そういえば小湊鉄道も今年台風の落石で一時不通になっていた。
小湊鉄道は五井から上総中野、いすみ鉄道は大原から上総中野を結ぶ私鉄で
途中に千葉県誇る紅葉の名所養老渓谷がある。
この2社…いすみ鉄道は国鉄だったが…別々に房総半島を横断する路線を計画したが、
志半ばで力尽きた。
なお国鉄はいすみ鉄道…かつては国鉄の木原線と言った…は大原から大多喜を経て
久留里線に接続し木更津までを結ぶ予定であり、
一方、小湊鉄道は五井から清澄寺を経て安房小湊の誕生寺を目指していた。
もしこれが完成していたら、
行川アイランドも潰れずキョンが大量に放たれることもなかったかもしれない。
なお久留里線の終着駅は上総亀山であり
ここにある亀山湖も紅葉の名所として有名である。
養老渓谷は紅葉の季節は交通渋滞がひどく、
渋滞の車が列をなしている脇を通って
養老渓谷駅から歩いて粟又の滝まで往復したものだ。
これらローカル線は特に春の桜や菜の花のシーズンはカメラマンが撮影に訪れるが
多くが自動車で乗りつけているので、鉄道会社は潤わず、廃線の危機にある。
一般に新自由主義と言うと小泉純一郎と竹中平蔵の名前が真っ先に挙げられるが、
一番最初に日本に新自由主義を持ち込んだのは中曾根康弘である。
新自由主義はノーベル経済学賞受賞者のミルトン・フリードマンの主張で
南米においてチリの奇跡と言う経済成長を引き起こしたことで知られる。
その主張は国は何もしないですべて市場にゆだねろと言うもので、
鉄道、道路、郵政、から社会保障に至るまですべて民営化し
投資を活性化させ、格差は全て自己責任…努力が足りないと言うものである。
実際、フリードマンは貧しい家に生まれ
非常に苦学して経済学の碩学まで上り詰めたのであった。
なおチリの奇跡はバブルであり数年後崩壊した。
中曽根により国鉄は民営化されたが、民間は儲けをあげなければならない。
その結果、儲からない路線は廃線になり、
地方は足を奪われ、観光客がお金を落とすこともなくなる。
個人の勝ち組と負け組の差が大きくなるのが新自由主義だが、
都市と地方の格差も開いていく。
若者は地方を捨て、疲弊し、最終的には消滅していく。
この流れはもはやどうしようもないのだろうか。
PENTAX KP + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(300mm) SS1/400 F6.3 ISO12800
どうしようもないのなら
せめて写真で残そう。
いや、まぁ…松戸や武蔵野線沿線のあたりは
緑地がどんどん宅地化されているのだが…
人口が減っているのにこれ以上住宅を建ててどうするんだ?
これはこれで中国の不動産バブル崩壊を笑えない…
