以下の内容はhttps://chateau-vulpes.com/entry/EIZO_EV2740Xより取得しました。


PC のメインディスプレイを EIZO の 4K 液晶ディスプレイ「FlexScan EV2740X」に入れ替えました

ある日のこと。いつもの様に PC で作業していると突然メインディスプレイの右から 1/3 くらいのところに縦の赤線が表れました。メインディスプレイとして使っていたのは石川県白山市に本拠を構える EIZO の「FlexScan EV2785」という 27型 4K対応液晶ディスプレイ。2018年5月に購入しているので既に使い始めてから 7年以上経過していました。 途中一度 液晶パネルの周辺から光が漏れ出てくるという不具合でメーカー修理を受けました が、それ以降は何も問題無は出ていませんでした。この時の代替機の貸出を含めた修理対応が素晴らしく、逆にすっかり EIZO 信者となってしまった次第(笑)。Dell 辺りもサポートが手厚いと聞いていた記憶があります。今もそうなのかは知りませんが。

■ EIZO ダイレクトで「EV2740X」の ” 整備済品 ” を購入

最近撮影してきた写真を RAW現像することが多くなったので、次に PCディスプレイを買い換えるならキャリブレーションに対応したカラーマネジメントモニターもいいななどと思い、EIZO の 27型 4K 対応モデル「CS2740」辺りを候補に挙げていました。後継モデルの「CS2740-Z」がこの 9月末に発売されたので、正月辺りのセールでお得に買える機会もあるかななんて期待していたわけです。

ところが、メインで使っているディスプレイに不安要素が出て来てしまったわけで、万一急激に症状が悪化したりしたら困ります。有るかどうかすら分からないセールや特典が付いたりするのを待っている余裕はないなと思ったので、早急に代替機を探すことにしました。

個人的に EIZO のディスプレイには全幅の信頼を置いているので、メーカーは EIZO、4K 表示の出来るモニターというのが今回の最低条件です。4K ディスプレイって一度慣れてしまうともう元には戻れないんですよね・・・。正に大は小を兼ねるというやつです。

EIZOダイレクト

タイミング良く EIZO の直販サイト「EIZO ダイレクト」のアウトレットセールに「FlexScan EV2740X」の ” EIZO 整備済品(所謂リファービッシュ品)” が出ているのを見つけました。4K(3840x2160 pix)表示対応の 27インチの液晶モニターです。


「EIZO 整備済品」は、展示会で使用された製品や、初期不良などで返品された製品を再調整・品質確認した新品同様品とのこと。付属品などがきちんと揃っていることは当然として、新品と同じ 5年間の製品保証が付帯します。実は以前にも「EIZO 整備済品」のディスプレイを購入したことがあり、品質に何ら問題が無いことは体験済みです。 何ならこちらの「EV2736W」、購入は 12年前、使用時間は既に 4.4万時間ほどになりますが、未だ 3rd ディスプレイとして現役だったりします。

EIZO のディスプレイは新品ならどこで買っても 5年間の製品保証が付きますが、ここで火を噴く(?)のが 20% 割引になる EIZO の株主優待(笑)。「EIZO ダイレクト」では結構頻繁に 15% OFF くらいのセールの案内が来るので正直この株主優待は微妙になって来ているのですが、なんとアウトレット品にも効くのです。なので、今回のように整備済品を買ったり、発売されたばかりの新製品が欲しい時には非常に強力なのです。

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「EV2740X」には「EV2740S」という新型廉価モデルも発売されています。両者の違いは有線LAN への対応や入力端子の数、液晶パネルの僅かな差くらいなのですが、整備済品の「EV2740X」との価格さは僅か。まして株主優待がここから効くとあれば気にするべきは「整備済品」を受け入れることが出来るかどうかだけでしょう。もちろん私は気にしませんので(笑)。

EIZO ダイレクトのアウトレットセールは不定期開催ですが、EIZOダイレクトのメルマガを購読しておくとセールが始まると告知してくれます。ただ、人気モデルはそこそこ競争が激しいようなので狙う方は頑張ってみてください。但し、「再生品」と記載されているものは保証期間が 6ヶ月間だけなのでご注意を。納期は若干掛かります。 発注したのは金曜日の早朝でしたが、翌週水曜発送の木曜日着となりました。配送はヤマト運輸さんです。

  


