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SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の新作完全ワイヤレスイヤホン「Air5 Pro+」レビュー! ~ ” MEMS ” ドライバーとダイナミックドライバーをハイブリッド搭載してより豊かな音場を実現 ~

コストパフォーマンスに優れた Bluetooth接続のワイヤレスイヤホン(TWS)を数多く輩出している「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」より、xMEMSドライバーと 10mm ダイナミックドライバーをハイブリッド搭載し、最大 55㏈ ものノイズキャンセリング性能を発揮する新作のカナル型 TWS「Air5 Pro+」が発売されました。同社自身が「トッププレミアムモデル」と位置付ける製品です。

SOUNDPEATS は 2013年に中国・深圳で設立されたオーディオ機器ブランドです。既に世界 30 の国や地域で 15年以上に渡って累計 3,500万台以上のイヤホンを販売してきたのだそう。日本でも Amazon や楽天などの通販だけでなく、ヨドバシカメラやビックカメラの店頭などでも見掛けるようになっているので、既に同社の TWS をお使いの方も多いのではないでしょうか。

今回その「Air5 Pro+」を試用させて頂く機会を得ましたので、じっくりとレビューさせて頂くこととします。最高レベルのノイズキャンセリング性能も気になりますが、ハイブリッド化されたドライバーがどのような音を奏でてくれるのか楽しみです。

Air5 Pro+ -1

本記事を執筆するにあたり、SOUNDPEATS 様よりレビュー用に発売前の製品サンプル
を御提供頂いております。公平・公正な観点から記事を執筆するよう心掛けておます
が、ご留意頂いた上でお読み下さいますようお願い申し上げます。また、製品版の仕
様とは一部異なる場合があり得ますことご了承下さい。


■ SOUNDPEATS「Air5 Pro+」の仕様を確認

まず初めに「Air5 Pro+」の仕様を確認しておきましょう。

型式 カナル(密閉)型
ドライバー方式 低音域:10 mm ダイナミックドライバー
中高音域:xMEMS ドライバー「Cowell」
伝送周波数帯域 最大 20 Hz ~ 40,000 Hz(LDAC 使用時に 24bit / 96kHz 対応)
ノイズキャンセラ AI 適応型 Adaptive Noise Cancelling 搭載
接続方式 Bluetooth Ver. 5.4(通信範囲 10m)
対応コーデック SBC / AAC / LC3 / LDAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless
バッテリー容量 イヤホン:35 mAhx2、ケース:520 mAh
連続音楽再生可能時間 最大約 6時間(ケース併用で最大約 30時間)
防水仕様 IPX5
サイズ ケース:約 66.9x48.3x26.9 mm、イヤホン単体:約 34.6x19.9x23.5 mm
重量 約 51.1g(ケース込み、イヤホン単体は 5g)

対応コーデックの充実ぶりが目を引きますね。SBC、AAC といった基本的なところはもちろん、aptX や LDAC などの高音質コーデックに加えて次世代 Bluetooth オーディオコーデックとして期待されている ” LE Audio ” の「LC3」にまで対応していて、正に ” 全部入り ” といった印象です。

一般に「ゲームモード」「低遅延モード」と言った機能を搭載する Bluetoothイヤホンでは、それらの機能を使用する際に意図的に「SBC」コーデックに切り替える事で遅延を減らす工夫をしているようです。ただ、他のコーデックと比べて音質的に不利になるのは確かなので、ここに低ビットレート下でも高音質と低遅延を実現することが出来る「LC3(Low Complexity Communications Codec)」コーデックを使うことでゲームプレイ時の音質も一段階上がることでしょう。まあそうは言っても音楽を再生するデバイス(スマホや DAP など)の方でも「LC3」に対応していないと利用は出来ないのですが・・・。

一方、「LC3」は万能かと言うとそういうわけでも無いようで、実は「LC3」では音源を圧縮する際に 20kHz 以上の周波数帯域をバッサリとカットしてしまうそうです。歳を取って高音域が聞こえにくくなってしまった私の様な者(苦笑)にはさして問題にならないでしょうが、モスキート音がちゃんと聞こえる世代の方には何か感じるところがあるのかも知れません。なので、高音質に拘りを求めるのであれば「LDAC」なり「aptX Lossless」なりを使うべきでしょう。

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画像提供:SOUNDPEATS
「MEMS」ドライバーというものは、一般的な振動板や磁気回路などを組み合わせて作るダイナミックドライバーなどと違って、PC やスマホで使われている CPU 或いは SoC などと同じくシリコンウエハー上から切り出されるチップ状のドライバーで、高いレベルで均質な製品を大量生産し易いという特徴を持っているようです。但し、このシリコンチップの振動板を駆動するためには高い電圧が必要らしく、パワーアンプとの組合せが求められるようですね。

実は「Air5 Pro+」には前身となる「Air5 Pro」というモデルが 2025年2月に発売されています。パッと比べて分かる両者の違いはドライバーが MEMSドライバーとダイナミックドライバーのハイブリッド構成になったこととパワーアンプチップ(XAA-2000 Aptos)を搭載しているかどうかという点くらいですが、どちらも音質に直接関わってくる部分なので大いに期待出来そうです。

■ SOUNDPEATS「Air5 Pro+」ハンズオン!

