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” 乾燥剤方式 ” の東洋リビング製高耐久防湿庫「オートクリーンドライ ED-55CAT2 (B)」をレビュー!

最近モノがよく壊れるんです・・・シリーズ第 3弾(?)はカメラとレンズを収納していた防湿庫!ある日湿度と温度を示す LEDインジケーターが激しく点滅していることに気付きました。使っていたのはサンワサプライの「200-DGDRY002」という「ペルチェ式」のデジタル防湿庫。中に入れていた湿度計を確認してみたところ 60% 前後にまで湿度が上がってしまっていたので、どうやら除湿ユニットが逝ってしまったようです。 一応 4年は保ってくれたのでまあ止むなしといったところでしょうか。エラーコードなど出ませんので原因は分かりませんが、やはりペルチェ素子ですかねぇ・・・。捨てるとしたら処分費用が掛かりそうなので、気が向いたらペルチェ素子の交換にチャレンジしてみます。それで直ればいいんですけどね。

さて、ジメジメした梅雨や蒸し暑い夏でなかったのは不幸中の幸いですが、このまま高価なカメラやレンズを外に放っておくわけにもいかないので、代わりの防湿庫を調達することにしました。


今回選んだのは東洋リビングの「オートクリーンドライ ED-55CAT2 (B)」という製品。実は最初に防湿庫を買う際も「乾燥剤方式」を採用した東洋リビングやトーリ・ハンの製品も検討していたのですが、結局当時は価格の安い「ペルチェ式」防湿庫で妥協してしまいました。

ただ、やはり「乾燥剤方式」の防湿庫はとにかく長寿命らしい。製品保証も 5年間付いていますし、10年、20年と使い続けているケースも多々あるようです。更に日本メーカー製ということで、故障が発生したとしてもサポートの手厚い東洋リビングの製品を購入することにしました。多少無理してでも最初からこっちを選んでおけばよかったんですよね・・・。

東洋リビング「ED-55CAT2」の主な仕様は以下の通り。

内容量 53 ℓ
庫内湿度 30 ~ 50 %RH
消費電力 定格:15 W 平均:0.9 W
材質 本体:スチール(粉体焼付塗装) 天板:ABS 樹脂 扉:強化ガラス
引き出し棚内寸:275x28x250 mm 耐荷重:12 kg / 枚 可変ピッチ: 26 mm
寸法 外寸:338x592x356 mm 内寸:332x520x299 mm
重量 10 kg

同じ「スリム」シリーズの防湿庫には容量 39ℓ のモデルもあります。横幅のある「スタンダード」シリーズには 80ℓ 以上のモデルもありますが、スペース的に「ED-55CAT2」が設置出来るギリギリのサイズでした。まああまり大きなものを買うと油断して機材が増えそうですし(笑)。

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付属品は引き出し棚が 2枚にフラットクッション 2枚、波形レンズホルダー 1枚、鍵 2個と取扱説明書類です。湿度計は予め本体内部に取り付けられていました。取扱説明書は「こちら」から PDF を入手することが可能です。

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引き出し可能な中間トレイは透明な樹脂製のものが付属しています。今まで使っていた 40ℓ の防湿庫のものより少しだけ横幅が広くなっている感じ。トレイやレンズホルダーなどはオプション品として販売もされているので必要に応じて追加購入可能です。

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中間の棚を取っ払えば長さ 494 mm までの ” 長玉 ” も収納することが可能です。SONY で言うなら FE 600mm F4 GM OSS(SEL600F40GM)でも入りますね(絶対買えませんが)。

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湿度計はアナログ式です。湿度変化に対する追従はゆっくりですが、電池要らずなのでこちらの方が断然便利。以前から使っている 格安デジタル防湿計 と比べてみましたが、安い割に Govee のもまあまあちゃんとしていたなと分かりました(まず間違い無く東洋リビングの方が正確でしょう)。

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脚は前脚だけ調節可能なアジャスターになっています。ガタつきを無くすには充分。

