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Seagate の高耐久 Gen4 M.2 NVMe SSD「FireCuda 530R」の 1TB モデルを確保

昨年末辺りからパソコン用メモリの異常な高騰が話題になっていますが、影響は SSD やメモリーカード類にまで広がっています。ChatGPT や Gemini など所謂 ” 生成AI ” ブームに伴ったサーバー需要の急増に端を発しているとされていますが、メーカー側での生産能力のシフトやパニック買いなど、複雑な要因が重なった結果であるようです。

現在メインPC のシステム用 SSD として、KIOXIA(キオクシア)の「EXCERIA PRO」という 1TB の M.2 SSD を使用しています。 ただこの SSD、ちょっと様子が変なのです。Gen4 の SSD として Read / Write の性能は抜群ですし発熱も少ない方だと思うのですが、購入後まだ 1年しか経過していないのに残り寿命が 80% を切ってきてしまいました。一応 5年程度は保つ計算ですが、ここまで消耗が激しい SSD は初めての経験なので、ほんとにこのまま使い続けて大丈夫なものなのかどうか不安を覚えている次第。PC の使い方としては PC録画を止めた分確実に書込量は減っているはずなんですけどね・・・。

加えて先の見えない SSD の価格高騰です。特に Western Digital や Samsung、Seagate など名の通ったメーカーの製品はなかなかエグい価格帯になってしまっています。いざ買い換え!となった際に価格がどうなっているか見通せないので、予備として 1枚確保しておくことにしました。昨年のブラックフライデーセールの時に迷ったのですが、その時に無理してでも買っておけば良かったのですけどね・・・。

FireCuda 530R-1


今回購入したのは Seagate の「FireCuda 530R」。PCIe Gen4x4 対応で容量は 1TB のモデルです。以前よりは値が上がってしまっていましたが、なんとか 2万円以下の在庫を見つけて確保することが出来ました。Seagate の SSD は今も PCIe Gen3x4 対応の「FireCuda 510」を使っており、こちらは使い始めてから 5年半経つにも関わらず残り寿命 98% と優秀。SSD なので突然死する可能性は捨てきれませんが、使用頻度に大きな差があるとは言えちょっと無視出来ない差です。

今回新たに購入した「FireCuda 530R」の 1TB モデルの仕様は以下の通りです。

Form Factor M.2 Type 2280 M-key
Interface PCIe Gen4x4 NVMe 1.4
Flash Memory Type 3D TLC NAND
Sequential Read(128KB) 7,400 MB/s
Sequential Write(128KB) 7,000 MB/s
Random Read(4KB QD32 T16) 1,300,000 IOPS
Random Write(4KB QD32 T16) 1,300,000 IOPS
MTTF (平均故障間隔) 180万時間
合計書込みバイト数 1,100 TBW
保証期間 5年間(データ復旧サービス 3年)

やはり Seagate の「FireCuda」シリーズは耐久性の高さが目を引きます。組み合わせるマザーボードは ASRock の「X670E Steel Legend」。PCIe Gen5x4 の「FireCuda 540」シリーズもありましたが、あまり市場で見掛けないまま廃番になってしまったようです。「X670E Steel Legend」では第5世代の SSD も搭載可能ですが、他社製品も含めて既に価格がかなり高騰してしまっていることや、第4世代の SSD でも特に速度面で不満を感じた事は無かったのでこれで充分。

FireCuda 530R-2

「FireCuda 530R」には、購入から 3年間「Rescue」というデータ復旧サービスを受ける権利が付帯します。故障の状態にも拠るので完全復旧できるかどうかまでは分かりませんが、運悪く使用中に故障してしまってもデータを救出できる可能性があるという点も魅力的。

FireCuda 530R-3FireCuda 530R-4


今回購入したモデルは片面実装基板でした。2TB / 4TB のモデルについては両面実装となっているようです。ヒートシンクの有無でもモデルが分かれていますが、私はマザーボードのヒートシンクを使用するので無い方が有り難い。少しシールをめくってみた感じ、メモリには「T27BGA5A1V」の刻印があるものの検索ではヒットせず。コントローラーとして PHISON PS5018-E18 を採用し、SK Hynix の DRAMキャッシュを搭載しているようでした。TECH POWER UP のサイトを見た限り、Kioxia の 162層 TLC 3D NAND(BiCS6)が使われているようです。