■ EIZO「FlexScan EV2740X」

今回購入した EIZO「FlexScan EV2740X」の主な仕様は以下の通りです。

モニタ種類 27型 ノングレアタイプ 4K 平面型液晶ディスプレイ(IPS 方式、LED バックライト)
解像度 最大 3,840x2,160 pix(画素密度:163 ppi、視野角:上下左右 178°)
表示色 約 1,677 万色(8-bit 対応、sRGB 相当の色域)
コントラスト比 2,000:1
輝度 最大 350 cd/㎡
応答速度 5 ms(中間階調域)
映像入力端子 HDMI (1.4)x2、USB Type-C (1.3)x1、DisplayPort (1.3)x1(全て HDCP 2.3 対応)
USB機能 上流:USB Type-C (5Gbps、PD 94W 給電)x1、USB Type-B (5Gbps)x1
下流:USB Type-C (5Gbps、15W 給電)x1、USB Type-A (5Gbps)x1
出力端子 ヘッドホン端子、ラインアウト(共に 3.5 mm ステレオミニジャック)
スピーカー 2.0 W + 2.0 W
USB LANアダプタ RJ-45(1000BASE-T 対応)
消費電力 標準:16 W、最大:186 W(給電、LAN使用時)、節電時:0.35 W
サイズ 611.6x370.8~565.4x242~250.1 mm(スタンド使用時)
611.6x358.8x60.5 mm(モニター部のみ)
重量 約 8.2 kg(スタンド込み)、約 5.5 kg(モニター部のみ)

まず届いて驚いたのが梱包サイズの小ささ。随分コンパクトになりました。

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緩衝材も発泡スチロールが使われなくなり、ディスプレイの保護などに一部ウレタン系の素材が使われているものの、大部分は段ボールや再生パルプ素材を組み合わせて保護されるようになっていました。欧州はこういうとこうるさいですからね。

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最近はすっかり一般的になった狭額縁ディスプレイです。背面に「EIZO 整備済製品」というシールが貼られていること以外通常製品と変わりません。生産時期は 2025年3月末になっていました。

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付属品は電源ケーブル(2芯アダプタ付)と 2m の USB Type-A to B ケーブルと USB Type-C to C ケーブル(映像伝送対応)が 1本ずつ、DisplayPort ケーブル(2m)x1、取扱説明書類一式の他に「剥がれ防止ガイド」なるパーツが付属していました。

この「剥がれ防止ガイド」は、新型コロナ禍中に塩素系消毒剤 (次亜塩素酸ナトリウム)を消毒の為に噴霧していた環境などで接着剤の劣化が起こり、液晶パネルが剥離してくる事象に対応したもののようです。別に付けなくても構いませんが、薄く出来ていてデザインを損ねることも無いので好みでよいかと。

付属書類のうち、セットアップガイド組み立て説明書Screen InStyle インストールガイドScreen InStyle Server 取扱説明書 については PDF で入手可能なのですが、しっかり書かれた「取扱説明書」だけは HTML で書かれた Webベースのもの しか用意されていません。何故?

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スタンドの取付は非常に簡単です。液晶パネルを下にした状態で置き、スタンドのツメとモニター背面の穴の位置を合わせて差し込むだけでカチッと音がしてロックされます。スタンドのベース部分もドライバー不要で着脱が可能です。

取外しはコツが分かっていないとちょっと悩むかも知れませんが、赤〇のボタンを押しながらスタンド全体をモニター下方にスライドさせ、垂直方向に引き上げれば外す事が出来ます。先程リンクを置いた Webマニュアルの方に詳しく書かれているので、よく分からないという方はご覧になってみてください。

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スタンドの裏にはケーブルガイドがあるので、煩雑になりがちなケーブルを纏めておくことが可能です。

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スタンドは EV2785 で使われていたものと同じようですが、なかなか優秀ですよ。一番下に下げれば机の面から 12 mm ちょっとの位置にまで下げることも出来ますし。上下の位置調整、回転共にスムーズです。まあ私はアームに取り付けるのでスタンドは使いませんが。

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スタンドの取付部には 100x100 mm ピッチの VESA 規格のモニターアームをそのまま取り付ける事が可能です。定番アームの ERGOTRON も持っていますが、メインディスプレイはほとんど位置を動かすことが無いので 以前取り上げた格安アーム で設置することにします。

モニター側面にはヘッドホン端子とライン出力端子、USB Type-C と Type-A の端子が 1つずつ設置されています。こちらの USB Type-C は映像入力には対応していませんが 15W での給電が可能。

