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ちきりん流)洗濯機と乾燥機の選び方

ブログ初回アップロード:2017年10月1日
ブログ最新アップデート:2024年6月15日

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昨日、洗濯機がお亡くなりになりました。享年7才弱での突然死。

記録魔の私は主要家電の買い換えサイクルを記録しているのですが、洗濯機・乾燥機に関しては、

・1993年8月 米国からの帰国直後、洗濯機のみを購入 (4万円)
・2004年8月 洗濯機と乾燥機を購入 (9万円)
・2017年9月 洗濯機と乾燥機を購入 (18万円)
・2024年6月 洗濯機と乾燥機を購入 (22万円)

すべて(乾燥機もしくは洗濯機、いずれかの)故障による買い換えなのですが、11年→ 13年→ 7年と、故障するまでの期間が短くなってます・・・

加えて、2004年から2017年では価格が倍になってるので、この期間に主要家電の大幅な値上げ(てか、高機能・高価格化)が起ったものと思われます。

家電って突然こわれるから、生活への影響も大きいし、お財布への衝撃もかなりデカい。

で、今回も含め毎回「ドラム型ではなく、縦型洗濯機と乾燥機を別々に購入」してるので、ここでは洗濯機、乾燥機の選び方に関する私の考えをまとめておきます。

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洗濯機に限った話ではありませんが、最初に理解すべきは、「異なる機能のものをひとつにまとめると、それぞれの専用機より機能は劣る」という大原則です。

以前は二槽式の洗濯機が主流でした。今でも売られてます。

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二槽式では、洗濯をする槽と、脱水をする槽が分かれています。前者は「洗濯に最適化された設計の槽」であり、後者は「脱水に最適化された槽」なので、

ひとつの槽で洗濯も脱水もする、いわゆる「全自動洗濯機」より、洗いも脱水もよくできます。

特に脱水については、二槽式は全自動よりかなりしっかりと脱水できます。なので当然、干した時に乾く時間も短くなります。


しかーし、

今どき洗濯槽と脱水槽の間で、洗濯モノををいちいち手で移すなんて面倒なことはできません。だから、みんな全自動洗濯機を買うようになったのです。

同じように、「洗濯・乾燥機」も、基本は、洗濯機と乾燥機を別々に買ったほうが機能的には優れたものが手に入ります。

でも「いちいち洗濯機から洗濯モノを取り出し、自分で乾燥機に移すのは面倒」というなら、洗濯・乾燥一体機のほうがいい。

これは、「どちらかの商品が誰にとっても良い」という話ではなく、「どちらが、より我が家のニーズに合っているか」という問題です。


「塩は岩塩、胡椒は黒胡椒!」とこだわって選びたい!という人は別々に買いたいでしょうし、「そんなもんにこだわりなんてない。しかも塩と胡椒は常に一緒に使う」という人には下記が便利です。

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※塩胡椒の他、出汁の素も入ってます。


リンスインシャンプーが便利だという人もいれば、「あれでは洗髪も潤い補給も、いずれも中途半端」と感じる人もいます。

オーブンレンジが便利という人もいれば、オーブンと電子レンジは(たとえ場所を取っても)別々がいい、という人もいる。

この辺は「どちらかが絶対的に正しい」という話ではありません。

私が今回も含めずっと「洗濯機」と「乾燥専用機」を別々に買っているのは、私にとっては洗濯機と乾燥機は分かれているほうが便利だからです。


なぜか?

理由1:洗濯モノのうち半分は乾燥機には入れないから

我が家には、「洗濯機では洗えるけど、乾燥機にはかけられない」という服がたくさんあります。たとえば

・二重ガーゼの(肌触りサイコーの)パジャマ
・オーガニックコットンの肌着
・テロテロ化繊やニット生地のトップス
・ワンピースなどおしゃれ着
・マリンスポーツで使うラッシュやマリンスパッツ、水着など
・あと、靴下も干して乾かすかな。

