レポ続きです。
前回→【その1】レース前半
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10:24 第3エイド(13.8キロ地点)を出発。

フラットなオフロードを走ります。次のエイドまで走れる区間です。

右折です。

ここからうねうねした道。

笹ロード。走りやすく草苅りしていただいてありがたいです。
ここから泉ヶ岳がきれいに見えるはずですが曇ってます。

ロードにでます。前回の大会からちょっと感じてたんですが、濡れたアスファルトだとシューズがちゃんとグリップしてくれません。愛用しているトレランシューズのスピードゴート5、そろそろ寿命かも。

大きい道路にでます。

上り坂、この辺はしっかり走りたいところ。

そして、またオフロードへ。

次のエイドまでもう少しです。

エイドの手前そこそこ上ります。こういう上りは迷いなく歩きます。

計測ポイント

10:44 第4エイド(17.3キロ地点)到着。
この後急騰が控えているので飲み物をしっかり補充。

バナナをいただきました。
思わず聞いてしまいました、「塩バナナは??」
去年、ここのエイドで塩バナナをすすめられ、塩をアホみたいにかけられたというか、完全にもてあそばれました。

塩かけすぎ。
今年は去年以上に塩をかけていただこうと思っていたところ、残念ながら塩が置いてありませんでした!
たいへん残念。去年を知るスタッフさんがいて、「去年は塩バナナありましたね」と。このスタッフさんがフィードバックして来年塩バナナエイドが復活することを願ってやみません。塩置くだけなのでなんとか。

そうめん。過去にエイドになかった新しい試みです。箸などはなく、めんつゆといっしょに麺を飲むスタイル。
しかし、予想通りめんつゆしか口に入ってこない。紙コップを垂直にしてようやく麺が落ちてきました。めんつゆ原液で飲むってちょっときついです。改善の余地あるかもです。
はい、ではエイドを出発!

小さな橋を渡って、

自然ふれあい館の前を通って上りです。

かもしかコースという登山道へ。

上ります。

19.0キロ地点。17キロコースとの合流地点です。
ここから先、急騰の手前までフラットないし下り。でもほとんど走りません。走るランナーに前を譲ります。
どうぞどうぞ前どうぞー。

急騰に向けて息を整えていきます。

19.5キロ地点。ついにきましたラスボスの急騰。
立哨さんがもつ紙「ここより急な登り!!一度ご自身の体調の確認を」
ここまでいかに脚を残しておくかがこのコースのポイントです。残し過ぎてもダメですが。

1.2キロ上ります。ここがたぶん一番差がつくところです。
立ち止まらず上り切りたいところ。

どんどん急になっていきます。

たんたんと上ってひとりふたりと抜いていきます。

立ち止まるランナー多数。

あら、ワンちゃん。かわいい。今日2度目のワンちゃん。
なぜこんなきついコースをワンちゃんといっしょに下っているんでしょう。謎です。クマよけでワンちゃんを連れているのかな。

なかなか終わらない上り。

『極悪女王』の影響でキツい上りを「おらぁおるらぁ」と声を出しながら上ります。
これは大発見!こうやって声を出して上ると上れる!ぜひ試していただきたいです!
「よいしょ」とかじゃなくて「お゛ら゛ー」っていうリングで技をだすときにでる声、もちろん巻き舌で(小声でね)。憎しみを込めて(小声だよ)。「ちぐさー!こらー!かかってこいやー!ガタガタいってんじゃねーぞ!」とまではさすがに言いませんが、言葉は激しければ激しいほど効果が高いはず。ここは山じゃない、生きるか死ぬかのリングの上!
僕に抜かれるランナーがちょっと引いてました。

別の登山コースとの合流地点。ここまでくればあともう一息。

天気がいいとそれなりの景色が見られます。

あと一息のはずだけど、まだけっこうある。前のキミドリゼッケンのランナーは17キロのランナーだけあってさくさく上っていきます。

11:41 泉ヶ岳山頂(標高1175m)に到着!
やったー!上り切ったー!ゴールです!あと4キロありますがもはやゴールです!

