19日の債券市場で、長期金利の代表指標である10年物国債の利回りが2.02%に上昇しました。1999年8月以来、約26年ぶりの高水準です。直接の上昇要因は日銀が利上げに踏み切ったことです。政策金利は0.75%となり、30年ぶりの高水準になりました。今後も利上げが続き、金利上昇が継続するものと見込まれています。
また財政悪化への根強い懸念があります。日本の政府債務はかねてより巨額です。その上、高市政権は「責任ある積極財政」を掲げています。防衛費等の財政支出が膨らみ、国債が売られやすい状況です。日本国債が売られれば、国債の価格が下がり、長期金利が上昇します。
長期金利がどこまで上がるかは不透明です。仮に2.5%まで上昇した場合、政府の利払い負担は現在の約2倍になると試算されています。財政は相当に圧迫されるでしょう。企業にとっては借入コストが上がり、資金繰りが苦しくなるでしょう。個人は住宅ローンの見直し等に迫られるでしょう。
一般論で言えば政府は今後、財政支出と財政規律維持を両立しなければならなくなります。財政支出は経済成長に資する分野を選別し、効率的に実施していかなければなりません。一方で財政再建の計画を立て、これを中長期的に実施していく必要があります。現政権でこれらをバランスよく完遂できるのか不透明です。国民の理解と協力も必要でしょう。あるいは白旗を挙げて、インフレ税で政府債務の圧縮を図る可能性もあります。何気にこのコースを辿る可能性も大きいと私は思ってます。
いずれにしても、日本は「金利のある世界」に戻ります。個人投資家はどう動くべきでしょうか。まず債券の利回りが上がるので、新規債券の魅力が高まります。社債でも良いですが、個人であれば何と言っても「個人向け国債(変動10年)」がおそらく鉄板でしょう。私は現在全く保有していませんが、地球債に個人向け国債を組み入れるのも一案です。株式については、一般に金利上昇に弱いグロース株は危なくなります。
色々書きましたが、地球PFの運用方針は基本的に変わりません。金利のある世界になっても、長期金利が2%から3%になっても、同じ方針で地球全体の資産を保有し続けます。今後も地球PFと共に日本経済の行く末を見守りたいと思います。
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