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海運大手「商船三井」の株主優待制度をご紹介(東証プライム市場、証券コード:9104)

「日本郵船」「川崎汽船」と並んで日本の海運大手三社の一角、「商船三井」から株主優待として「商船三井クルーズ」所属の豪華客船「にっぽん丸」と「MITUI OCEAN FUJI」乗船時に使う事の出来るクルーズ優待券及び、フェリーサービスの「さんふらわあ」の割引クーポンが届きました。いずれも有効期限は 2026年 1月1日から 12月31日(出港日基準)までの 1年間となっています。

商船三井株主優待202509

商船三井は、三井船舶と大阪商船が合併した「大阪商船三井船舶(略称・商船三井)」として 1964年に設立されました。現在の「商船三井」が商号になったのは、更にナビックスラインと合併した 1999年のことです。商号からも分かるとおり、三井グループの一員です。

商船三井の強みは鉄鉱石運搬船、タンカー、LNG運搬船などの「不定期船」と呼ばれるカテゴリーです。コンテナ船事業については日本郵船、川崎汽船と事業統合し、2018年4月から「オーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)」として事業をスタートさせています。「ONE」は、世界最大規模の 24,000 TEU( TEU は 20フィートで換算したコンテナ個数を表す単位)コンテナ船を含む 271隻の船舶を世界 120カ国を越えるネットワークで運行しており、世界第 6位の規模の定期コンテナ船事業となっているそうです(2025年9月時点)。

海運業界は長らく運賃相場暴落による不況に悩まされていましたが、新型コロナ禍が始まって以降、港湾作業員の人手不足による積み荷の滞留などから船不足となり、特にコンテナ船の運賃相場が暴騰して創業来の黒字幅を記録したのは記憶に新しいところ。今はもうピークを過ぎ、新造船の就航などが相次いだ事もあって運賃は下落してきていますが、「ONE」としてコンテナ船事業を統合していたお陰で価格交渉力が強くなり、「配当」という形でかなりの恩恵を受けているようです。

2026年3月期は、船腹需給は堅調に推移することが見込まれるものの、世界情勢の不安定化の影響や、所謂 ” トランプ関税 ” の影響を正確に見積もることが困難である事などから、経常利益 1,520億円、年間配当 200円を見込んでいるようです。ただ、海運業界は過去に酷い目に遭ってきた経験から保守的な予想をする会社が多いので、今後の上方修正には大いに期待したいところです。

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■ 商船三井の株主優待の内容と取得条件

それでは商船三井の株主優待の内容と権利取得の条件について整理しておくことにしましょう。権利日は毎年 3月末日と 9月末日です。

 ● 客船「にっぽん丸」「MITUI OCEAN FUJI」クルーズ優待券(3月期・9月期)

にっぽん丸    商船三井が運行する客船「にっぽん丸」「MITUI OCEAN
   FUJI」で企画・実施される一般募集のクルーズに割引価格
   で乗船することの出来る優待券が、3月期と9月期の年に 2
   回発行されます(「MITUI OCEAN FUJI」は、2024年12月
   に就航した新造船)。
画像:商船三井

   乗船可能期間はそれぞれ 3月期分(6月頃発行)が 7月1日~翌年6月30日まで、9月期分(12月発
   行)が翌年 1月1日~12月31日までの 1年間。

所有株式数 優待券枚数
100株 ~ 1,499株 2枚
1,500株 ~ 2,999株 4枚
3,000株以上 6枚

   1クルーズあたり 1人2枚まで優待券を利用することが出来るそうです。1枚辺りの割引は 10%(30
   日以上のクルーズは 3%)ですから、1人につき 2枚使った場合は 20%(同 6%)の割引を受ける
   ことが可能です。ホテル・飛行機などの利用を含まない商品が対象です。

   申込み方法は、商船三井客船クルーズデスク(0120-791-211)か最寄りの旅行会社で株主優待券
   を利用したい旨を告げて申し込む形になります。詳しく知りたい方は「こちら」をご覧下さい。

 ● フェリーサービス「さんふらわあ」乗船優待割引券(9月期のみ)

