I am Chef Saltbaker,
I have been a naughty cook
The recipe was in my book,
the recipe was overcooked
ワタクシはシェフ・ソルトベイカー、
手の焼ける料理人でした
ワタクシの料理本のレシピは
すっかり煮詰まってダメになってしまった
I should not have let all of
that power go to my head
Now I'll bake for good,
now I'll bake my bread
あんなことをするのではなかった
大いなる力を得ていい気になってしまうなんて*1
今はただひたすら焼き続けるつもり*2
今はパン作りをやるつもりです*3
I have learned my lesson,
I have learn my lesson well
It's better to bake in Heaven
than to cook in Hell
ワタクシは教訓を学びました
とっても良い教訓ですよ
極楽気分でお菓子作りをしている方が
地獄の釜で煮炊きするよりずっといいとね*4
I'm still the best tartmaker,
best tartmaker in the land
My baking will bring cheer to
my new friends, whom I hold dear
ワタクシが最高のタルト職人であることに変わりはありません
この国一番のタルト作りの名人です
ワタクシの焼き菓子はごきげんにするものでなくては
新しい友人たち、ワタクシの大切な人たちをね
*1 power go to ~'s headは「力が~の頭に行く」ではなく、「力や権力を手にして調子に乗っている、思い上がっている」の意。なお、ソルトベイカーはバトル時にパワーキノコらしきものを自身の頭の中に放り込んでいるので、文字通り「力が頭に行く」状態になっていた。
*2 for goofは「善行のために」ではなく「ずっと一生、永遠に」の意。
*3 bake breadは単純にパンを焼くというより、こねたり混ぜたりしてから焼くという工程すべてを指す。
*4 in Heavenおよびin Hellはそれぞれ「天国で」「地獄で」または「天国にいるような心地」「地獄にいるようなひどい気分」という意味。ニューヨークにある「ヘルズ・キッチン(かつて非常に治安が悪かったことからこの名がついたが、現在は高級住宅街)」と関係があるかどうかは知らない。ただ、「地獄は火が燃え盛って非常に暑い場所である」という俗信がある。
まだ全然クリアしてないけど気になって記事を作ってしまった。
「コーダ」は曲の最終部分で、それまでと異なるメロディをもたせる締めくくり部分。
たとえば、モーツァルトのトルコ行進曲で言うと「ちゃっちゃちゃーん ちゃーん ちゃらりらちゃらりらちゃーん」のあたり。
ちなみにレッド・ツェッペリンのアルバムである『コーダ』の邦訳である『最終楽章』は本当は誤訳なのだが、「バンド活動の締めくくり」という意味を込めてこう命名された、らしい。
追記:単純に「終章」でも良かったんだけど、サントラタイトル提案時に「終唱」に変えたらかっこよくね?という中二心が疼いた。いつまでも心に中二を飼うべし。
絶唱はちょっとニュアンスが違うかな…
シェフのイメージにピッタリな素敵バリトンボイスは、本物のオペラ歌手であるピーター・マクギリヴレー氏によるものだよ。
一部で「どうせラスボスなんだろ」とか言われていたソルトベイカー氏だったが、実際ラスボスだった。
しかし自分の店が崩壊してしまったのが心底こたえたらしく、裁判で言い渡された社会奉仕活動を真面目にこなして罪を償い、見事店を再建してお手製の焼き菓子をみんなにふるまうのであった。そしてそのそばには、ワンダー・タルトとは別の方法を見つけたらしいチャリスの姿もある。
ところで懺悔をしなくてはいけないんだが、翻訳したときはシェフの店は資料がなくてどんな感じかよくわからなくて、「べーカリー(パン屋)」じゃなくてちょっとおしゃれな「パティスリー(「洋菓子店」のフランス語)」って訳しちゃったんだけど、公開されたのを見たらパンがメインのお店だったので「ベーカリー」で充分だった。
だってコミックだとお菓子がメインのお店だったんで、ゲームでもそうかなって思っちゃったんだもん。(テキスト上で)出てくるお菓子だってクッキーとかタルトとかで洋菓子メインだったし。ごめんなさい。
コミックでは終始温和で、店番をしていたカプマグ兄弟(というか主にマグマン)がケーキを食い散らかしても怒ったりせずに穏便に店から追い出すだけだった。優しい。
裁判長をしているミミズクのモデルは、シリー・シンフォニーシリーズの『誰がコック・ロビンを殺したか』かな?
