以下の内容はhttps://chateau-vulpes.com/entry/yutai_asicsより取得しました。


スポーツシューズの名門企業「アシックス」から株主優待の案内が届きました(東証プライム市場、証券コード:7936)

アシックス株主優待-1 スポーツシューズの名門企業、アシックス(東証プライム市場、証券コード:7936)から期末配当の支払い通知と一緒に株主優待の案内が届きました。アシックスの権利日は毎年 12月末と 6月末の年 2回です。前回の 6月期の株主優待の案内はお盆明けすぐに、今回の期末分は株主総会の翌日に届きました。株主優待の権利は中間・期末の権利日時点で普通株式 100株以上を保有していれば付与されますが、株式の保有数と保有継続期間によって株主優待の内容に差が設けられています。

以前はアシックス直営店で使う事の出来る割引券と、直営のオンラインストア で使う事の出来るクーポンコードが記載された「冊子」として提供されていたアシックスの株主優待ですが、2024年6月期分から スマホを使った「電子チケット」方式に変更 されています。

また、株主優待の取得条件や利用方法などで変更が加えられていますので、電子チケットの使い方なども踏まえつつご紹介しておきたいと思います。

■ 株主優待制度がまた変更?!

アシックスでは、2024年6月30日を基準日とする 1:4 の株式分割が行われ、これに伴って株主優待制度の内容にも変更が加えられました。

株式分割、定款の一部変更、配当予想の修正等に関するお知らせ (PDF)
株主優待制度の変更に関するお知らせ(PDF)


株式の流動性は既に十分な水準にあったかと思いますが、株価の上昇によって単元株(100株)辺りの投資必要額が高騰し、株主優待の権利を得るためのハードルが高くなってしまっていましたからね。株主総会での質問が出るなど期待されていた方も多かったことでしょう。

この際に株主優待制度について、これまで 300株を基準としていたランクアップの境界が 1,200株へと引き上げられました。1:4 の株式分割を行ったわけですから投資に必要な金額に変わりはありませんが、これはこれまで多くの株式を保有していた方への配慮の表れだろうと思われます。

一方、株主優待の権利取得に必要な最低株式数は 100株に据え置かれました。必要な投資額が 1/4 になったわけですから、投資のハードルはかなり下がりました。株式分割を行うとそのまま株主優待の権利取得に必要な最低株式数もスライドする企業もありますから、これは実質的な株主優待制度の拡充と言ってよいでしょう。

この結果、株主優待制度の内容は以下の様になりました。

株式数 / 保有継続期間 1年未満   1年以上 3年未満   3年以上
100 株 ~ 1,199 株 25% 割引電子チケット 30% 割引電子チケット
1,200 株以上 30% 割引電子チケット 40% 割引電子チケット

但し、こちらの基準で株主優待が実施されるのは 2025年12月期まで。2026年 6月期(中間決算)より判定基準に更なる変更が加えられることになったようです。

私、この事を今回送付された「株主優待の案内」を見て初めて知りました。普通この種の変更が行われる際は IRリリースが出されるはずなのですが、過去分を探してみても見つからず。それもそのはず、2025年12月期決算短信に以下の様にちょろっと書かれているだけだったのです。

なお、2026年2月13日開催の取締役会で株主優待制度の変更を決議いたしました。2026年6月末時点を基準日とした株主優待制度から本変更を適用いたします。変更内容については、アシックスホームページにて後日ご案内いたします。

いつ掲載されたのか分かりませんが、現在アシックスの「株主優待」のページにて「株主優待の内容の変更について」という記述が追加されています。影響が出るのは次回の株主優待からとは言え、これ、気付いていた人どのくらい居るのでしょう?適時開示はきちんと出して欲しいものです。

この結果、2026年6月期以降、アシックスの株主優待制度は以下の様に変更されることになりました。

株式数 / 保有継続期間 3年未満 3年以上
100 株 ~ 199 株 20% 割引 電子チケットx10枚
200 株 ~ 4,999 株 20% 割引 電子チケットx10枚 30% 割引 電子チケットx10枚
5,000 株以上 40% 割引 電子チケットx10枚

これは・・・改悪と言っていいんじゃないでしょうか?最低基準を満たすために必要な株数に今回変更はありませんが、最大の割引率を享受するためには 5,000株以上保有することが必要に・・・ Σ(゜д゜ 2026年3月27日時点の株価だと 2,153万円も投資しなければならないというのはちょっとどうなんでしょう?

