*We're the boys of Belfast town
 Rantin', roarin', rumblin' 'round
 We're Irishmen of high renown
 That's the boys of Belfast
*我らベルファストの男衆
 怒鳴り、吠え、騒ぎまわるものなり
 我ら名高きアイルランドの男たち
 これぞベルファストの男衆

*Refrain
*繰り返し
You will find us anywhere
In the church or on the tear
Brave and bold there's none so rare
That's the boys of Belfast
我らはどこにでもいるものなり
教会にも宴会にも
世にもまれなほどに勇ましくたくましい
これぞベルファストの男衆

*Refrain
*繰り返し

We can fight with sword or pen
We'll never break, we'll never bend
And if we fall we'll rise again
For we're the boys of Belfast
我らは剣にてもペンにても戦うものなり*1
決してくじけず、決してへこたれず
例え倒れても起き上がる
我らはベルファストの男衆だからなり

*Refrain
*繰り返し

We can sing and dance all night
Kiss the girls and hold 'em tight
Rovin' is our hearts' delight.
For we're the boys of Belfast.
夜通し歌い踊り続けることもできるし
女の子たちにキスして抱きしめることもできる
さすらい歩くことこそ心からの喜び
我らはベルファストの男衆だからなり

*Refrain
*繰り返し

When we're back on Paddy's shore
The lassies, they'll be sad no more
Tonight we'll make the rafters roar
In the pubs of Belfast
我らがアイルランドの海岸に還るとき*2
娘っ子たちは悲しみとはおさらば
今夜は屋根の梁までどよめかそう
ベルファスト中のパブで

*Refrain
*繰り返し

*1 「The pen is mightier than the sword(ペンは剣よりも強し)」は、もともとは冒頭が駄文なことに定評のある英国の作家エドワード・ブルワー=リットンの戯曲『リシュリューあるいは謀略』に登場する言葉。アイリッシュ・ローバーズは《ダンルース城》でもブルワー=リットンの言葉を歌詞に仕込んでいる。

*2 パディはもともとパトリックまたはパトリシアの愛称。守護聖人聖パトリックにちなんでこの名を持つアイルランド人が多いため、「パディ」でアイルランド人そのものも指すようになった。

text & tune: The Irish Rovers

ベルファストは北アイルランド最大の都市。湾の奥にあり、タイタニックを建造した造船所「ハーランド・アンド・ウルフ」があることでも知られる。
民謡っぽく聞こえるが、おそらくはアイリッシュ・ローバーズのオリジナル(実は調べたが詳しい来歴はよくわからなかった)。
アイリッシュ・ローバーズはもともとカナダ出身のバンドで、カナダで制作されたベルファストにおけるタイタニック号建造についてのドキュメンタリー『The Pride of Belfast(ベルファストの誇り)』で音楽を提供している。


The Irish Rovers
収録アルバム: Down By the Lagan Side
Boys of Belfast
Rover Records
2000-03-01


おまけ:アカデミー賞脚本賞を受賞した、英国の俳優兼監督ケネス・ブラナーの自伝的映画「ベルファスト」は、北アイルランド紛争に巻き込まれる1960年代のベルファストを舞台にしている。この歌の理解に役立つかどうかはわからんけども。




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