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短歌日記12


   *


 ウォーホルの原色 死を孕む街のうらがわの果実なりき


 葡萄食む子供の眸潤むなりわれは孤立を少し癒すか


 荼毘に付すわが青春の一切をそを赦すものあれど


 吹きよどむかぜのむこうに一輪の町が咲いている夜半


 水中花もやがて腐れるゆらめきのなかに消えゆくみずみずしさは


 河に泣く山鳥一羽 われは伝説と呼びたくおもう


 紫陽花の暗く咲く日よ雨がまだ道を歩いてゆく四時半


 郷隠れするもみよりはとうになく騙されながら峠を降りる


 棄てる父母おらず鰥夫の日が暮れるからっぽの鯖缶


 死はいずこ 濡れ縁側に残された花一輪と鋏のかげ


 みどりなすひとの世のせつな枯れてゆく仏壇問屋の一群ありぬ


 サフランの因果ばかりか摘みびとのたったひとりがきょうも消えぬる


 湖水枯れだれも黙して語らずをいまこそ撃てり みな殺しの歌


   *

 




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