サブカメラとして 2024年末に購入した FUJI FILM のコンパクトミラーレスカメラ「X-M5」のレンズキット。非常に小型かつ軽量で良いのですが、しばらく使っていると不満点が目立ってきてしまいました。やはり ” ファインダーが無い ” というのが思っていた以上に使い難かったのです・・・。室内撮影なら問題無いのですが、液晶画面の輝度を最大に上げていても日中屋外での撮影ではピントがどこに合っているのか分かり辛くて・・・。 もちろんファインダーが無いという点については分かった上で購入したつもりだったのですが、やはり私には必要だったようです。持っているのが昨年末に発売された「X-T30 III」だったら買い換えるにまでは至らなかったかも知れませんけどね。
「X-M5」と「X-T30 III」は、同じ画像センサー(X-Trans CMOS 4)と画像処理エンジン(X-Processor 5)を積んでいるため、重量・サイズの他はファインダーの有無や液晶パネルがバリアングル式かチルト式など一部を除いてほぼ同じ様な性能のカメラです。出てくる絵もほぼ同じと思ってよいでしょう。
「X-M5」から「X-T30 III」に買い換えるのもなあ・・・と思っていたのですが、マップカメラの下取り交換に出せば初めから「X-E5」を買っていたのと同じ程度の出費で済むタイミングがあったので思い切って「X-E5」に買い換えることにしました。「X-E5」ならファインダーも付いていますし、手ブレ補正機構も搭載していますからね。サイズ的には一回り大きくなってしまいますが、妥協出来る範囲内です。
ボディカラーはシルバーとブラックがありますが、どうやら私はシルバー色のカメラが好きなようです(笑)。レンジファインダースタイルなデザインも私好みでした。
レンズキットもあります。キットレンズはこちらも新発売の「FUJINON XF23mmF2.8 R WR」。私は既に「XF27mmF2.8 R WR」を持っていたのでボディのみで購入しましたが、こちらも非常に魅力的なレンズだと思います。
書いているうちにどんどん長文になってしまって恐縮ですが、「X-M5」との使い勝手の差などについてレビューしておきたいと思いますので購入を考えている方の一助とでもなれますと幸いです。
【 目次 】
- ■ 「X-E5」の仕様を「X-M5」「X-T30 III」と比較してみる
- ■ マップカメラの「先取交換」を使って「X-E5」を購入!
- ■ 液晶保護フイルムの貼付と ” アンカー ” の取付
- ■ FUJIFILM「X-E5」の初期設定と「FUJIFILM XApp」
- ■ ファームウェア更新
- ■ 撮影サンプル
- ■ 所有欲を満たしてくれるコンパクト高画素機
長くなってしまいましたが、どうぞ最後までお付き合いください。
■ 「X-E5」の仕様を「X-M5」「X-T30 III」と比較してみる
これらの 3つに機種は気になっているという方も多いのではないでしょうか。ということで、まずはスペックを見比べておくことにしましょう。
| 機種 | X-E5 | X-M5 | X-T30 III |
|---|---|---|---|
| 撮像素子 | X-Trans CMOS 5 HR | X-Trans CMOS 4 | |
| 有効画素数 | 約 4,020万画素 | 約 2,610万画素 | |
| 画像処理エンジン | X-Processor 5 | ||
| ローパスフィルター | 無し | ||
| フォーカス検出 | インテリジェントハイブリッドAF(TTL コントラスト AF / 位相差 AF) | ||
| 測距点数 | 最大 425点(25x17) | ||
| 被写体検出機能 | 人物 顔・瞳 / 動物 / 鳥 / 車 / バイク&自転車 / 飛行機 / 電車 | ||
| シャッター形式 | 電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター | ||
| シャッター 速度範囲 |
メカ:30秒 ~ 1/4000秒 バルブ(最長 60分) 電子:30秒 ~ 1/180000秒 バルブ(1秒固定) |
メカ:30秒 ~ 1/4000秒 バルブ(最長 60分) 電子:30秒 ~ 1/32000秒 バルブ(1秒固定) |
