私は現在、国民健康保険(以下、国保)に加入しています。退職初年度は任意継続を選択しました。理由は単純に、そちらの方が国保より保険料が安かったからです。これが2年目に入ると、通常は国保の方が安くなります。国保の保険料は前年の所得に応じて決まるため、無職の場合はこうなるのです。そこで昨年、任意継続から国保に切り替えました。
しかし、ある「ミス」により国保の保険料が爆上がりしてしまいました。任意継続の保険料の2倍近い額にのぼります。まさに国保地獄です。今もその地獄の中に居ます。そのミスとは、確定申告で特定口座(源泉徴収あり)の配当金をわざわざ申告したことです。同口座の配当金については申告の有無を選択できます。申告すると利益が所得としてカウントされ、国保の保険料に影響します。要するに保険料が上がります。申告しなければカウントされず、国保には全く影響しません。なお会社員の保険料は標準報酬月額で決まるので申告しても上がりません。私は社畜時代からの習慣で昨年もうっかり申告してしまい、国保地獄に突入してしまいました。
なお特定口座の配当金を申告しない場合、証券会社が納税を代行してくれます。よって普通はわざわざ自分から申告しません。しかし私は外国税額控除の適用を受けるために毎年申告していました。外国税額控除とは、外国株などの配当金で発生する「日本と外国での二重課税」を調整し、一部を取り戻すための制度です。同制度を利用するためには確定申告が必須になります。地球PFは外国ETFが多いので控除額も侮れず、ある時期から毎年申告して控除を受けていました。これを例年通りに昨年も行ったというわけです。
結果的に外国税額控除を受けることができた一方で、国保の保険料が爆上がりしました。そして「逆ザヤ」となりました。つまり還付額よりも保険料の増分の方が上回りました。それも大幅に。たしか還付額が約55万円、保険料は約90万円です。つらい。我ながらバカだなと思うのは、確定申告で保険料が上がること自体は知っていました。無職とはいえ、これでも一応FP資格を持っていますからね。しかし、どれくらい上がるのかまでは調べておらず、少々甘く見ていました。で、このザマですよ。
今年の確定申告では、特定口座の分は申告しないでおこうと思います(申告不要制度を利用)。外国税額控除は捨てます。それより国保の保険料増額の方が影響大だと、まさに身をもって体感しました。いやー、高い勉強代となりました。
ところで先日の記事に書きましたが、政府は高齢者の金融所得を保険料に反映させる方針です。金融所得課税強化の第一歩です。やがて対象者が高齢者から全世代に拡張されることは目に見えています。すると、今後は確定申告の有無にかかわらず保険料が上がります。ある意味で私はその未来を勝手に先取りしてトライアル体験したようなものです。とりあえず国保地獄の中でも生きていけることが分かって良かったです(良くないわ)。
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