2025年の振り返りとしてやったことをまとめる。
論文
LayerX Bet AI Dayで積んでる論文をサクサク消化する技術という発表をした。発表時代が夏だったこともあり、やり方にも変化があった。具体的にはDifyでの要約はほぼ読まなくなり、NotebookLMでpodcastを生成し、移動中にスクリーニング。スクリーニングして高評価(概ね4以上)は要約ではなく、全文読むようになった。
Notion上で読んだ論文のステータス管理と内容メモを残しているが、190本が「済」となった。
前年比+179本 from 11本。ただし昨年は11月頃から開始のため、通年での記録は今年が初。
podcastによるスクリーニング時に5段階で精読するか(4以上は精読する)を判断しているが、スコアの分布は以下のようになった。今年の後半はエージェントメモリの論文を手当たり次第NotebookLMに放り込んでいたが、品質よりもスピード重視でarxivに公開されることも多く、8割程度が評価「2」以下であった。こういった論文を効率的にスクリーニングできている点は良い。

評価「4」とした論文
- MIRAGE: Scaling Test-Time Inference with Parallel Graph-Retrieval-Augmented Reasoning Chains
- Knowledge-Augmented Large Language Models for Personalized Contextual Query Suggestion
- Towards Teachable Reasoning Systems: Using a Dynamic Memory of User Feedback for Continual System Improvement
- Keep Me Updated! Memory Management in Long-term Conversations
- Resolving Knowledge Conflicts in Large Language Models
- Mem0: Building Production-Ready AI Agents with Scalable Long-Term Memory
- Buffer of Thoughts: Thought-Augmented Reasoning with Large Language Models
- Devil's Advocate: Anticipatory Reflection for LLM Agents
評価「5」とした論文
- Solving a Million-Step LLM Task with Zero Errors)
- Dremel: Interactive Analysis of Web-Scale Datasets
- Zep: A Temporal Knowledge Graph Architecture for Agent Memory)
エージェントメモリに興味があったのが浮き彫りになっている。同時にBigQueryの原論文とも呼ぶべきDremelを読んだ。新しい論文ばかりではなく、歴史上も重要な論文を少しずつ精読していこうと思う。
書籍
- 書籍:
28冊(前年比+13冊 from 15冊) - 漫画:
88冊(前年記録なし) - ライトノベル:
6冊(前年記録なし)
特に読んで良かった本
- ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツ ―分散アーキテクチャのためのトレードオフ分析
- トヨタ物語 (強さとは「自分で考え、動く現場」を育てることだ)
- 2030 半導体の地政学(増補版) 戦略物資を支配するのは誰か
技術書
- Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計(Robert C.Martin/KADOKAWA)
- 深層ニューラルネットワークの高速化 (ML Systems)(佐藤 竜馬/技術評論社)
- 改訂新版 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方(仙塲 大也/技術評論社)
- 生成AIのしくみ 〈流れ〉が画像・音声・動画をつくる(岡野原 大輔/岩波書店)
- ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツ ―分散アーキテクチャのためのトレードオフ分析(Neal Ford,Mark Richards,Pramod Sadalage,Zhamak Dehghani/オライリー・ジャパン)
- Effective Python 第2版 ―Pythonプログラムを改良する90項目(Brett Slatkin/オライリー・ジャパン)
- ロバストPython ―クリーンで保守しやすいコードを書く(Patrick Viafore/オライリー・ジャパン)
- LLMのプロンプトエンジニアリング ―GitHub Copilotを生んだ開発者が教える生成AIアプリケーション開発(John Berryman,Albert Ziegler,服部 佑樹,佐藤 直生/オライリー・ジャパン)
- チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計(マシュー・スケルトン,マニュエル・パイス/日本能率協会マネジメントセンター)
- 達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版(ミック/翔泳社)
ビジネス書
- トヨタ物語 (強さとは「自分で考え、動く現場」を育てることだ)(野地秩嘉/日経BP)
- 2030 半導体の地政学(増補版) 戦略物資を支配するのは誰か(太田泰彦/日経BP)
- ユニクロ(杉本 貴司/日経BP)
- WHITE SPACE ホワイトスペース: 仕事も人生もうまくいく空白時間術(ジュリエット・ファント/東洋経済新報社)
- エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(グレッグ・マキューン/かんき出版)
- サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術(堀埜 一成/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
- リーダーシップの本質: 真のリーダーシップとは何か(堀 紘一/ダイヤモンド社)
- 都市計画の世界史(日端 康雄/講談社)
- AI覇権 4つの戦場(ポール・シャーレ/早川書房)
- 世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方(ドネラ・H・メドウズ,Donella H. Meadows/英治出版)
- これからの「正義」の話をしよう(マイケル・サンデル,Michael J. Sandel/早川書房)
- 魚の教養見るだけノート(宝島社)
- 影響力の武器[新版]:人を動かす七つの原理(ロバート・B・チャルディーニ/誠信書房)
- 新版 思考の整理学(外山 滋比古/筑摩書房)
- お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力・・・・・・はこう「動いた」(大村 大次郎/KADOKAWA)
- 戦略読書 〔増補版〕(三谷 宏治/日本経済新聞出版)
- タリバン(田中 宇/光文社)
小説
- 三体観想之宙(宝樹/早川書房)
記事
記事そのものではないが、7月にPocketがサービス終了してしまったのが困った。記事の読み上げ機能はないが、以下の点でInstapaperに移行した。
- PCブラウザからショートカットでsaveできる
- iOSアプリがある
- iOSアプリ上で、お気に入りができる(以下の読んでよかった記事を整理するため)
- iOSアプリ上からブラウザを開いたり、アーカイブの動作が自分の好みに合っている
以下は今年読んでよかった記事。 こうして眺めてみるとAnthoropicのテックブログは打率が高い。ここではSkillsの記事を載せなかったが、claude codeを泥臭く開発する過程で得られた知見を惜しげもなくブログとして公開し、LLM、とりわけエージェントの技術トレンドを生み出すパワーが凄まじい。
Python
- zhanymkanov/fastapi-best-practices: FastAPI Best Practices and Conventions we used at our startup
- Pythonの並列処理・並行処理をしっかり調べてみた #Python3 - Qiita
フロント
- 良いReactを書くことは凡事徹底だと考えている話 - カミナシ エンジニアブログ
- 【Next.js 16まで対応】もう置いていかれない!App Routerから理解する、速習Next.js📖 #初心者 - Qiita
エージェント・RAG・Context Engineering
- Building Effective AI Agents \ Anthropic
- How we built our multi-agent research system \ Anthropic
- Weekly AI Agents News! - Speaker Deck
- An Overview of Methods to Effectively Improve RAG Performance - Alibaba Cloud Community
- Paradigm Shifts of Eval in the Age of LLMs | by Lili Jiang | TDS Archive | Medium
- How we built our multi-agent research system \ Anthropic
- Context Engineering
- Effective context engineering for AI agents \ Anthropic
- How agents can use filesystems for context engineering
- Introducing advanced tool use on the Claude Developer Platform \ Anthropic
LLM要素技術
LLMアプリケーション・運用
その他
Github

(819→404)、-415となった。