このように、我が家では(ざっくり計算して)洗濯モノの半分は乾燥機にかけず、ハンガーにかけて干して乾かしています。

こういう人の場合、「洗濯→乾燥」が連続して自動で行われる必要性は高くありません。
どうせ洗濯が終わった時点で、乾燥機に入れるものと入れないものを分ける必要があるからです。

一方、「家で洗うものはすべて乾燥機で乾かせる」という人には、洗濯・乾燥一貫型を使うメリットが大きいですよね。

特に「ファストファッションしか着ない。痛んだらすぐ買い換えるからぜんぶ乾燥機にかける」人や、

子育て中のダブルワーク家庭で「家事全般、もちろん洗濯にかける時間だって最低限にしたい!」おうちでは、寝る前にボタンを押すだけで朝、乾燥まで終わってるドラム式が向いてるでしょう。


理由2:まとめて洗濯することが多い人や洗濯モノがすごく多い家は、洗濯・乾燥機は分かれていたほうが便利

なのですが、実は「洗濯物がめちゃ多く、1日に数回、洗濯する家」は分離式が便利だったりします。なぜならドラム式って実はすごく時間がかかるから。

洗濯機と乾燥機が分かれていると、洗濯と乾燥が同時並行で動かせます。

洗濯はあまり時間がかかりませんが、乾燥は(特にドラム式など一体型では)かなり時間かかります。

そして一体型の場合、乾燥機能を使っている間は洗濯できません。

これが「特定日にまとめて洗濯する人」「洗濯モノがすごく多い家」には使いにくい。

私は10日くらいの旅行をすることが多く、帰宅後に大量の洗濯をします。

そういう時は洗濯機と乾燥機を併行して同時に使うことが多い。

最初に乾燥機にかけられる衣類やタオルを洗い、それらを乾燥機に移した後、同時並行で乾燥機に入れる必要のないラッシュや水着、ブラジャーなどを洗濯機で洗う。みたいなことが、洗濯乾燥一体型(ドラム式)ではできません。

最初の衣類を乾かし終わらないと、次の洗濯ができないと時間がかかりすぎるんです。

衣類以外に大物を洗う必要のある日も同じです。

最初に衣類を洗濯機に入れて洗い、洗濯終了後、それらを乾燥機に入れて乾燥しながら、ベランダか浴室で乾かす予定のシーツを洗濯機で洗う、といったことも、洗濯・乾燥一体機だとできません。

一方、毎日、1回だけ洗濯乾燥機を回せばすべての洗濯が済む。同時並行で使う必要なんてない。というご家庭なら、洗濯・乾燥一体型のドラム式が便利でしょう。

以上が、「洗濯・乾燥が一気にできる一体型」を買うべきか、今回の私のように「洗濯機と乾燥機を別々に買うべきか」のニーズの違いです。


理由3:縦型洗濯機にはそれ以外にもメリットがある

あと、縦型洗濯機の隠れたメリットだと思うのが、目視による汚れの確認ができること。

たとえば数年に一度しか!?洗わないカーテンを洗濯する場合、

縦型なら「洗い」の途中で水の色を確認し「うわっ、ばっちい! 二度洗いしよう!」など、状況に応じて調節できます。

この「水の色を見て、汚れがどれくらいヒドいか確認する」みたいなことが、ドラム式ではできません。

汚れの強い作業着や、野球部に所属する子供のユニフォームなどを洗う時も、洗いながら水に溶け出した汚れをみて、洗う時間や回数を調整できるのが、縦型洗濯機のメリットです。

それ以外でも、「何回すすげば洗剤分がぜんぶ落ち、すすぎの水がクリアになるのか」とか「色落ちする衣類を洗う時、どれくらい色落ちするのか」なども、縦型洗濯機なら(途中でスイッチを切りフタを開けて)目で確認できます。

