My heart is sad and I'm in sorrow
For the only one I love
When shall I see him, oh, no, never
Till I meet him in heaven above
心は悲しみに暮れ、わたしは嘆きに沈む
ただひとり愛した人ゆえに
いつか彼を見る日があれば、ああでもあり得ない
いと高き天国で彼に会うまでは
*Oh, bury me under the weeping willow
 Yes, under the weeping willow tree
 So he may know where I am sleeping
 And perhaps he will weep for me
*ああ、わたしをしだれ柳の下に葬って*1
 そう、しだれ柳の下に
 そうしたらわたしが眠る場所が彼にわかるだろうから
 わたしのために嘆いてくれるかもしれないから

They told me that he did not love me
I could not believe it was true
Until an angel softly whispered
He has proven untrue to you
みんなは彼がわたしを愛してはいないと言った
それが本当だなんて信じられなかった
天使が優しく囁いてくれるまでは*2
「彼があなたに不実であることは明らかです」と

*Refrain
*繰り返し

Tomorrow was our wedding day
But, Lord, oh, where is he
He's gone to seek him another bride
And he cares no more for me
翌日はわたしたちの結婚式だったのに
主なる神よ、彼はどこにいるのでしょう
彼は別の花嫁を求めて行ってしまった
もはやわたしのことなど気にも留めず

*Refrain
*繰り返し

Oh, bury me under the violets blue
To prove my love to him
Tell him that I would die to save him
For his love I never could win
ああ、わたしを一面のすみれの下に葬って
彼への愛を証しするために
彼を救うためにわたしは死ぬのだと彼に伝えて
彼が愛する人に、わたしは決して勝てないのだから

*Refrain
*繰り返し

*1 「weeping willow(嘆きの柳)」はシダレヤナギの英名。日本でも幽霊や墓地と関連付けられるなどネガティブなイメージがある(「田の神が宿る木」というポジティブな側面もあるが)。
*2 「とてもいい子」「身も心もきれいな人」を指して「天使」と呼ぶこともある。「親切な人がこっそり教えてくれた」ともとれる。

text & tune: 作者不詳のアメリカ民謡。文献初出は1909年に出版された「Ballads and Songs Collected by the Missouri Folk-Lore Society(ミズーリ・フォークロア協会採集によるバラッド歌集)」。

タイトルは「Bury Me Beneath The Weeping Willow」または単に「The Weeping Willow」とも。
のどかで朗らかな曲調だが、歌詞は恋人に去られた女性が死後にして欲しいことを歌うという、悲しみに満ちた内容となっている。

The Original Carter Family
収録アルバム: Winding Stream: The Carters, The Cashes and the Course of Country Music
Bury Me Under The Weeping Willow Tree
Omnivore Recordings
2023-10-02


おまけ:動画で歌唱しているカーター・ファミリーは、アンサーソングとしてAnswer To Weeping Willow《しだれ柳への返事》という曲を録音している。これがカーター・ファミリーによる創作かどうかは不明。

収録アルバム:Wildwood Flower - The Best of, Volume 2
Answer to Weeping Willow
Intermusic S.A.
2015-10-26


さらにおまけ:この曲は、日本ではポリネシア民謡とされている《サモア島の歌》の原曲ではないかとする説がある。
この歌は当のサモア島ではほとんど知られていない曲であるらしい。下記のブログによれば、現地の小学校の校長が応援歌として作曲したものを、文化人類研究学者の畑中幸子氏がたまたま耳にして気に入り持ち帰り、日本語の歌詞をつけられて広まったものとしている。じゃあ民謡じゃないじゃん(《しだれ柳の下に》の替え歌として作ったのかもしれないが)。




「ララ船出を祝い無事を祈るみんなの声が追いかける」のとこのメロディが狂おしいほどに好き。

収録アルバム:<くまのがっこう>世界はともだち!いっしょにうたおう~世界のこどもうた
サモア島の歌
KingRecords
2017-09-13


ついでに、マイク真木の作詞作曲とされる《キャンプだホイ》の元ネタではないかともされている。


収録アルバム:きせつのうた ベスト
キャンプだホイ
HiHiRecords
2017-09-27



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