それでは「Air5 Pro+」の外観や付属品をチェックしてみることにしましょう。

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「Air5 Pro+」はブラックのみ用意されているそうです。” トッププレミアムモデル ” と位置付けられているだけのことはあって、パッケージにも高級感が感じられます。

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付属品は 3種類のイヤーピース、USB Type-C ケーブル(充電用)、取扱説明書、「PEATS AUDIO」アプリの導入ガイドと ” PEATS 君 ” のステッカーでした。取扱説明書については文字が非常に小さいので、以下から PDF を取得しておくことをお勧めします。

SOUNDPEATS「Air5 Pro+」取扱書(PDF)


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ケースの開き方がやや独特なので、慣れるまでは違和感があるかも知れません。「SOUNDPEATS」のバッジのある方がヒンジになっているので、何も無い方からパカッと開きます。USB端子の隣にはペアリングボタンが配置されています。

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「カナル型」なのでイヤーピースが付属します。3種類から自分の耳にフィットするものを選べますが、このイヤーピースについては若干気になる点がありました。密閉度が高く、音漏れの心配が少ないのはいいのですが、密着し過ぎるのか耳から外すときにスポンという感じで鼓膜が引っ張られるような感じがすることがありました。気になる場合は市販の別のものに付け替えるというのもアリかも知れません。

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操作はタッチセンサー方式です。操作のカスタマイズは後述の専用アプリから行います。充電端子はイヤホンの根元に配置されています。

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実測の重量はイヤホン単体が 5g、ケース込みで 54.1g でした。ケースは川にある丸まった小石のような持ち心地で、ズボンのポケットなどにも難なく収まるサイズ感です。先日ご紹介した同社の「Clip1」よりもかなりコンパクトですね。

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充電は USB Type-C です。高速充電規格の USB PD や、Qi などのワイヤレス充電規格には対応していませんが、急速充電に対応しており、10分間の充電で 2時間ほど音楽の再生が可能です。朝出掛けになって充電忘れに気付くことって案外あるものですが、これなら出掛ける準備している間に通勤・通学で使うくらいの時間ならバッテリーが充分に間に合いそうですね。

ところで 先日購入した USBチェッカー を使って充電の様子を確認していて気付いたのですが、充電完了後は抵抗値を上げて電流を遮断するようになっていたのですね。初めて知りました。

ケースを充電している際に光るインジケーターは、ケースの充電の完了具合を示します。

100% ~ 50% 緑で点灯
49% ~ 10% 黄色で点灯
10% 未満 赤で点灯

また、イヤホンを収納した状態でケースの蓋を開けた時に光るインジケーターは、イヤホンのバッテリー残量を示します。

100% ~ 70% 緑で点灯
69% ~ 20% 黄色で点灯
20% 未満 赤で点灯

Air5 Pro+ -17

専用アプリを使わなくてもデバイスとペアリングさせれば取りあえず使う事は可能です。ペアリング方法は簡単。イヤホンを充電ケースに収納した状態から蓋を開け、充電端子横のペアリングボタンを 2秒間ほど押し続ければ「Air5 Pro+」がペアリング待機状態になります。後は音楽を再生するデバイスの方で Bluetooth接続設定を行って下さい。

  • iPhone / iPad
    「設定」→「Bluetooth」で「その他のデバイス」として検出された「Air5 Pro+」をタップ
  • Android スマホ
    「設定」→「機器接続」→「新しい機器とペア設定する」で検出された「Air5 Pro+」をタップ
  • Windows PC(11)
    「設定」→「Bluetooth とデバイス」→「デバイスの追加」→「Bluetooth」→検出された「Air5 Pro+」を選択

■ SOUNDPEATS「Air5 Pro+」のリセット方法

何らかの原因でデバイスとの接続が上手くいかなくなってしまった場合の為にファクトリーリセット方法をメモしておきます。

  1. 両方のイヤホンを一旦充電ケースに戻し、ケースの蓋を開けた状態にする。
  2. 充電ケース底面のリセットボタンを 10秒間長押しする。
  3. ケースの赤いインジケーターランプが点滅したらボタンから手を離す。
  4. デバイス側(スマホ等)で接続済みのデバイスの登録を解除する。

リセット作業が完了したら改めてデバイスとのペアリングを行ってみてください。

■ 設定変更は専用アプリの「PeatsAudio」から

「Air5 Pro+」は、「PeatsAudio」という専用アプリを利用することでファームウェアの更新をしたりイコライザー機能を利用することが出来るようになります。別にアプリを使わなくてもペアリングや基本的な操作は可能ですが、もちろん無料でインストール可能なのでコレを使わない手は無いでしょう。


尚、「PeatsAudio」を利用するためにはメールアドレスとパスワードの登録が必須となります。

アプリ-1

「PeatsAudio」アプリを使えばノイズキャンセリングの効き方を選べるようになります・・・が、正直あまりそれぞれのモードの違いは体感出来ませんでした。取りあえずは「適応型ノイズキャンセリング」を選んでおけば大丈夫だと思います。10月末の時点でファームウェアは「V1.2」で最新のようでした。今後アップデートがあればこちらのアプリを使って更新することが可能です。