|
| シャッター 連写速度 |
最高 8.0コマ / 秒 電子:最高 20コマ / 秒 |
最高 8.0コマ / 秒 電子:最高 30コマ / 秒 |
|
| 連続撮影 可能枚数 |
ロスレス圧縮 RAW + JPEG 撮影時 メカ:21枚 電子:20枚 |
ロスレス圧縮 RAW + JPEG 撮影時 メカ:34枚 電子:27枚 |
|
| ISO 感度 (静止画撮影時) |
標準:ISO 125 ~ 12800 拡張:ISO 64 ~ 51200 |
標準:ISO 160 ~ 12800 拡張:ISO 80 ~ 51200 |
|
| 液晶モニター | 3.0型チルト式 TFTカラー 約 104万画素 タッチパネル付 |
3.0型バリアングル式 TFTカラー 約 104万画素 タッチパネル付 |
3.0型チルト式 TFTカラー 約 162万画素 タッチパネル付 |
| ファインダー | 0.39型有機ELファインダー 約 236万ドット 倍率 0.62倍 視野率 約100% |
✕ | 0.39型有機ELファインダー 約 236万ドット 倍率 0.62倍 視野率 約100% |
| センサー クリーニング |
圧電素子による超音波方式 | ||
| 記録メディア | SD / SDHC / SDXC メモリーカード (UHS-II、V90 規格対応) |
SD / SDHC / SDXC メモリーカード(UHS-I 規格対応) | |
| 手ブレ補正 | センサーシフト方式5軸補正 中央7.0段、周辺6.0段 |
✕(動画撮影時のみ電子防振) | |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (WPA2 / WPA3) |
IEEE802.11 b/g/n(WPA2 / WPA3) | |
| Bluetooth | Ver.4.2 (Bluetooth low energy) |
Ver.5.2(Bluetooth low energy) | |
| 本体サイズ | 124.9x72.9x39.1 mm | 111.9x66.6x38 mm | 118.4x82.8x46.8 mm |
| 重量 | バッテリー、SDカード込み 約 445g |
バッテリー、SDカード込み 約 378g |
バッテリー、SDカード込み 約 355g |
「X-E5」の特徴はやはり最新の裏面照射型イメージセンサー「X-Trans CMOS 5 HR」を採用したことによる 4000万画素オーバーでの高精細撮影。電子シャッター使用時には 1/180000 秒という高速撮影も可能になっています(ローリングシャッター現象の影響を受けるので動体撮影には向きませんが)。また、中央7.0段、周辺6.0段の強力な手ブレ補正機構を搭載しているのも魅力ですね。
画像処理エンジンが同じ X-Processor 5 なので当然と言えば当然ですが、画素数が少ない分バッファーが詰まるまでの連写性能に関しては X-M5、X-T30 III の方が有利です。「X-M5」より後に発売された「X-E5」の Bluetooth のバージョンが 4.2 止まりなのは謎。
ファインダーに関しては搭載位置の違いこそあれ、「X-T30 III」に使われているものと同じユニットのようです。倍率 0.62倍と低いのであまり見易いファインダーだとは言えませんが、日中屋外で使う際には心強い味方となってくれます。
FUJIFILM のカメラは長く入手困難な状況が続いていました、「X-E5」に関しては「X-30 III」も含めて概ね買いたい時に買えるようにはなっているようです。「X100VI」のように未だにほとんど市中在庫を見掛けない製品もありますが・・・。
■ マップカメラの「先取交換」を使って「X-E5」を購入!
今回「X-E5」に買い換えるに当たって、マップカメラの「先取交換」を利用してみました。「先取交換」は、先に新しいカメラやレンズを送ってもらい、後日買取に出す商品を送ることが出来るというシステムです。基本的に「ワンプライス買取」で提示された価格での買取となるため予算計画を立てやすく、買取見積額が 10% 増額されるなど非常に有り難いシステム。梱包材も無料で送ってくれます。