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背面の除湿ユニットの出っ張りは 26 mm ほど。除湿ユニット周辺の放熱と換気を妨げないよう、壁面からは 20 mm 以上の空間を設けて設置するようにとの指示があります。電源は内蔵されているので、ACアダプタが邪魔になるようなことはありません。80ℓ 以上の防湿庫では庫内にサービスコンセントが設置されているようですが、「ED-55CAT2」では電源ケーブルから枝分かれした形でサービスコンセントが庫外に出ています。

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除湿ユニットは ” 光触媒 ” による殺菌機能がセットになっています。青色の LED光を ” 光触媒シート ” に照射することで強力な酸化力を発揮させ、庫内のカビ菌を含む有機物を分解・除去してくれるとのこと。まあ実際の効果の程は培地でも置いて実験してみないとわからないですが。

除湿ユニットの仕組み

画像:東洋リビング
乾燥剤には「ゼオライト」という物質が使われているそうです。これは主にアルミノケイ酸塩で構成された多孔質構造の鉱物で、親水性が高いため空気中の水分を吸着する性質があるのだそう。これを過熱して庫外に湿気を放出することで除湿するという仕組みです。

ペルチェ式防湿庫に使われている「ペルチェ素子」は板状の半導体熱電素子で、素子に電流を流すことで一方の面からもう一方の面に熱を移動させるという性質を持っています。空気中の飽和水蒸気量は温度が下がると小さくなり結露が生じるという性質を利用して庫内の湿気を水として庫外に排出し、湿度を下げるという仕組みになっているわけです。

ペルチェ素子は安価なので低価格の防湿庫に広く採用されていますが、素子の表面で結露することから周囲の電気回路などに腐食などの悪影響を与えるため寿命は短い製品が多い模様です。一時パソコンの CPU 冷却などにも利用されていましたが、こうした問題が多かったのか最近ではほとんど見掛けなくなりましたね。この点、「乾燥剤方式」の防湿庫では ” 結露 " という問題とは無縁なので電機部品が腐食したりする心配がなく、非常に耐久性が高いものになっているらしい。

ちなみに今年ノーベル化学賞を受賞された北川進氏らが開発された「金属有機構造体(MOF)」という多孔性材料は、この乾燥剤などに利用されている「ゼオライト」を大きく上回る表面積を持った画期的な材料なのだとか。更に ” 格子 ” の部分の大きさを変えることができるため、様々な物質を選択的に吸着・回収させることが出来るそうです。

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棚の位置は自由に動かせますが、除湿ユニットのある最上段だけは 2段分使えません(棚が奥まで入らなくなります)。また、「ED-55CAT2」には庫内ライトが付いていないので、以前アリエクで買って防湿庫に取り付けていたものを移植しました。

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安価な製品ですが、今のところ壊れず頑張ってくれています。人感センサーの感度はちょっと微妙なところもありますが、eneloop なども利用可能(電池 3本というところが微妙ですが)。

もう 1つ。防カビ剤も入れておくことにします。” 光触媒 ” があるなら要らないのかも知れませんが。


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最上段にはあと今写真を撮っている「α7C II」が入ります。中段はレンズでほぼ満席になってしまっていますが、最下段には別に防湿庫に入れなくてもいいカメラ用品(ストラップやラッピングクロスなど)を入れているのでまだ結構余裕があります。

「ペルチェ方式」の防湿庫より庫内の除湿に時間は掛かりますが、それでも 1時間ほどで 60% 近くから 40% 程度まで下がりました。扉のパッキンもしっかりしていますし全体的に作りが良く密閉度も高そうです。除湿ユニットが故障してしまった場合は取り外して修理に出すことも出来るようですし、保証期間が過ぎてもパーツがあれば有償修理対応もしてくれるようです。アフターサービスが充実しているのはやはり日本メーカーの利点ですね。これでまた安心してカメラ・レンズを保管することができます。





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