「マルチポイント接続」と「LDAC」の利用は排他使用となっています。iPhone / iPad は LDAC に対応していないので気にする必要はありませんが、Androidスマホなどで LDAC接続にしたい場合はアプリのスイッチで切替が必要なのでご注意ください(aptX とは共存可能のようです)。

「Air5 Pro+」はデフォルトの状態で以下の様な操作が割り当てられていました。

操作方法 左センサー 右センサー
1回タップ 音量ダウン   音量アップ  
素早く 2回タップ 再生 / 停止 or 通話開始/終了
素早く 3回タップ 音声アシスタント(Siri 等)起動
1.5秒ロングタップ ノイズキャンセリング 次の曲へ

このままの状態ではやや使いにくく感じたので、私は以下の様にカスタマイズしました。

操作方法 左センサー 右センサー
1回タップ    音量ダウン    音量アップ
素早く 2回タップ 前の曲へ 次の曲へ
素早く 3回タップ 再生 / 停止 / 通話操作 音声アシスタント(Siri 等)起動
1.5秒ロングタップ ノイズキャンセリング ゲームモード

タッチセンサーの感度は悪くないです。あとはカスタマイズした操作を覚えておくだけですね(笑)。

■ じっくり音楽に身を委ねるもヨシ!通勤通学に使うもヨシ!

「Air5 Pro+」を初めてまず最初に気付くのが音に ” 厚み ” があるという事でしょう。「Air5 Pro+」では中高音域を応答性に優れた xMEMS ドライバーに任せ、更に低音域用に 10 mm 径のダイナミックドライバーをハイブリッド搭載しているのですが、このマリアージュが実にうまく機能しているようです。所謂 ” ドンシャリ ” サウンドになったりする事は無く、「Air5 Pro+」が奏でるきめ細かさと厚みを兼ね備えた豊かなサウンドはロックやポップスなどのジャンルに最適であると感じました。

「Air5 Pro+」は ” カナル型 ” のイヤホンです。耳の穴をしっかり塞ぐ形なので構造的に音漏れが生じにくく、電車やバスなどの公共交通機関を使った移動や、図書館など静かな場所でも気兼ねなく使っていけると思います(音量の限度はありますが)。加えて、ノイズキャンセリング機能が強力なので、実際に地下鉄の車内で使ってみたところ、ノイズキャンセラをオンにした途端フッと走行音などが消え去り非常にリラックスして音楽に身を委ねる事が出来ました。

外音取り込みモードではサーというノイズが入ってしまうことは致し方ありませんが、屋外で車や自転車などの存在が分かりやすくなるので、こちらも安心して使っていけると思います。多少首を振ったり飛び跳ねたりした程度でイヤホンが落ちることはまず無いかと思いますが、ランニングで使う場合は着地の衝撃が音として伝わってくるので、ここはオープンイヤー型のイヤホンの方がいいかなと感じました(カナル型である以上仕方の無い部分ではあります)。

ミリシタ

ゲームプレイも快適です。有線で接続する場合と違って Bluetooth 接続の TWS の場合、遅延をゼロにすることは出来ませんが、「Air5 Pro+」では遅延時間が 60 ms に抑えられています。これは TWS としてもかなり優秀でしょう。実際に「ミリシタ」をプレイしてみた印象ですが、明らかに他の TWS を使った場合と比べてスムーズなゲームプレイが可能でした(さすがに有線接続には敵いませんが)。

Air5 Pro+ -20

「マルチポイント接続」にも対応している(「LDAC」とは排他利用)ので、2台のデバイスとペアリングしていれば片方を止めてもう片方で再生を始めるだけでいちいち切り替えたりする必要無く瞬時に音源が切り替わります。但し、” マルチペアリング ” 出来るのは最後に登録した 2台までのようで、例えばスマホとタブレットと PC というように 3台以上のデバイスで「Air5 Pro+」を使い回す場合は一旦どれか一つの登録を解除して新しく使うデバイスでペアリングし直す必要がある点にはご注意ください。

「LDAC」と「aptX Adaptive」については SONY の Xperia 5 II を使って聴き比べてみました(残念ながら LE Audio(LC3)と aptX Lossless については対応する再生デバイスを持っていません)。その結果ですが、音質的な差異はほとんど感じることが出来ませんでした。むしろ LDAC では途切れぎみになることがあったので、aptX Adaptive が使えれば充分すぎると思います。いずれにせよ選択肢が豊富であるという事はありがたいですね。iPhone / iPad もそろそろコーデックの追加をしてくれればいいのですが・・・。

定価ベースで 15,380円と、SOUNDPEATS の製品としてはやや高めの価格設定になっている「Air5 Pro+」ですが、音質と共にノイズキャンセリング性能も非常に優秀なので価格に見合う満足感は充分に得ることが出来るでしょう。Amazon ではちょくちょくセールの対象になったり割引クーポンが出ていたりすることがあるようなので、購入をお考えの場合はお得に入手出来るタイミングを見計らってみて下さい。





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