
この記事のテーマは、夏のミステリーです。
夏 の読書におすすめの ミステリー小説 をまとめました。
夏のミステリー小説おすすめ3選
向日葵を手折る
彩坂美月
六年生の春、父の死をきっかけに山形の集落に越してきたみのり。そこに住む子どもたちの間では、子どもを襲う怪物"向日葵男"の噂がまことしやかに囁かれ、みのり自身も不審な出来事を数々体験します。向日葵男は実在するのか、それとも他の何かなのか。そして中学最後の夏、みのりは悲しい事件に行き会ってしまうのです。
さまざまな謎が絡みあう中、めぐる4年の季節、 みのりと友人たちの成長 が精緻に描かれます。不穏な事件の行方、友人との関係性の変化。すべてが明かされた後には切なさが残る青春ミステリ。
向日葵の咲かない夏
道尾秀介
ミステリーの中でも、後味が悪い、救いがないなど嫌な気分になるミステリー小説をイヤミスと呼びます。
この本の主人公は小学生の男の子ミチオ。彼はクラスメイトのSくんの家で、首を吊ったSくんの死体を発見してしまいます。 しかしその数日後、Sくんは全く違ったものとしてミチオの前に現れ、「自分は殺されたのだ」と告白。ミチオは彼の死の真相を探っていくことになります。
ストーリーが進むにつれてあらわになるのは、 登場人物たちの心の歪み 、そして 物語に隠された仕掛け 。「不気味」「気持ち悪い」という読者多数のゾクゾクくる作品です。
自由研究には向かない殺人
ホリー・ジャクソン
英米でも話題を呼んだこの作品は、警察でさえ解けなかった事件に高校生が勇敢に立ち向かう、冒険心に富んだストーリー。
物語の発端となるのは、5年前に起きた少女失踪事件。少年が恋人であった17才の少女をさらった上で殺害したその事件は、少年自らも死を選ぶという形で幕を閉じたのでした。
しかし、少年を知る主人公のピップは、この結末に疑問を抱きます。 少年は無実である。 ピップはそう信じ、大学進学のための自由研究を理由に、自分の力で事件を洗い直していくのです。 複雑に絡まり、さまざまに様相を変えるこの事件。ピップはどんな真相にたどり着くのか。
こちらの本もおすすめ!
姑獲鳥の夏
鈍器と見紛うほど分厚いこの本は、戦後間もない東京を舞台に、「20ヶ月も身ごもったままの娘」と「密室から姿を消したその夫」という普通では起こりえないオカルトチックな謎が提示されるミステリー小説。この奇怪な謎に挑むのは拝み屋である"京極堂"を始めとする個性豊かな彼の友人たちであり、彼らによって、常識だけでは行き着くことの出来ない恐ろしい真相が明かされていきます。
琥珀の夏
子どもの自主性を育てることを理念とする〈ミライの学校〉の跡地で、少女の白骨死体を発見。遺体を埋めたのは学校関係者ではないかという憶測が広まる中、主人公の法子は弁護士としてこの事件に関わることになります。真相を突き止める過程では、特別な時間を過ごした場所が世間に非難されることの葛藤、子どもを振り回す大人の理想など、様々な問題にも直面。教育を根幹にした重厚な社会派ミステリーです。
月光ゲーム
夏休み、活火山の噴火に巻き込まれてキャンプ場に閉じ込められた17人の大学生。この絶対絶命の状況の中で、1人の学生が殺害されてしまいます。閉ざされた空間で殺人事件が起きるのは、推理小説の王道ストーリー。1980年代が舞台になっており、レトロな趣のある小説です。犯人は誰なのか?そして彼らの運命は?ぜひ一緒に推理してみてください。
あの夏が教えてくれた
15歳の少年ボーディの住む町で、黒人女性の失踪がニュースとして駆け巡ります。この事件は思わぬ形でボーディにも降りかかり、彼は危険と隣合わせの夏を過ごすことに。このお話の舞台は1970年代のアメリカであり、人種差別や偏見が色濃かった時代。そんな時分に、事件に巻き込まれつつも自分が知らず知らずのうちに身につけていた偏見に気付き成長していく、少年期のひと夏の冒険を描いた青春ミステリ。
最後までお読みいただきありがとうございました!