
ワタイは筋金入りの
ライダーではあるザンス。
スピードに耽溺に、キャンプツーリングに明け暮れ
たいていのトラブルには対処し、生傷も無数ザンスね。
しかし、オートバイに乗っている人は
実にカッコ悪いと、思い続けているザンスよ。
もっと言えばダサイと言い切って
いいのではないかと、常々思うザンスね。
それがなぜだかは分からないザンス。
オートバイというのは、
カッコいいもののはずザンスが、
どうにもそうではないのでガンス。
たまたま、こういう動画を見つけて
片岡義男の不運性を、いろいろ考えてしまったザンスね。
暇な人は、これ観るザンス。
ワタイ、公開時に劇場で観たザンスが。。
恥ずかしいやら腹立たしいやら。
大林宜彦がどんな仕事しても、
この一作がある以上全否定できる、クソ監督ザンスよ。
若き日の原田喜和子は美しく、
難波の銀ちゃんも、初々しい。
でね、この映画観てオートバイを好きになっただの
青春の思い出でリメイクはされたくないだの、
こんな出会いが欲しかっただの、
お前らの頭は虱の脳みそか!
この野蛮人のぺんぺん草め!
まさかと思い、検索すると
デジタルリマスターまで出ているザンス。
嘆かわしい!
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ゲラゲラ笑うために買ってもいいようにも思うが
冷静に考えたら、耐えられないのだ、この映画!
ライダーとして竹内力のライディングもおかしいし
原田喜和子との出会いとか、ぶん殴るところだし
セリフは凡庸をすっ飛ばして醜悪でさえある。
しかし、これを当時のライダーは支持したのだ。
私は覚えているぞ!
テメーらのドアホさ加減を!!
ここまで読んで、ワタイが片岡義男嫌いだと
思うかもしれないが、実が逆であるのだ。
不憫で不憫で仕方がないのだ。
と、ここからが本題だ!
片岡義男とはどういう人か、いまだによくわからない。
今や、年を取ったゲイバーのママみたいな風貌だ。

ウィキとか見ても、どこまで本当か分からない。
まあ、もともとちょっと変な人だったのであろう。
しかし、作品は見事に乾いていたのである。
ワタイが衝撃を受けたのはこれ。
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男二人が夜の街で、カップルを襲い
女性を拉致してレイプすると言うウェットな話し。
これが実に、ドライに爽やかにと言ってもいいタッチで
鮮やかに明るく描かれているわけで。
どうやってもそうは書けない内容を
ここまで書ける作家がいたのかと、
衝撃を受けたのを覚えている。
その手の作品は、彼にはたくさんあり
善悪などという陳腐な評価より、
その言語のとんでもない世界に
文学として評価されるべきだったと思うわけだ。
これなんかに至ると、二股かけてるライダーが
ギャーギャー怒ってる二人の女を
バイクで出かけて行って、それぞれ違う手で
張り倒すだけの話し。
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それが、こうも美しい世界に変換できるのか!
そういう力があるのは、文学であって
当然現実ではない。
しかし、途中から彼はライダーとサーファーに
魂を売ってしまったのであるな。
そして一躍人気作家になるものの、
所詮彼らは知性とは縁のない人種。
結果として片岡義男は陳腐な物語を量産し行き詰まる。
やがて凋落して行き、絶筆に至ったりしている。
しかし、彼の絶頂期と言ってもいい時代に
この名作が生まれたわけであるな。
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ラストシーンは、片岡義男が嫌になってやっつけで
とんでもくダッサイ終わり方であるけれども
全体の空気は、実に見事に
オートバイというものを通してしか
体験できないよう、特殊な美にあふれている。
それを映像化すると、なぜかああなる。
まったくわからん!
なぜ、片岡義男はOKしたのだろう?
それに、なぜああも甘ったるいラノベのような
青春ツーリング風になる、私はカモメな世界を
ダラダラかいたのであろう?
ワタイが思うに、彼も勘違いしたのだろう。
ライダーという人種に。
そして、とんでもなく売れたのだ!
まさに、日本のライダーは「大衆」である。
吸いつき、執着し、消費し、飽きる。
それをやるには、片岡義男は文学的過ぎた。
それは意識していたかどうかではない。
彼のセンスは物語ではなく、
その空間を美しく描き切る、
独特の表現にあったのだな。
例えば、これを読んでみるとしよう。
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実に素敵な朝食の食べ方が書かれている。
それが「アメリカ」に現実にあろうとなかろうと
片岡義男は、憧れさせる焦燥感さえつくっているのだな。
これなんか読んだら、旅に出ると言うより
旅なるもの探して、放浪してしまうだろう。
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片岡義男は不憫だと思う。
作家は読者を選べるのだろうか?
片岡義男は選べたはずだ。
しかし、そうすると
そこが彼の限界だった、とも言えるのだろう。
惜しい。
とても惜しい。
彼がちゃんと書いていたら、
春樹なんか出てくるスキはなかったのだと思うのだ。
(まあ、かなり儲けたようから、それはそれで満足かもしれんが、でクリック!)
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