いつも通りマップカメラの万全の梱包で着荷。マップカメラの段ボール写真を SNS にアップロードすると 500pt もらえるキャンペーンも開催されていました。


フジフイルムはあまりプラスチック削減とかには興味がないみたいですね。


付属品は、バッテリー「NP-W126S」、ショルダーストラップ、ストラップリング取り付け補助具、ヘッドホン用アダプター、及び取扱説明書等の書類一式です。「CAPTURE ONE」の体験版も付属していました。ボディキャップとホットシューカバーはカメラに装着済み。
ショルダーストラップは流行(?)のロープ状の非常にしっかりしたものが付属しています。なかなか良さげなのですが、peak design のストラップを付け替えて使いたいのでこちらは温存します。
取扱説明書については Web版 を参照するか、PDF版をダウンロードすることも可能です。スマホなどに入れておけば出先でいつでも見れて便利でしょう。


バッテリーは「X-M5」と同じ「NP-W126S」が使われています。Panasonic の中国子会社が製造しているようですね。ただこのバッテリー、小型であることの代償として容量がかなり小さいので、外で 1日撮影に使うなら予備バッテリーは必携となるでしょう。


「X-M5」程では無いにせよ、非常にコンパクトなカメラです。軍艦部がアルミ削り出し&アルマイト加工されているだけのことはあって、質感・高級感では圧倒的に「X-E5」の勝利!軍艦部の出っ張りも無いので、冬場なら合わせるレンズ次第ではポケットに入れて持ち歩く事も可能です。
液晶画面は反転させて収納することは出来ないので、画面保護フイルムは貼っておいた方がよいでしょう。小型ですが、α7C II には無かったフォーカスレバーが付いています。やはり小さくてもあると無いでは大違い。タッチパネルだけではファインダーを覗きながらだとフォーカスポイントを好みの位置に動かしにくいのですよね・・・。

トッププレートには FUJIFILM の特徴である「フィルムシミュレーションダイヤル」が配置されています。JPEG 撮って出しでも非常に雰囲気のいい写真に仕上がるのが FUJIFILM 機のよいところ。

底面パネルはプラスチック製のようですね。とは言え「X-M5」のようなパーツの合わせ目は出ていないので遥かにマシです。L型プレートなどを装着してしまえば気にならなくなるでしょう。




カメラ左側面には「フォーカスモード切替スイッチ」と 3.5mm イヤホンジャック。USB Type-C 端子、HDMI マイクロ端子が配置されています。バッテリースロットは SDカードスロットと共用。
この「フォーカスモード切替スイッチ」ですが、直感的に切り替えられるのはいいとして、鞄などに入れていると勝手に切り替わっていることがあってまだ慣れません。最初はなんでオートフォーカスが効かないんだ?(= マニュアルモードに切り替わっていた)となりましたよ・・・。


背面液晶はチルト式。チルト式がいいのか、バリアングル式がいいのかは意見の分かれるところですが、やはりローアングル撮影をする際などはチルト式の方が使いやすい気がします。

「X-E5」も APS-C サイズのセンサーを搭載しています。マウント部分も含め、カメラ自体が防水設計になっていないので、雨や水しぶきが掛かる環境で使う際は要注意。


評判が悪いのがこのアイセンサーの位置です。「フィルムシミュレーションダイヤル」を操作しようとすると指がアイセンサーを覆ってしまい、液晶画面がブラックアウトしてしまうのですよね。底面に配置されている Bluetooth ボタンは往年のフイルムカメラの巻き上げボタンをイメージしたとのことですが、これ、ほんとに必要?


上面パネルに配置されたシャッター速度ダイヤルと露出補正ダイヤルに加えて前後に押し込みスイッチ付きのダイヤルが 2つ、フロントにもコントロールレバーが付いていたりと、カスタマイズ可能なボタンやダイヤルの数にはかなり余裕があります。

レンズはフジフイルム純正パンケーキレンズとして写りに定評のある「FUJINON XF27mm F2.8 R WR」を組み合わせることにします。 「X-M5」のキットレンズだった「FUJINON XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」はボディと一緒に下取りに出すので、「X-E5」は当分の間このレンズ 1本での運用となります。XF27mm を買っていなければ「X-E5」のキットレンズである「XF23mmF2.8 R WR」を買っていたでしょうけどね。


重量はボディのみ(バッテリー、メモリーカード、ボディキャップ)で約 459g、 XF27mm(MCフィルター取付済) を取り付けた状態で約 545g といったところです。キットレンズの「XF23mm」とほぼ同じ形・重さなのでボディとの一体感が素晴らしい。
■ 液晶保護フイルムの貼付と ” アンカー ” の取付
「X-E5」の背面モニターはチルト式なので、バリアングル式のもののように画面を反転させて内側に向けて保護するということが出来ません。画面保護のためにも液晶保護フイルムは貼っておいた方が良いでしょう。「X-M5」で使って気に入った ” JJC ” のものを貼っておくことにします。


