夏の大三角と天の川

撮影地:京都府舞鶴市 空山展望台
カメラ:PENTAX K-5IIs、レンズ:PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL WR
焦点距離:18mm、f値:3.5、ISO:1600、総露出時間:20分
(露光時間:4分 × 5枚 RAW画像をSequatorでコンポジット)
赤道儀 : SkyWatcher Star Adventurer GTi、極軸合わせ:PoleMaster
ガイド鏡 : Askar 32mm F4、ガイドカメラ:ZWO ASI224MC、ガイドソフト:PHD2
画像処理:PixInsight(GraXpert、BXT、Curves Transformation)
、Photoshop CS2(明るさ、コントラスト調整)
天の川など広い星空を撮影してみたくて、デジタル一眼レフカメラの古い機種PENTAX K-5IIsと標準ズームレンズ DA18-55mmF3.5-5.6AL WRを中古で安く購入しリモートシャッターを追加して撮影に挑みました。
デジタル一眼レフは扱った事が無かったので購入後に取説を見ながら使い方を勉強して私にとっては初めてとなるデジイチでの星空撮影です。

カメラは赤道儀(SkyWatcher Star Adventurer GTi)に搭載、PHD2によるガイドも使用して単純に望遠鏡をデジタル一眼レフカメラに置き換えた機材構成で、画像処理も今まで望遠鏡で撮影した画像の編集と同様の感覚で行いました。
星座線

この領域の星座を構成する星を結んで星座線を書き込みました。
星座線を書き込む際、愛用している星座の図鑑やネット上にあふれている星座線の入った画像等を参考にしたのですが、色々見ていると星座線の表記や線を結ぶ星の数がまちまちでどれを参考にしたら良いのかわからなくなってしまいました。
そこで星座線についてGoogle検索のAIによる概要を見た所
『はい、星座を区切る「星座線」は、実は明確に決まっているわけではありません。星座自体は、国際天文学連合(IAU)によって、名称と領域(境界線)が定められていますが、星座を結ぶ線は、あくまでも天文学者が星の位置や星座の形を分かりやすくするために描くもので、決まったルールはありません。』
だそうです。
そこで今回は色々調べた中で自分なりに良さそうと思った星の繋ぎ方を選んでみました。
とりあえず今後の星座の見つけ方にも使えそうです。
尚、構図的に写真左方向が天の北極方向としています。望遠鏡での天体写真では天の北極方向を上としていますのでそれらの画像と比較する場合は上記の画像を右に90°回転させると天の北極方向が上となり同じ向きとなります。
望遠鏡との2台セット

撮影はデジイチ機材セットと望遠鏡機材セットとの2台体制で、それぞれの天体を撮影出来ます。
1台の望遠鏡セットで長時間撮影中にもう1台にセットしたデジイチカメラでちょこちょこ撮影するっていう感じです。
写真に写っている夏の大三角周辺の星雲
はくちょう座の三日月(クレセント)星雲 (NGC 6888)

撮影地:京都府舞鶴市
撮影ソフト:SharpCap 4.1
鏡筒: タカハシ ε130D+εエクステンダー130D(焦点距離:650mm(f5.0))
カメラ: SVBONY SV405CC(Gain:125 OffSet:30 冷却温度:-8℃)
フィルター: IDAS NBZ-II
赤道儀:SkyWatcher EQ6R、極軸合わせ:PoleMaster
ガイド鏡:SVBONY SV165、ガイドカメラ:Cers-C、ガイドソフト:PHD2
その他: ZWO EAF(電動フォーカサー)、SVBONY SV226 フィルタードロワー
、HiMeLE Quieter4C ファンレスミニPC 、Windowsリモートデスクトップ
画像処理: Pixinsight(WBPP、MGC、SPCC、BXT、STFとHTF)
前回投稿した、はくちょう座のチューリップ星雲の近くにある散光星雲で反射望遠鏡ε130Dと1.5倍エクステンダー、CMOSカメラによる撮影です。
三日月(クレセント)星雲はメジャーな天体なのでネット上で美しい写真をよく見かけるのですが自分で撮影するのは初めてでした。
画像処理としてPixInsightでWBPP→MGC→SPCC処理しただけで美しい画像になったので、後はBXTをかけてSTFとHistogram Transformationでレベル調整しただけでその後の色彩調整などはしていません。

トリミング拡大画像では元画像から若干コントラストのみを調整しています。
三日月(クレセント)の名がついていますが自分的には兜蟹(カブトガニ)が泳いでいるというイメージです。
はくちょう座サドル周辺

撮影地:京都府舞鶴市
鏡筒: Askar FMA180 Pro(焦点距離:180mm(f4.5))
カメラ:QHY268C(Readout Mode#1Gain:57 OffSet:30 Temp:-2℃)
フィルター: IDAS NBZ-II
赤道儀:SkyWatcher EQ6R、極軸合わせ:PoleMaster
ガイド鏡:Askar 32mm F4、ガイドカメラ:ZWO ASI224MC、ガイドソフト:PHD2
その他:SVBONY FW(フィルターフォイール)、ZWO EAF(電動フォーカサー)
画像処理: Pixinsight(WBPP、SPCC、DBE、BXT、CTF、NXT、STFとHTF)
、Photoshop CS2、RawTherapee 5.8
はくちょう座で二番目に明るい恒星のサドル周辺を昨年の夏に撮影した画像です。
右下には今回撮影した三日月(クレセント)星雲も写っています。
以下、今までに投稿したブログの中からも、この領域にある星雲の写真を抜粋してみました。






、ケフェウス座の『IC1396(像の鼻星雲とガーネットスター含む)』『ライオン星雲』
上記画像が含まれる過去の投稿ブログへのリンク
はくちょう座:『網状星雲』『ペリカン星雲と北アメリカ星雲』『チューリップ星雲』
こぎつね座:『亜鈴状星雲』
ケフェウス座:『IC1396(像の鼻星雲とガーネットスター含む)』『ライオン星雲』
その他、まだ撮影できていませんがこと座にあるリング星雲M57は今後撮影したい対象です。

以上、今回はデジタル一眼レフカメラで撮影した『夏の大三角と天の川』の写真を元に関連付けた内容となりました。
次回はカシオペア座付近についての記事を書く予定です。
それではまた😃