2014/1/12鑑賞
- 監督:フィリップ・ノイス
- 異物感の横溢した変装の映画。
- ドン・シーゲル『テレフォン』のような、冷戦下に作られた「ソ連にマインドコントロールされた諜報員が一斉に蜂起する恐怖」を描くタイプの作品。
- 映画を通じて肉体が変化していくアンジェリーナ・ジョリーが顕著だけど、冷戦の遺物ネタとしてお馴染みの「実はこいつソ連のスパイです」という仕込み自体がそもそも変装のモチーフ(の変種)でもあるし、役者が突如ロシア語喋りはじめるあたりのキツネにつままれたような感覚がある。
- かつての仲間が親しげに話しかけてくるが、異物感はぬぐえない。エンタメとして呑み込みづらいものがあるが、それが映画の個性にもなっている。
- 変装は以下の具合。スカート姿→パンツ姿→帽子を深くかぶる、カラコン→髪を黒く染める→ロシア帽→男装。
- いきなり夫が殺される場面にしろ、ヘンな映画である。アクションは概ね見にくい。