■ 総合診断ツール「SeaTools 5」で初期不良チェック

Seagate の SSD ではいくつかのソフトウェアをダウンロードして使う事が出来るようになっています。今回購入した「FireCuda 530R」はすぐに現在メインドライブとして使っている KIOXIA の SSD と入れ替えて使うわけでは無いのでしばらく保管しておくつもりですが、初期不良の有無だけはしっかりチェックしておくことにします。

使用するのは「SeaTools 5」という総合診断ツール。以下のサイトから入手可能です。 ドライブの検査やファームウェアアップデート、データの完全消去などが行えます。

SeaTools-1SeaTools-2
SeaTools-3SeaTools-4


ファームウェアは現時点で最新の「SU6SX030」が適用されていたので今回更新する必要は無し。

SeaTools-5SeaTools-6


「ショートセルフテスト」「長時間自己テスト」「2分間テスト」「長時間ジェネリック・テスト」と行ってみましたが問題は無さそうです。SSD 自体が高速だからか、一番長いテストでも所要時間は 10分程でした。

■ ベンチ

Crystal Disk Mark を使ってベンチを取っておきます。

ベンチマーク

公称値ほどの速度は出ていませんが、マザーボードに挿したスロットの場所が影響している可能性があります。すぐに入れ替えて使うわけでは無いので、CPU 直結の M.2スロットでは無く、チップセットに接続された M.2スロットに挿して計測しています。まあ実際の所これだけ速度が出ていれば充分なのですが。

CrystalDiskInfo 今は冬なので夏場はもっと上がるかも知れませんが、アイドル時で 36℃ 程度、ベンチ計測中でも最大 56℃程度までしか温度は上がりませんでした。

また、現在使用している KIOXIA の SSD が Read で 7,000 MB/s 以上の速度が出ているので、CPU 直結の M.2スロットに差し直せばより良い数値が出るかも知れません。いつか本格的に差し替えた時は再計測してみたいと思います。

■ 「DiscWizard」でクローン作成

取りあえずテストは終えたのでこの「FireCuda 530R」はしばらく保管しておくつもりですが、どうせ眠らせておくのなら万一に備えてシステムディスクのクローンを作成しておくことにしました。これなら仮に現在使っている KIOXIA の SSD が突然死してもすぐに復旧できますしね。

Segate から提供されている「DiscWizard」というソフトウェアを使ってみることにします。「DiscWizard」のダウンロードページは先程の「SeaTools 5」と同じ。

「DiscWizard」はどうやら Acronis の製品の機能限定版ということになるようです。

DiscWizard-1DiscWizard-2


「DiscWizard」を立ち上げたら「ツール」より「ディスクのクローン作成」を選んでください。「クローンモード」については「自動」のままでよいと思います。

DiscWizard-3DiscWizard-4


クローン元となる「ソースディスク」とクローン先となる「ターゲットディスク」を指定します。間違えて必要なドライブを消してしまわないよう注意!

DiscWizard-5DiscWizard-6


バックアップとしてクローンを作成するので、クローン作成方法については「このコンピューターのディスクをこうかんするには」という選択肢を選びました。ここ、ちょっと何を聞かれているのか分かりにくい(苦笑)。

間違いが無いか確認し、「実行」を押下すればクローン作成が開始されます。結構時間が掛かるのかなと思っていたのですが、なんとほんの 3分ほどでクローン作成が完了。こんなに早いとは思いませんでした。ディスクの内容をチェックしてみたところ問題も無さそうです。取りあえずはこれでいつ今のメインSSD が突然死しても大丈夫(笑・・・えない)。

メモリや SSD などの高騰は少なくとも 2028年頃までは続くと言われているようですが、ほんと困ったモノです・・・。連られてなのか知りませんが、PC関係のパーツは軒並み価格が上がってきてますよね・・・。





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