おまけ:後日譚なのかパラレルワールドなのか(多分後者の方だと思うが)、公式小説にもシェフは登場している。こちらでも基本的に善良なおじさんではあるが、料理に関しては少々辛口。塩だけに。
Kristofer Maddigan
収録アルバム: Cuphead - The Delicious Last Course (Original Soundtrack)
Cuphead in The Delicious Last Course Index《カップヘッドDLC 目次》
that power go to my head
Now I'll bake for good,
now I'll bake my bread
あんなことをするのではなかった
大いなる力を得ていい気になってしまうなんて*1
今はただひたすら焼き続けるつもり*2
今はパン作りをやるつもりです*3
I have learned my lesson,
I have learn my lesson well
It's better to bake in Heaven
than to cook in Hell
ワタクシは教訓を学びました
とっても良い教訓ですよ
極楽気分でお菓子作りをしている方が
地獄の釜で煮炊きするよりずっといいとね*4
I'm still the best tartmaker,
best tartmaker in the land
My baking will bring cheer to
my new friends, whom I hold dear
ワタクシが最高のタルト職人であることに変わりはありません
この国一番のタルト作りの名人です
ワタクシの焼き菓子はごきげんにするものでなくては
新しい友人たち、ワタクシの大切な人たちをね
*1 power go to ~'s headは「力が~の頭に行く」ではなく、「力や権力を手にして調子に乗っている、思い上がっている」の意。なお、ソルトベイカーはバトル時にパワーキノコらしきものを自身の頭の中に放り込んでいるので、文字通り「力が頭に行く」状態になっていた。
*2 for goofは「善行のために」ではなく「ずっと一生、永遠に」の意。
*3 bake breadは単純にパンを焼くというより、こねたり混ぜたりしてから焼くという工程すべてを指す。
*4 in Heavenおよびin Hellはそれぞれ「天国で」「地獄で」または「天国にいるような心地」「地獄にいるようなひどい気分」という意味。ニューヨークにある「ヘルズ・キッチン(かつて非常に治安が悪かったことからこの名がついたが、現在は高級住宅街)」と関係があるかどうかは知らない。ただ、「地獄は火が燃え盛って非常に暑い場所である」という俗信がある。
まだ全然クリアしてないけど気になって記事を作ってしまった。
「コーダ」は曲の最終部分で、それまでと異なるメロディをもたせる締めくくり部分。
たとえば、モーツァルトのトルコ行進曲で言うと「ちゃっちゃちゃーん ちゃーん ちゃらりらちゃらりらちゃーん」のあたり。
ちなみにレッド・ツェッペリンのアルバムである『コーダ』の邦訳である『最終楽章』は本当は誤訳なのだが、「バンド活動の締めくくり」という意味を込めてこう命名された、らしい。
追記:単純に「終章」でも良かったんだけど、サントラタイトル提案時に「終唱」に変えたらかっこよくね?という中二心が疼いた。いつまでも心に中二を飼うべし。
絶唱はちょっとニュアンスが違うかな…
シェフのイメージにピッタリな素敵バリトンボイスは、本物のオペラ歌手であるピーター・マクギリヴレー氏によるものだよ。
一部で「どうせラスボスなんだろ」とか言われていたソルトベイカー氏だったが、実際ラスボスだった。
しかし自分の店が崩壊してしまったのが心底こたえたらしく、裁判で言い渡された社会奉仕活動を真面目にこなして罪を償い、見事店を再建してお手製の焼き菓子をみんなにふるまうのであった。そしてそのそばには、ワンダー・タルトとは別の方法を見つけたらしいチャリスの姿もある。
ところで懺悔をしなくてはいけないんだが、翻訳したときはシェフの店は資料がなくてどんな感じかよくわからなくて、「べーカリー(パン屋)」じゃなくてちょっとおしゃれな「パティスリー(「洋菓子店」のフランス語)」って訳しちゃったんだけど、公開されたのを見たらパンがメインのお店だったので「ベーカリー」で充分だった。
だってコミックだとお菓子がメインのお店だったんで、ゲームでもそうかなって思っちゃったんだもん。(テキスト上で)出てくるお菓子だってクッキーとかタルトとかで洋菓子メインだったし。ごめんなさい。
Keller, Zack
Dark Horse Books
2021-09-21
コミックでは終始温和で、店番をしていたカプマグ兄弟(というか主にマグマン)がケーキを食い散らかしても怒ったりせずに穏便に店から追い出すだけだった。優しい。
裁判長をしているミミズクのモデルは、シリー・シンフォニーシリーズの『誰がコック・ロビンを殺したか』かな?
おまけ:後日譚なのかパラレルワールドなのか(多分後者の方だと思うが)、公式小説にもシェフは登場している。こちらでも基本的に善良なおじさんではあるが、料理に関しては少々辛口。塩だけに。
Kristofer Maddigan
収録アルバム: Cuphead - The Delicious Last Course (Original Soundtrack)
Cuphead in The Delicious Last Course Index《カップヘッドDLC 目次》