また、これは 2025年12月期分からですが、株主優待の割引電子チケットはネットショップでのみ利用可能となり、実店舗で使うことが出来なくなっています。(代わりにオニツカタイガーでも使えるようにはなりました。)店舗にてどんどん試着して欲しいとは言っていますが、試し履きだけしてネットで買うというのは接客してくれる店員さんに悪くて行き辛いと思う方も多いのではないでしょうか?接客の質の低下に繋がったりしないか心配でもあります。

電子チケットはそれぞれ 10回分付与されます。オンラインショップで使用する場合、電子チケット 1枚毎にブランドを選択することが可能で、1枚につき 5万円(税込)までの買い物をすることが出来ます。こちらは 1回の買い物につき 1枚の電子チケットまでしか使用することが出来ませんので、合計金額が 5万円を超える買い物をする際は会計を分けて利用するのが得策です。

家族以外への譲渡は禁止されており、転売などが発覚した場合は電子チケットの利用停止や株主優待ウェブサイトの利用停止措置が講じられる可能性があると明記されています。オークションやフリマで販売されているのを目にしますが、手を出さない方がよいでしょう。販売する方も株主番号とチケットが結びついているので相当リスクがあると思うのですがね・・・。

株主優待の「電子チケット」を利用するにはスマートフォン(またはタブレット)の所持が必須です。スマホのバッテリー残量が無くなっていたり、電波状況が悪いと電子チケットの表示が出来ないこともあり得るのでご注意を。

■ 株主優待電子チケットの取得方法

株主優待電子ケットの取得方法ですが、「株主優待のご案内」に記載されている QRコードをスマートフォンやタブレットPC のカメラを使って読み取ります。Webブラウザからなら「こちら」からアクセスして頂いても構いません。

優待チケット取得-1

「配当金計算書」等に記載されている「株主番号」と株式保有者の住所の「郵便番号」「株主名」を使ってログインすれば即座に電子チケットを使用することが出来るようになります。

アシックスで電子チケット方式の株主優待制度が始まった当初(2024年6月期)は取得済みの電子チケットを保存しておく仕組みが無く、使用する際に都度専用サイトにアクセスする必要がありましたが、前回分(2025年6月期)からは LINE と連携させることで「gift wallet」という LINE のアカウントに株主優待チケットが保存されるようになりました。更に今回からは Google,X、Apple のアカウントでも保存が出来るようになったようです。

優待チケット取得-2

私は前回 LINE のアカウントを使って連携済みなので、そのまま LINE でログインすることにしました。これで LINE のトーク画面上で電子チケットを発券できるようになります。また、「gift wallet」の専用アプリも出来ているようです。いちいち LINE など経由せずとも直接アプリを立ち上げて電子チケットの発券が可能になるので、こちらもインストールしておくと良いでしょう。

■ 株主優待電子チケットの利用方法と注意点

株主優待の電子チケットは、実店舗で使用することは出来ません。アシックス傘下の以下オンラインストアでのみ使用することが可能です。

購入金額 50,000円(税込)までの買い物に対して電子チケット 1枚を使用することが可能です。各ストア毎に別々のアカウントを作成する必要がありますが、ポイントの共通利用は出来ないようです。

また、全ての商品に利用することが出来るわけではありません。アウトレット商品や会員特別価格となっている商品など、一部対象外のものがある点にはご注意ください。特に、オニツカタイガーでは制限が多くなっているようです。” NIPPON MADE ” ” ITALIAN MADE ” ” THE ONITUSKA ” 及びコラボ商品などは対象外となるようなので、購入前によく確認してください。

優待チケット利用

「gift wallet」アプリから発券してみました。チケットを発券するブランドを選択した後は変更することが出来ませんが、発券済みのチケットでも期日まで置いておくことも可能です。使用後は分かりやすいよう「利用済みにする」をタップしておくとよいでしょう。

「クーポンコード」という形で発券されますので、各オンラインストアの決済画面にて入力してください。キャンセルや返品が発生した場合でも使用済みチケットの再利用・再発行は出来ません。