保護フイルムは 2枚入り。付属品もとても充実しています。


貼付に必要なものは一通り揃っているので簡単に綺麗に貼り付ける事が出来ます。まあこんなもんですかね。指の脂は付きますが、さっと拭くだけで綺麗になります。タッチ感度も問題無し。
ちなみに「X-E5」にはバッテリーチャージャーが付属していませんが、「X-M5」と同じ「NP-W126S」というバッテリーを使っているので、以前買ったものをそのまま使うことが出来ました。 社外品で純正品とは端子の数が違ったりしますが、特に問題無さそうです。カメラ本体に USBケーブルを差しても充電は出来ますが、引っ掛けて落としたりしたら大変ですからね。

さて、ストラップの着脱が簡単にできるように peak design の「アンカー」を取り付けようとしたのですが、ストラップホールが小さすぎてアンカーが通らない・・・。三角環 を買わないとダメかなと思っていたのですが・・・




peak design のストラップを買った時に付いてきたリングを試してみたところ無事に取り付けることが出来ました。使い方の説明が無かったので黒いカード型のパーツの使い方に若干悩みましたが(笑)。

これで手持ちのストラップを使い回す事が出来ます。「X-E5」のグリップは浅いので、何かしらストラップは取り付けて運用する方がよいでしょう。ショルダーストラップは「スライドライト」も持っていますが、「X-E5」なら「リーシュ」の方が似合いますね。
SDカードは α7C II のお下がりとなった Nextorage の「NX-F2SE128G」を使う事にします。UHS-II 規格対応の SDカードの中では Read 280MB/s Write 100MB/s と控えめな性能ですが、「X-E5」では連写をあまり使わないつもりなので充分でしょう。
■ FUJIFILM「X-E5」の初期設定と「FUJIFILM XApp」
細かい設定は追々詰めるとして、取りあえず使えるよう初期設定を行っておきます。



日本国内で販売されている「X-E5」は言語が日本語と英語のみの対応となっています。転売防止策としてはそこそこの効果が出ているようですね。



スマホとの連携はまた後で。自動電源OFF温度は動画撮影しないなら「標準」のままで問題無いでしょう。SDカードをフォーマットしたら取りあえず撮影可能になります。
「X-E5」には「FUJIFILM XApp」というスマホアプリが用意されています。以下のバッジからインストールするか、App Store か Google Play で「FUJIFILM XApp」で検索してインストールしてください。
「FUJIFILM XApp」を使用することで、撮影画像をスマホやタブレットへ転送したり、撮影画像に位置情報を付与したり、リモート撮影などが行えるようになります。
「X-E5」と「FUJIFILM XApp」をペアリングするには、先にカメラを Bluetooth のペアリングモードにしておく必要があります。


カメラの電源を入れ、カメラ底面の「Bluetooth」ボタンを長押ししてください。Bluetooth の設定画面が表示されるので、「ペアリング」を選んで「MENU / OK」ボタンを押下します。

スマホで「FUJIFILM XApp」を立ち上げ、「新しいカメラを登録」から「X-E5」をペアリングさせます。カメラの名前やスマホの名前はアプリ上で変更出来るので分かりやすい名前にしておくとよいでしょう。
■ ファームウェア更新
「X-E5」には 2026年2月の時点で「Ver.1.11」というファームウェアがリリースされています。「こちら」からダウンロードしたファームウェアを SDカードに書き込んで更新することも出来ますが、スマホの「FUJIFILM XApp」を使うのが簡単です。

先に「X-E5」の電源を入れておき、スマホで「FUJIFILM XApp」を立ち上げたら右上の「」から設定メニューに入り、「ファームウェアアップデート」をタップしてください。「X-E5」自身が一時的に Wi-Fi 基地局となって「FUJIFILM XApp」にダウンロードされた新しいファームウェアが転送されます。



カメラ側では特に操作する必要はありません。ファームウェアが転送されたら自動的にアップデートが始まります。ただ、わりと長い時間カメラが無反応になるので不安になるかも知れません。気長にどうぞ。途中で電源を切っちゃ駄目ですよ。
■ 撮影サンプル
撮影サンプルを載せておきます。はてなブログ の画像アップローダーである「はてなフォトライフ」の仕様による制限から「SILKYPIX Developer Studio Pro 11」を使って画像サイズを 1200x800 pix に下げた上で撮影情報の書込みを行っていますが、その他は「X-E5」で ” フイルムシミュレーション ” を使って撮影し、JPEG 出力したものになります。トリミングなども行っていません。