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背面左には電源コード接続部とメインスイッチ、盗難防止用ロック(ケンジントンロックに対応)が配置されています。映像入力端子や USB端子、LAN端子は右側に集中しています。LAN端子を装備しているのが「EV2740X」の特徴の 1つで、ディスプレイを有線LAN に接続し、USBケーブルでノートPC やタブレットなどに繋ぐことで Wi-Fi が無い、或いは不安定な環境下でも安定したネット接続を保てるとのこと。まあ家庭内で使う私には不要な機能ですけどね。

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入れ替え自体は USBケーブルを Type-A to C から付属の Type-A to B に代えたくらいで他のケーブルはそのままにあっという間に完了。幸いドット欠けなどもありませんでした。

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設定変更はディスプレイ右下のタッチパネルから。軽く触れると OSD が表示されるので入力切替やカラーモードの変更、USBポートと入力信号の紐付けなどを行うことが可能です。OSD のレスポンスは良好ですが、なにせタッチパネルの判定エリアが小さいので操作はしやすいとは言えませんね。

■ 専用アプリの「Screen InStyle」でより使いやすく

最近の EIZO のディスプレイは「Screen InStyle」という専用アプリを PC にインストールする事でキーボードショートカットを使った入力切替やカラーモードの変更などが行えるようになっています。

動作環境は Windows が Windows 11 と Windows 10(32 / 64 bit)、mac は macOS 13 / 14 / 15 を搭載した機種となります。ダウンロードは「こちら」から。2025年11月時点の最新版は Windows版が 1.1.18、mac版が 1.0.4 です。

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こちらのアプリ、リリースされた頃と比べて随分出来る事が増えました。

「オートカラーモード」は立ち上げたアプリ(Google Chrome や Excel など)に拠って自動的に Paper や Movie などのカラーモードに切り替えてくれる機能で便利なのですが、同じ PC から繋いでいる他のディスプレイまで一斉にカラーモードが切り替わってしまうので最近は使っていません。個別制御出来るようになってくれるといいのですけどね・・・。

一番重宝しているのは「ホットキー」の設定で、キーボードのショートカットを登録しておくことで個別のディスプレイのカラーモードを切り替えたり入力を切り替えたりすることが可能です。ただ、今回買い換えた「EV2740X」は「EV2785」に比べて入力切替に掛かる時間が若干増えたような気がします。

いずれにせよ PC で作業していて息抜きに BDレコーダーで録画していた番組を観たりする際にいちいちディスプレイの OSD を操作しなくていいのはほんと便利ですよ。このアプリは活用しないと損ですぜ。

■ 「FlexScan EV2740X」に入れ替えてみて

今時安価なディスプレイは中国製品を中心にいくらでもありますが、今回も EIZO の製品を選んだのはなんと言っても保証の手厚さを知っているから。5年間(またはパネル使用時間 3万時間以内)の保証期間の長さも魅力です。退役させた「EV2785」も 7年以上よく頑張ってくれました。有償修理に出したとしても他の不具合が出てくる可能性もありますし、整備済品が出ていたちょうどいいタイミングで入れ替えが出来たと思うことにします。

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これで「EV2740X」をメイン、「EV2750」を縦画面にしてサブ、「EV2736」を 3rd とするトリプルディスプレイ環境になりました。配置はL字型ですが、スペースの都合で写真の様にメインモニターが一番右になるちょっと変則的な配置にしています。「EV2736」は 13年目突入なのでさすがにそろそろ入れ替えたいところですが、今のところ特に不具合は無いのでもうしばらくこのままで・・・。3rd モニターは使用頻度もそれほど高くありませんしね・・・。

EIZO 自身が「EV2740X」は「EV2785」の後継機と位置付けている(型番が逆行しているので分かりにくくなってますが)だけにスペックも良く似ており、「KVM(Keyboard Video Mouse)スイッチ」機能が付いた事以外は入れ替えたからと言ってさほどの感動があるわけではありませんが、コントラストが 1000:1 から 2000:1 に向上したお陰か以前より画面が見やすくなった気はします。あ、あとスピーカーの音質はちょっとだけ良くなりましたね。まあディスプレイのスピーカーを使うなら素直に Bluetooth のイヤホンでもした方がいいと思いますけど。

4K のね、広々としたデスクトップ空間は 1度使うともう手放せませんよ。いずれにせよこれで懸案だったメインディスプレイの入れ替えが行えました。また長い付き合いとなることを期待します。

  





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