■ 長期の株主優待権利を狙う場合の注意点

アシックスの場合、決算期末日および第 2四半期末日の時点で作成される株主名簿に同一の株主番号で 7回以上継続して載った場合には「3年以上の長期保有」と見做されます。

途中で株式を売買することによって保有株式数が増減しても基準日に条件を満たせていれば構いませんが、全株式を売却した後で買い直したり、貸株に出したりしていたりすると途中で株主番号が変わってしまうことがあります。このような場合は長期保有の条件を満たせなくなってしまうことがあるのでご注意ください。1株でも持ち続けていれば株主番号が変わることはありませんので、「端株」を活用するというのも一つの手です。

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■ 実はあります「隠れ優待」

アシックス隠れ優待 実はアシックスには「隠れ優待」も存在しています。以前は株主総会の議決権をインターネット上で行使した後に表示されるアンケートへの回答が条件でしたが、今回は議決権行使を行えばよいことになった模様です。後日 500円相当の ” OneASICS ポイント ” が議決権行使時のメールアドレスに送られて来ます(要 OneASICS 会員登録)。但し、こちらのポイントはアシックス オンラインストアでのみ使用可能です。

■ 「アシックス」について

今も神戸に本社とスポーツ工学研究所を構えるアシックスは、1949年に鬼塚喜八郎氏が「鬼塚商会」を立ち上げたことに始まります。「オニツカタイガー」のブランド名でバスケットボールシューズやマラソンシューズを送り出してスポーツ界に認知されるようになり、1977年にオニツカ株式会社、株式会社ジィティオ、ジェレンク株式会社の 3社が対等合併し、総合スポーツ用品メーカー「株式会社アシックス」が誕生しました。

現在の主力製品は各種競技用シューズを初めとするスポーツシューズですが、ウェア類、ビジネスシューズ、アウトドア用品なども取り扱っています。

米国のナイキとの関係については、数年前に話題になったナイキ創業者のフィル・ナイト氏の自伝「SHOE DOG」で恨み節たっぷりに触れられていた(かなりワンサイド的な記述でしたが)一方で、ナイキ側もオニツカの技術者を引き抜いていたりと、色々と因縁があるようですね。

私的には一番走りやすいので、陸上をやっていた頃からほぼずっとアシックスのランニングシューズを履き続けています。数年前には記録を出す陸上長距離の選手の多くがナイキの ” 厚底シューズ ” を履いていた事から、箱根駅伝の出場選手のほとんどの選手がナイキに流れてしまうという事態にまで陥りましたが、アシックスも「メタスピード」シリーズで長距離用厚底シューズに参入して以降リベンジに成功したようです。

2025年12月期は、売上高・利益共に過去最高を大幅に更新する年となり、営業利益は 1,500億円を伺うところにまで成長しました。2026年12月期についても引き続き増収・増益が計画(売上高 9,500億円、営業利益 1,710億円、営業利益率 18.0%)されています。現在進行中の ” 中期経営計画 2026 ” の財務目標は早々に達成され、2024年11月に上方修正された目標(営業利益 1,300億円、営業利益率 17% 以上)も既に達成済みとなりました。

前年度からは日本各地で「アシックス 個人投資家様向け IR 説明会」が開催されています。経営環境などを知るいい機会になると思いますので、興味のある方は参加してみるとよいでしょう。前回の様子については以下の記事でレポートしています。 最新の製品に触れる機会もありますし、色々体験出来るコーナーなどもあり楽しめると思います。2026年の神戸での開催は 9月12日(土)に決まったようなので、私もまた参加したいと思っていますが、申込が先着順のようなので募集開始を気にしておかなければなりません。

さて、特にスポーツをする人には非常に魅力的なアシックスの株主優待制度ですが、「オニツカタイガー」の公式オンラインストアでも株主優待チケットを使えるようになるのはいいとして、実店舗で使えなくなったり判定条件が変わったりと使いにくい部分も出て来ました。実店舗でフィッティングしてくれと言われましても応対してくれるお店の方にも悪い(なんだうちでは買わないのか的な?)ですし、せめて店頭で Web購入手続きを行えるようになったりしてくれないですかね?出来れば紙のチケットが復活して欲しいところですが・・・。





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