもある。
両親の否認からヒロインの身投げまであまりにも早すぎる、また駆け落ちなどほかの選択肢はなかったのかという気がしなくもないが、親の子に対する行き過ぎた保護と干渉を戒めたものでもあろうか。一人娘を手放すことを拒み、花婿として申し分のないはずの若者の求婚をはねつけた両親は、その頑なさゆえに娘の死を招き、その恋人であった若者も死に至り、自身らも孤独な老後を迎える。
ははーんさてはウィリーがアニーを殺害したんだなと思ったらそんなことはなかった。(もっとも、そうであるとする考察もある)
詳しい来歴は不詳。もっとも初期の録音記録は、1927年のBurnett & Rutherfordによるもの。
収録アルバム:Bowling Green and Other Folk Songs from the Southern Mountains
Do marry, they did agree
But when he came to get her parents’ consent
They said that could never be
ウィリーは彼女に求婚した、夜となく昼となく
二人は結婚することを共に誓い合った
なのに彼が彼女の両親の許しを得ようと訪ねると
両親はそれを決して許さなかった
She threw herself in Willie Moore’s arms
As oft time had done before
But little did he think when they parted that night
Sweet Annie he would see no more
彼女はウィリー・ムーアの腕に身を投げ出した
これまでもしばしばそうしてきたように
彼は少しも考えなかった、その夜二人が別れた時に
優しいアニーに二度と会えなくなるとは
It was about the tenth of May
A time I remember well
That very same night her body disappeared
In a way that no one could tell
それは五月十日のことだった
その時をわたしはよく覚えている
まさにその夜、彼女の姿が消えた
誰にもわからない方法で
Sweet Annie was loved, both far and near
Had friends all around
And in a little brook, before the cottage door
The body of sweet Anne drowned
優しいアニーは誰からも愛されて
いつも友人たちに取り囲まれていた
小川の中、田舎家のドアの目の前に
優しいアニーの溺死体があったのだった
She was taken by her weeping friends
And carried to her parents' room
And there she was dressed in a gown of snowy white
And laid in a lonely tomb
彼女はすすり泣く友人たちにひき上げられ
両親の部屋へと運び込まれた
彼女は雪のように白い衣で装われて
ひとり寂しく墓穴に入れられた
Her parents now are left alone
One mourns and the other weeped
And on a little brook beside the cottage door
The body of sweet Anne still sleeps
今や彼女の両親だけが取り残され
ひとりは嘆き、ひとりは悲しむ
小川のほとり、田舎家のドアのそば
今も優しいアニーが眠っている
text & tune: アメリカ民謡
アパラチア版ロミオとジュリエットにも擬される悲恋の歌。人気の高い曲で、ジョーン・バエズやドク・ワトソンによる歌唱もある。
「王者の風格」と歌われタイトルロールとなっているウィリー・ムーアだが、歌の内容は彼自身のことよりもその想い人であるアニー(アン)の悲劇的な決断とその結果がメインとなっている。ウィリー・ムーアが別の土地で傷心のあまり死亡しているという歌詞、また歌の作者のイニシャルはJ.R.D(またはG)であるという歌詞が追加されることもある。
両親の否認からヒロインの身投げまであまりにも早すぎる、また駆け落ちなどほかの選択肢はなかったのかという気がしなくもないが、親の子に対する行き過ぎた保護と干渉を戒めたものでもあろうか。一人娘を手放すことを拒み、花婿として申し分のないはずの若者の求婚をはねつけた両親は、その頑なさゆえに娘の死を招き、その恋人であった若者も死に至り、自身らも孤独な老後を迎える。
ははーんさてはウィリーがアニーを殺害したんだなと思ったらそんなことはなかった。(もっとも、そうであるとする考察もある)
詳しい来歴は不詳。もっとも初期の録音記録は、1927年のBurnett & Rutherfordによるもの。
収録アルバム:Bowling Green and Other Folk Songs from the Southern Mountains