さんふらわあ    商船三井のグループ企業である「(株)商船三井さんふらわ
   あ」が「さんふらわあ」の名称で運行している国内 4航路
   10隻のフェリーサービスの乗船割引券が 9月期の株主優待
   として 2023年9月期から新設されました。こちら優待券
   を使って乗船することの出来る期間は翌年 1月1日~12月
   31日までの 1年間です。
画像:商船三井

所有株式数 優待券枚数
100株 ~ 1,499株 1枚
1,500株 ~ 2,999株 2枚
3,000株以上 3枚

   こちらの優待券 1枚につき、「さんふらわあ」フェリー乗船時の大人運賃から 1名1乗船(片道)に
   つき 5,000円が割り引かれます(小児運賃、貨物運賃や法人料金には適用外)。

   優待券を利用する際は、下記予約センターに電話の上、予約時に「フェリーサービス共通クーポン
   券」利用の旨を申し出た後、乗船ターミナル発券窓口で精算時に優待券を渡す必要があります。

     ・首都圏 ~ 北海道航路(平日 9:00~17:00 土曜日 9:00~12:00)

        フリーコール      0120-489-850(固定電話からのみ)
        大洗船客予約センター  029-267-4133
        苫小牧船客予約センター 0144-34-3121

     ・関西 ~ 九州航路(平日 9:00~18:00 土日祝 9:00~17:00)

        航路共通        0120-56-3268

航路    ネット予約や、旅行代理店を介した予約などでは優待券を利
   用することはできません。必ず電話にて予約してください。
   航路については右の図の 4本となります。

   料金等の詳細につきましては、「首都圏 ~ 北海道航路
   「関西 ~ 九州航路」それぞれのサイトでご確認ください。
   自転車を持ち込む場合、首都圏 ~ 北海道航路と関西 ~ 九州航路で取扱に差があるのでご注意
   ください。首都圏 ~ 北海道航路では輪行状態でのみ持込が可能で、追加料金も必要になるの
   に対し、関西 ~ 九州航路では輪行状態なら無料、輪行状態にしなくても「特殊手荷物代」と
   して別途 3,700円 ~ 4,100円支払えばそのまま載せることも出来るようです。

実はいつか小豆島へフェリーに自転車を乗せて行ってみたいなと思っていたのですが、現在は「さんふらわあ」では小豆島に渡れません。10年ほど前は「さんふらわあ」も小豆島に寄港していたようなのですが、「ジャンボフェリー」が神戸~小豆島の航路を開設したことで採算が取れないと判断されてしまったらしく廃止されてしまいました。9月期の株主優待が新設された時はフェリーの割引券がもらえるようになったと聞いて喜んだのですが、これは残念です。

どうせ九州まで行くのなら 2~3泊はしてゆっくり巡ってみたいですし、リアキャリアを外してバイクパッキングを見直したり輪行袋を買ったりと色々と準備も必要になるので、行くとしても当分先の事になりそうです。近場で巡りたいところもまだまだたくさんありますしね・・・。

 ● オリジナルカタログギフト(3月期のみ)

   2023年5月に突如として所謂「長期株主優待制度」の新設が発表されました。
   商船三井の「長期株主優待制度」の対象となるのは、以下の条件に当てはまる株主です。

所有株式数 株式保有継続期間
300株以上 2年以上

   株式を 2年以上継続して保有していると見做されるためには、3月末日と 9月末日時点の株主名簿
   に、同一の株主番号で連続して 5回以上記載される
必要があります。端株でも保有し続けていれ
   ば株主番号は変わらないため、それらの活用も考えておくのも良いかと。但し、規定の株式数を
   保有し続けていたとしても貸株などに出した場合は株主番号が変わってしまうことがあるのでご
   注意下さい(端株は貸株の対象とはなりませんが)。

条件を満たした株主には、クルーズやフェリー事業にちなんだ各地の名産品等をセレクトしたオリジナルカタログ(3,000円相当)から好きな商品を選ぶ事が出来るそうです。カタログの発送は毎年 5~6月頃を予定しているとのこと。なまじっか長く続いた海運不況の時期を見てきたので怖くてなかなか買い増しできませんが、来年辺りは狙ってみましょうかね・・・。





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