ドラム型では、洗っているものが今、どれくらいきれいになったか、色落ちがどのレベルで起こっているか、洗濯の途中で確認するのは、ほぼ不可能でしょ。

つまり、ドラム型のほうが(手間がかからない分)より「機械におかませ」なのです。

「洗濯なんて、洗濯機に任せておけばいい。汚れが全部落ちたかどーかではなく、洗ったかどーかという事実が大事なのだ」という人にはドラム式が向いており、

「洗濯機にいれてスイッチを押し、終了のブザーが鳴ったからといって、汚れが落ちているとは限らない」と思う人には、縦型洗濯機がいいとも言えます。

私は典型的な後者で、真冬には洗濯機に水の温度を上げ、ぬるま湯にして洗います。冬の、手が切れそうになるほど冷たい水では、いくら洗剤を使ってかき混ぜても、汚れがまったく落ちないからね。

つまり私にとって洗濯とは「洗濯機のスイッチをいれること」ではなく「洗濯モノの汚れを落とすこと」なのです。

同じ理由で、縦型洗濯機の中でも「フタが透明で洗濯中に中が見える」商品を選ぶことが多いです。これだと水量の適切さや水の汚れ具合、色落ちの度合いなど、洗濯途中に確認できるので。


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★★★

その他、洗濯機について気になることをいくつか。

最近の洗濯機は「目的はキレイに洗うことではなく、節水することなの?」って首をかしげたくなるほど節水機能を売りにしている商品が増えてます。

でもね、今治タオルの専門メーカーなどが「たっぷりの水で、柔軟剤をつかわずに洗うことが、ふわふわのタオルを維持する秘訣」と言われてるとおり、

たっぷりの水で洗うことが、
・衣類を傷めない
・きれいに洗える
・洗剤もキレイにすすげる
ことにつながります。

なので私は常に、洗濯機の自動判断より 1単位多い水位で洗うようにしてます。
縦型洗濯機はドラム式と異なり、水の量を自分で調節できるので、それも気に入ってるところかな。

ちなみに前回ツイッターでこの件を呟いたところ、たて型を使っている人の中に「おまかせコースは使わない」「水の量は、洗濯機が適量と判断する量より、かならず手動で増やしている」という人がたくさんいて「やっぱそうなのね」と思った次第。


最後に衣類の傷みより深刻な問題になりかねない、「合成洗剤がきちんと落とせているか」問題も指摘しておきましょう。

最近の洗濯機の標準コースやおまかせコースでは、すすぎの水が少なすぎて、「洗剤がきちんと落とせていないのでは?」と思えることが多々あります。

たて型なら自分で確認できるので、確認したことのない人は、一度、最後のすすぎが終わり、脱水に入る直前にスイッチを切ってフタを開け、水の様子を確認してみましょう。

すすぎが不十分で洗剤が完全に落ちていない肌着やタオルを日常的に使うと、肌が敏感な人や赤ちゃんなどは肌荒れすることがあります。

背中など、紫外線を含めた外部刺激にほとんど晒されていない部分の肌が荒れてきたら、洗濯洗剤が落ちていない可能性(もしくは柔軟剤でかぶれている可能性)を疑ってみましょう。

なお、ドラム式を使っている人の中には、洗濯モノが多い日でも( 2回に分けると時間がかかりすぎるため)無理矢理、大量の洗濯モノを押し込む人がいますが、

それって「衣類が傷むし、汚れも落ちない」だけでなく、洗剤が残るリスクも高まるので、やめたほうがいいと思います。

★★★

というわけで、今回も(2024年6月に)私が買ったのは、下記の縦型・全自動洗濯機と、専用乾燥機のセットです。

  • パナソニック(Panasonic)

  • パナソニック(Panasonic)
※上記二つを専用ユニットで上下につなぎます。

お店にいくとドラム型が多く目に付きますが、今でも縦型洗濯機に根強い人気があるのは、上記に書いたように、

・たっぷりの水で、衣類を傷めずに洗いたい
・洗いやすすぎの状況を途中で確認でき、調節できるほうがいい
・専用機のほうが、洗濯も乾燥も機能的にレベルが上
・同時並行で使えるほうが家事が(洗濯が)まとめてできてラク

というニーズが「ボタンひとつで乾燥までぜんぶ終わり、かつ、節水できる」ドラム型よりいいという人が一定数いるからなのでしょう。

みなさまの次回の買い換えの際のご参考になれば幸いです。

→ アマゾン 「洗濯機」での検索結果



そんじゃーね


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