抽選に申し込んだところで IPO(Initial Public Offering:新規公開株式)ってなかなか当たりませんが、超久々に「東京メトロ(東京地下鉄株式会社)」の IPO に当選しました。私個人としてはなんと 2019年の「ブシロード(東証グロース市場:証券コード 7803)」以来となります。まああまり熱心に IPO の申し込みをしていたわけでは無いのですが、せいぜい実質的に無意味な「補欠当選」止まりでした。
「東京メトロ」は、国が 53.4%、都が 46.6% の株式を保有していましたが、今回はそのうちの 50% 分が売りに出されました。IPO に伴う公募増資はありません。募集・売出価格は 1株あたり 1,200円、上場予定日は 10月23日です。初値が高騰して 1枚当たっただけでも大儲け出来る株もありますが、「東京メトロ」にそういうのは期待出来ません。
当選枚数は SMBC日興証券と大和証券で 1枚ずつのみ。

日興は 100/500株。

大和は 100/100株ですが、そもそもこちらのネット取引では 1枚しか抽選に申し込むことが出来ません。対面取引している方なら証券会社の担当者の裁量で融通して貰うことも出来るようですが、私はネット取引しかしていませんからね。そんなツテなんてあるわけも無く・・・。
今回の「東京メトロ」の IPO によって株式時価総額 6,972億円、売出総額は 3,486億円にも上る超大型上場案件でしたが、ブックビルディング(需要申告)の倍率は 15倍を超えた辺りだった模様。ただ、IPO としては倍率が低く、かなり当たりやすい案件だったようです。
余りに当たりやすい IPO だと逆に「公募割れ」を起こしたりしないか不安になるものですが、「東京メトロ」の場合は公開価格ベースでの配当利回りが 3.3% と悪くない数字ですし、そもそも業績は順調。株式優待制度も新設されるとのことなのでまあ大丈夫でしょう(笑)。
ちなみに IPO は当選後に辞退することも可能ではありますが、だいたいの証券会社ではそのごしばらく IPO に参加出来なくなるなどペナルティが科せられるのが一般的です。余程の地雷案件でも無い限り IPO の辞退はしない方が賢明でしょう(そもそもそんな案件には申し込むべきではありませんし)。
■ 「東京メトロ」の株主優待
「東京メトロ」では株主優待制度を創設することが発表されています。ただ、いずれも東京近郊でしか使えそうに無いので、関西在住の私にはほぼ価値の無いものではありますが・・・。
「東京メトロ」の株主優待制度は以下の 2種となります。今のところ長期株主優待制度はありません。
① 「全線きっぷ」叉は「全線定期乗車証」の発行(3月末、9月末の年 2回)
| 所有株式数 | 乗車証の種類 | 発行枚数 |
|---|---|---|
| 200株 ~ 399株 | 全線きっぷ(片道 1回限り) | 3枚 |
| 400株 ~ 599株 | 6枚 | |
| 600株 ~ 799株 | 9枚 | |
| 800株 ~ 999株 | 12枚 | |
| 1,000株 ~ 2,999株 | 15枚 | |
| 3,000株 ~ 4,999株 | 45枚 | |
| 5,000株 ~ 9,999株 | 75枚 | |
| 10,000株以上 | 全線定期乗車証 | 1枚 |
1万株以上保有すれば東京メトロに乗り放題になりますが、公開価格ベースでも 1,200万円の投資が必要です。資金に余裕があれば ” 優待クロス ” を狙う方も居るのでしょうか?株主優待を受けるためには最低 200株の保有が必要な点にご注意下さい。
② 「東京メトロ」関連施設の各種優待券(3月末の年 1回)
毎年 3月31日の時点で 200株以上を保有していれば、「東京メトロ」の関連施設で使う事の出来る優待券が発行されます。
| 「メトロの缶詰(ECサイト)」クーポン券 300円分 | 3,000円以上の買い物で利用可。使用回数制限無し |
| 「地下鉄博物館」無料招待券 | 5枚 |
| 「そば処めとろ庵」かき揚げトッピング無料券 | 3枚(350円以上利用時に限る) |
| ゴルフ練習場「メトログリーン東陽町」入場無料券 | 5枚(平日限定) |
うん、やっぱりここの株主優待は私にとって恩恵にはなりそうにありません。まあ配当悪くないからいっか(苦笑)。後は株式公開日まで 8月の日本株急落のような波乱が無い事を祈るだけです。
10月23日に晴れて上場された「東京メトロ」は売出価格の 1,200円を 35.8% 上回った 1,630円で初値を付けました。その後は一時 1,768円まで上昇。高値圏を維持したまま 1,739円で引けました。ただ、株価の上昇によって配当利回りは 2.2% 台にまで下がっていますし PER も 19倍を超えているので、ここからの更なる株価上昇はさほど期待出来ないかも知れません。とは言え、まずは順調な滑り出しで良かった。
(2024.10.24)
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