まずはフイルムシミュレーションの様子から。左上から右に「PROVIA / スタンダード」「Velvia / ビビッド」「ASTIA / ソフト」「クラッシッククローム」「REALA ACE」「ACROS」となっています。フイルムシミュレーションの選択は RAW データにも書き込まれるようですね。対応するソフトを使えば後から RAW 現像ソフトを使って変更することも可能です。



「X-E5」では約 4,020万画素という高画素数を生かした「デジタルテレコン」が使用可能です。デフォルトではボディ前面のコントロールレバーにこの機能が割り当てられており、レンズ側にレバーを倒すことで OFF → 1.4x → 2.0x と倍率が上がります。多少の画質低下はあるとのことですが、単焦点レンズしか持っていなくてもズームレンズのような使い方が出来るので、旅行先などでは重宝するでしょう。
こちらの機能は JPEG 画像にのみ反映されます。RAWデータ上では全て同じ画角のデータとして記録されるので、画像処理ソフトを使ってクロップする場合と概ね同じと思って良さそうです(JPEG 画像には X-Processer 5 による超解像処理が入るようですが)。画質低下が生じ得ると言ってもブログに画像を掲載する程度なら全く問題無さそうですね。

FS「PROVIA / スタンダード」。

FS「Velvia / ビビッド」。

FS「PROVIA / スタンダード」で 2倍のデジタルテレコンを使用。

FS「REALA ACE」。カメラが小さく大袈裟な感じがしないので飲食店でも持ち出しやすい。

FS「クラッシッククローム」。

FS「REALA ACE」。

FS「ノスタルジックネガ」。長年カメラフイルムを製造しているだけのことはあって、やはりフジフイルム機は撮影後にほとんどいじらなくてもいい色を出してくれます。SONY機はたまに色被りしてしまうところが難点でした。最も最新の「α7 V」ではかなり自然な色を出してくれるようになったそうなので、やがて出るであろう「α7C III」には大いに期待しています。
「X-E5」についてはまだあまり外に持ち出せていないので、撮影サンプルについては今後気に入ったのが撮れれば追加・差し替えしたいと思います。
■ 所有欲を満たしてくれるコンパクト高画素機
マップカメラに「先取交換」の下取りとして「X-M5」を送り返すまで少し時間があったので「X-E5」と比べてみました。



「X-M5」の小型さが際立ちます。これはこれで確かによいカメラだと思うのですが、やはり私にはファインダーが必要でした。スマホにはファインダーなんて無いんだからどうとでもなるだろうと思っていたのですが、想像以上に屋外で使いにくかったのです・・・。あと安っぽさが・・・ね・・・。

「X-E5」はレンズ交換が出来る「X100VI」のようなものだとも聞かれますが、だったら防滴程度でもいいので防水性能は持たせておいて欲しかったなとは思います。また、「フイルムシミュレーションダイヤル」は直感的な操作が出来てよいのですが、やはりアイセンサーの位置の悪さは如何ともし難いですね。被写体認識の精度についても SONY 機には大きな差を開けられている印象です。
もうひと頑張りして欲しかったなという点もありますが、この小型ボディにファインダーと中央 7.0段という強力なボディ内手ブレ補正機構を搭載し、約4020万画素もの高画素センサーを採用した「X-E5」は何でもそつなくこなしてくれる万能機。
APS-C機に 4000万画素はやや過剰かも知れませんが、デジタルテレコンを使って 1.4倍にクロップしても 2000万画素、2倍にクロップしても 1000万画素は確保出来るので、なるべく荷物を減らしたい旅行などで重宝します。このデジタルテレコンですが、フロントにレバーがあって簡単に切り替えられる点も非常に使い勝手が良いと思います。SONY 機にも「超解像ズーム」というデジタルテレコン機能がありますが、メニューの中に入っていてやや使いにくいのですよね。
アルミ削り出しで高級感のある軍艦部や、レンジファインダースタイルのレトロなデザインも気に入っています。パンケーキレンズとの組合せでコンパクトにスナップ撮影するのも勿論よいのですが、なるべく早く標準ズームレンズくらいは用意してやりたいなと思います。