《Attention Please!! この記事は楽しみと勉強のために日本語訳されたものです。公式のものではないので、前触れなく削除する可能性がございます。なにとぞご了承ください。》

Little Jenny Wren likes to dance and likes to sing
and she can turn her hand to almost everything,
she's a little bit of this and a little bit of that,
she's a little bit of Little Jenny Wren.
かわいいジェニー・レンは踊るのも歌うのも好きで
大概のことはこなせてしまう*1
あの娘はこれもかじってあれもつまんで*2
あの娘はあのジェニー・レンにちょっぴり似てる。
She can work a beat
she can earn a bit to eat,
she should take a little time to find a love so sweet,
she can work behind a bar until she's dyin' on her feet,
no you won't beat Little Jenny Wren.
あの娘は一生懸命に働けるし*3
なんとか食ってく程度に稼ぐこともできる
素敵な恋人を見つけるのは少し時間がかかるかも
へとへとになるまで酒場で働くことだってできる*4
ジェニー・レンは何者相手にもへこたれない。

*Oh Jenny you work so hard
 and you're riding around in such a beat up car,
 with a little bit of luck you're gonna go so far
 so good luck Little Jenny Wren.
*ジェニー、君はすごくよくがんばってるよ
 こんなにベコベコの車を乗り回してきてさ*5
 ほんのちょっぴり運が向けばもっと遠くまで行けるさ
 かわいいジェニー・レンがうまくいきますように。

She said
She can work hard,
doesn't matter where you are,
and that is when I'm at my happiest by far,
so you can bear the load,
take it where it needs to go,
bring it down the road to Little Jenny Wren.
あの娘は言った
「わたしはがんばって働くの、
あなたがどこにいようと関係なく」と。
そう言われて僕は最高に幸せだった。
だから重荷にも耐えられるし
必要になるところまで運んで行ける
かわいいジェニー・レンのところまで。

She can fix a car, likes to stare up at the stars,
has a go at the piano when the light gets dark,
she's a little bit of this and a little bit of that,
she's a little bit of Little Jenny Wren.
車も修理できて、星空を眺めるのが好きで
明かりが消えたらピアノを弾く
あの娘はこれもかじってあれもつまんで
あの娘はあのジェニー・レンにちょっぴり似てる。

*Refrain
*繰り返し

I remember when poor Little Jenny Wren
had to fight and stood to lose nearly everything
but they will never ever make the same mistake again,
she's a tough one Little Jenny Wren.
ジェニー・レンが惨めだったころをよく覚えてる
あやうく何もかも失いかけて
でももう二度と同じ過ちは繰り返さない
かわいいジェニー・レンはタフな女だからね。

You can go far, you can fill an empty bar,
you can live a life for you, be better off my darling,
it'll be sweet enough to knock you off your feet,
but it won't beat Little Jenny Wren.
遠くにだって行けるし、空っぽの酒場を満杯にもできる
君は好きなように生きていい、僕の恋人になってくれたらもっといい
それって君が膝から崩れ落ちるくらい素敵なことだろうけど*6
それでもジェニー・レンはへこたれない。

*Refrain
*繰り返し

Little Jenny Wren likes to dance and likes to sing
and she can turn her hand to almost everything,
she's a little bit of this and a little bit of that,
she's a little bit of Little Jenny Wren.
かわいいジェニー・レンは踊るのも歌うのも好きで
大概のことはこなせてしまう
あの娘はこれもつまんであれもかじって
あの娘はあのジェニー・レンにちょっぴり似てる。

She can work a beat
she can earn a bit to eat,
she should take a little time to find a love so sweet,
she can work behind a bar until she's dyin' on her feet,
no you won't beat Little Jenny Wren.
あの娘は一生懸命に働けるし
なんとか食ってく程度に稼ぐこともできる
素敵な恋人を見つけるのは少し時間がかかるかも
へとへとになるまで酒場で働くことだってできる
ジェニー・レンは何者相手にもへこたれない。

*Refrain
*繰り返し

*1 「turn ~'s hand」は手のひらをかえす…ではなく、「できる、こなせる」の意。

*2「a little bit of this and a little bit of that(あれもこれもちょっとずつ)」でいわゆる「広く浅く」。
まあ器用貧乏とも言う…

*3 「a beat」は色んな意味がある。
*4 die on ~'s feet で「急死する」、その場で崩れ落ちるような死に方をするイメージ。
be dead on ~'s feet だと「くたくたになる、ひどく疲れ果てる」という意味もある。

behind a barを「酒場のカウンターの向こう」ととりあえず解釈したが、「behind the bars」だと「刑務所の向こう側」という意味になる。絶え間ない労働を監獄になぞらえている可能性もある。
*5 こっちの「beat up」は「使い古されておんぼろの・クタクタの」という意味がある。
*6 「knock off ~'s feet」で「(膝から崩れ落ちる程)びっくり仰天する、衝撃を受ける」。

text & tune: Rowan Lawson


イギリスのミュージシャンRowan Lawsonによるオリジナル曲。

ジェニー・レン(ミソサザイのジェニー)は本来童謡に登場するキャラクターで、時にコック・ロビンの恋人とされることもある小鳥。


ただし、この歌の「ジェニー・レン」はディケンズの小説『互いの友(我らが共通の友)』に登場する少女のあだ名、及び彼女をモデルにしたポール・マッカートニーの歌曲《ジェニー・レン》のヒロインを指していると思われる。
『互いの友』におけるジェニー・レンは本名はファニー・クリーバーといい、不自由な体で人形の衣装作りをしながら飲んだくれの父親を養う健気な少女。この歌においても「困難な状況でもめげずに一生懸命働く、小鳥のようにかわいらしい少女」というイメージを踏襲している。

「She said She can work hard,…」以降の歌詞が微妙に掲載されているものと違うので、解釈違いをしているかも。でも原文だといまいち意味が掴めなかったんよ…


Rowan Lawson
収録アルバム: Little Jenny Wren
Little Jenny Wren
Rowan Lawson
2021-07-02


我らが共通の友〈上〉 (ちくま文庫)
チャールズ ディケンズ
筑摩書房
1997-01-01





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