下りに向けて開けたところを進みます。

ここからの眺め大好きなんですが何も見えない。。

この先下りです。
岩場で傾斜もありますが、ここの下りはわりと好きです。
そして、岩場が落ち着いてくると熊笹平という12キロコースとの合流地点。
その合流地点の直後がドロドロポイント。
ちょうど合流地点で僕の前にとても小柄なオレンジゼッケン12キロの女子ランナー。
本当に小柄です。顔が見えないので何歳かは分からず。
とてもテンポよく下っていきます。そしてドロドロで滑って転んで脚を攣っているおっさんランナーが悶絶しています。女子ランナーが大丈夫ですか?と声をかけ、僕もそれに続き無理せずにーと声をかけ先へ進んでいきます。
女子ランナーが僕に声をかけてきました。
「何キロですか?」
25キロですと答えて、気になったので年齢を聞いてみました。
「12才」
12っ?!?!?!?!
マジか!びっくりました。中1!?
12キロコースは12才以上でなければ出られません。その子、エントリー時は11才でしたが昨日誕生日で12才になったから運営にOKもらえてエントリーできたとのこと。
てか、中学生向けに3キロコースが設けられているにもかかわらず、大人に混じって12キロコースを走っています。
そしてはやい。ここはコース上で一番滑るテクニカルな下りです。
おっさんランナーが苦戦しているところをスラスラ走っていきます。
僕もそれに続いていきます。
お母さんが17キロにでているそう。
ふつうなら親子ペアの部にでそうなところですがそうしないところがすごいです。
ちょび「ドロ気をつけて!すべるよ!」
神童「むしろドロドロの方がおもしろい!」
ちょび「すごい!かっこいい!www」
どこから来たの?などという会話をかなりのスピードで下りながら話します(その子から話しかけてきてます)。
驚いたことに、ウェアなどはおこづかいで買ってるそう。さらに、この大会のエントリーもおこづかいでということ。
ちょび「それなら泥で汚さないように大事にしないとね。」
神童「うん、大事にする。ラスト3キロさらにあげます!」
いや、まじかおい!
はじめは僕が前に出ようと思えば出られそうなペースでしたが、下れば下るほど加速していきます。
しばらく下って走りやすくなるとさらに加速。とにかくストライドが広くてダイナミックなフォーム。山でこの走りはなかなかできるものではありません。
僕もついていきます。次々とランナーを抜いていきます。
もう最高に楽しかった。
もはやドロドロを気にせず風を切るようにして山と一体になれた気がしました。いつも苦戦するところがあっという間に過ぎて行きます。これがトレランの醍醐味です。
とはいえ、僕のよくない部分、写真とらなきゃという邪念が入ります。スマホをポケットからとろうとしているさなか、その子がぐんぐん差を広げて前へ走っていきました。いや、僕の邪念にかかわらずその子のはやさは圧倒的でした。僕がついていけなくなっただけ。なんでもっとついていかなかったんだという悔しさがわいています。結局写真も撮れなかったし。
大人たちを次々と抜かしていくその姿が本当にかっこよくて感動しました。走りから元気をもらうってこういうことなんだと実感しました。まわりに12キロのオレンジゼッケンのランナーを見かけなかったのでかなり上位だったんじゃないかと思います。
そして、つくづく思いました。子どもって環境なんだなと。
もしかしたらこの子は子ども同士の世界では退屈を感じているのかもしれません。大人に混じって大人といっしょに勝負する、大人と話しをする、それがきっと大好きなんでしょう。そういう世界に自由に飛び込ませているご両親がすごいです。
うちは危険なところにはぜったいに行かせないような親でした。でも、子ども会とか町内会のイベント、公民館の料理教室とか町の資料館の体験イベントとか、母は近所付き合いが決して得意な方ではなく無理していたかもしれませんし、僕も強制的に参加させられていた感がありましたがいろいろな経験を与えようとしてくれていたんだなと今になって思います。
その子の走りを見て、日本の未来は明るいと感じました。自分もがんばらないと。
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さて、コースは終盤。ゲレンデにでました。


ゲレンデから少し逸れて林道へ。ここの林道が大きめの石がゴロゴロしているところがあって下りにくいです。でも最後なのでがんばります。

そして、ここでスマホがおかしくなりました。カメラを起動できなくなりました。
林道をでて再度ゲレンデへ。最後に100mくらい上ります。
ここの上りがきつい!でも走ります!
そして、ゲレンデを一気に下ってゴールです。

ゴールは目の前!(ゴールした後撮った写真)

ゴール!!
FIN 3:39:23





ストンさんに過去のコースタイムがでてきました。2020年がベスト。んで、2023年も走っているんですがなぜか表示されず。
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走り終わった後、すぐ車へ。スマホを充電してみて復活を試みます。
無事復活!でも、ロック画面に表示される日付と時刻の文字がうすい。なんで?なおせない。。
で、また会場へ。
表彰式を見守るヒロキ、ステキ。
ヒロキ、今年もすばらしい大会をありがとう。

おみやげにおだんごを買いました。

芋煮の配布。豚汁じゃありません、芋煮です。
ちょうどこれから仙台は芋煮のシーズンです。

七味をかけていただきます。

今日のドロ具合。転びそうになることは何度もありましたが大きな転倒はなく、ドロ具合も弱めです。

完走直後受け取ったダカラ。

完走直後受け取った謎のゼリー。

水場で泥を流します。

ということで、スプリングバレースキー場を後にします。
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総括です。
前日受付なし、コースも様々、エイドも充実しているということでとてもいい大会です。初心者からベテランまで幅広く楽しめます。
僕が出ているほかのトレランの大会は、参加者の年齢層が高めで20代のランナーをほとんど見かけませんが、この大会は20代、10代も多く参加しています。なんなら12才も。
若いランナーも多くでているせいか、全体的なレベルが高いと思います。
正直問題、今回の大会はエントリーするべきじゃなかったと思ったりもしましたが、やっぱりでて正解でした。
12才のランナーと走れたことがあまりにも貴重でした。中1に追走して千切られるってこの大会でしか味わえないことです。
トレランって一定の経験を積んでくると、ポイント稼ぎのためにレースにでるってこともあるんじゃないかと思います。それを否定するつもりは全くありませんが、ポイントがつかないこのような大会にもたくさんの魅力がありそこから得られれるものはあるんだとそう思いました。ショートとかミドルとかロングとか関係なくなんでも走ってみるっていうのが自分のスタイルだと思っています。そのスタイルをこれからも大事にしていこうと改めて思い直すことができました。とはいうものの、トレランの予定はこの先ないんですよね。。
すみません、自分の話しが長くなっちゃいました。
改めて言います。すごくいい大会です!
石川さんはじめ大会スタッフのみなさん、道を譲っていただきながら声援をかけてくださったハイカーのみなさん、ランナーのみなさんに感謝の一言で締めます。
ありがとうございました!
おしまい。