本殿から右に進むと左右に道が別れる。
左側はさらに階段があり、奥の院がある。
こちらには召喚用の本坪鈴が設置されている。
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この神社は月読命を祀る月読神社である。
元々この地には月読神社が建っていて、その下に富明神を移転させたというのが真相ではなかろうか。
月読命は天照大神の弟であり、須佐之男命の兄である。
古来月を読むことは季節や天候を予測することでもあり、農業や漁業においては重要な神様であった。
一方、遠見岬神社の天富命は房総半島における忌部氏の祖であり、麻などをもたらし開拓した人物で、伝説では神武天皇の時代の人物で橿原の宮殿を作ったのは彼と言う。
安房一之宮の安房神社をつくったのも彼であり、祖父の太玉命を祀っている。
太玉命は天の岩屋戸の事件の際に活躍し、天孫降臨の時にお伴として天下る。
つまり、忌部氏は伴造であり、月読命は主人筋の神様と言うことになる。
天孫降臨した瓊瓊杵尊は天照大神の孫であり、神武天皇の曽祖父であるので、微妙に世代がずれるような気がしなくもないが気にしてはいけない。
古事記にもそう書かれている。
遠見岬神社は天富命終焉の地につくられた天富命を祭神とする神社なので、
本坪鈴で呼び出さなくても常駐しているが、
月読命は各地に別宅があり、どこにいるかわからないので、
まず幣(お賽銭)を差し出し、本坪鈴でもってじゃらじゃらやってお参りに来ましたよと神様にお伝えする必要がある。
しかる後に二礼二拍子一礼の儀式を行い(神様によって違うが)
願い事を述べる(もちろんご挨拶だけで何かあったときヨロシクでもいいが)のである。
これ、じゃらじゃらやる前に二礼二拍子一礼しても神様はいないので、
じゃらじゃらで来てみれば、礼もしないで願い事だけする無礼者。死ね。ということになってしまう。
桑原桑原。
