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【はじめに】
初めましての方は初めまして、かーぼんと申します。
S27、28で使用していた構築を紹介します。
【並び】

【構築経緯】
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「黒バド+ディンルー+カイリュー+水ウーラオス+@2」の並び(所謂黒バドスタン)を環境トップと設定し、これに対するメタから考えた。その過程で "ディンルーに十分な仕事をさせない" ことが特に重要だと考え、ディンルーへの遂行速度+黒バドスタンへの技の通りの良さを評価して水ウーラオスから構築を組み始めた。(この時点では型の決定は後回しにしたが、最終的に構築との兼ね合いを考えて拘り鉢巻型で採用した。)
水ウーラオスは黒バドの取り巻きに強い&黒バドの安易な後出しを許さないという点が強みであるものの、対面した黒バド自体には不利を取ってしまう事が問題である。この解決手段を考えた所、両壁電磁波オーロンゲとの組み合わせが「壁下でウーラオスを動かすことで黒バドに対する行動保障を得られる」「黒バドvsウーラオス対面でロンゲに引いて、黒バドを流しつつ展開補助を行う選択肢がある」といった点から黒バド構築へ柔軟に立ち回れると感じて採用を決定した。
上記の2体と合わせる禁止伝説枠は、水ウーラオスとの攻めの補完に優れていて、かつ壁ロンゲとの相性も良い、積み技を所持した黒バドorミライドンで検討した。脳内での試行錯誤の結果、ある程度サイクルを回す前提の構築に仕上がりそうな事から、候補となる黒バドやミライドンの型の中で最も強くサイクル下で運用できると考えたオボン瞑想鬼火黒バドレックスを採用し、上記の3体を構築の軸とした。
※壁ロンゲ+ウーラオス+バドの参考: 【SVシングルS20最終6位】壁バドサイクル - 攻撃=防御
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次に、軸で対策が薄い物理禁止伝説(コライ軸、ザシアン軸)とタイプ上有利なカイオーガ軸に対し、壁を貼る→ブリジュラスを投げて荒らす→壁再展開→黒バドを出す…という立ち回りで「ステロ吠えるや攻撃技で相手に削りを入れて、疲弊した相手を黒バドでスイープする」という試合展開を取れるのが強力だと考え、残飯持久力炎テラスブリジュラスを採用。
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また、ミライドン軸への選出を考えた際に黒バドが対面からではミライドンに勝ちにくい都合上、引きから負荷をかけられる高耐久地面枠が欲しいと感じたので、ムゲンダイナ軸・眼鏡テラパゴス軸などへ選出できる汎用性も評価してチョッキディンルーを採用。
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最後に、上記の5体では勝つことが厳しいミライドン+ハッサムの並びへのメタとなり得て、壁や鬼火のサポートから展開しても強く構築との兼ね合いも良いと思ったゴツメ龍舞カイリューを採用。
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上記の6体で構築が完成した。
【コンセプト】
・直線的な動きの壁展開ではなく、壁下でサイクルを回しながら高火力の押し付け/積み展開を行う
・メタへのメタの形を意識する
・お互いに相性の良い汎用性の高いポケモンで固めることで、スタン寄りの選出も可能にし、壁に依存しすぎないようにする
【個体詳細】 *赤字:上昇補正 青字:下降補正
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黒バドレックス@オボンの実
テラスタイプ:フェアリー
性格:臆病 特性:人馬一体
実数値:193(140)-x-101(4)-207(172)-122(12)-212(180)
技構成:アストラルビット/ドレインキッス/鬼火/瞑想
◆調整意図:
S→ザシアンの上を取れていそうなSライン
C→C+1アストラルビットで耐久無振りコライドンを確定1発
HB→A200水ウーラオスの水テラス水流連打をオボン無しでも90.78%で耐え
HD→C205ミライドンのEF下イナズマドライブを15/16耐え
瞑想を積んだ状態 or 壁下での相手の黒バドとの打ち合い意識で可能な限り高く
禁止伝説枠。2回目のレギュGではノマテラガチグマやイーユイで黒バドを見てくる人が増えたと感じ、それを逆にカモれる点で瞑想黒バドが強いと考え、S27の中盤から使用し続けていた。加えて瞑想黒バドの中でも鬼火+ドレキを搭載した型は壁から展開しても当然強いが、シンプルに対一般枠への初手性能も高く、壁展開を絡めない初手黒バド@2のような選出も柔軟に組める点を高く評価していた。(特に本構築においては、ディンルーやオーロンゲが選出画面で初手パオジアンやウーラオスを誘うため、これらに鬼火→テラスドレキで初手からほぼ無償突破できるのが非常に強かった。)
配分に関しては、ミラーで同速をするのは不毛な上に、「ドレキを上から撃ってしまって安定してHP管理ができない」という弊害すらあったので、Sはザシアンの上を取っている前提で動けそうなラインに留め、がっつり耐久に振って壁下での撃ち合い・サイクルの性能を高めた。
当然鬼火の命中不安と付き合う事にはなるが、壁下で運用することから多少の外しは許容できることが多く、壁無しで運用していた時よりは外しの被害は少なかった。
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水ウーラオス@拘り鉢巻
テラスタイプ:水
性格:意地っ張り 特性:不可視の拳
実数値:175-200(252)-120-x-81(4)-149(252)
技構成:水流連打/インファイト/蜻蛉帰り/アクアジェット
◆調整意図:
ASぶっぱ(サイクルに負荷をかけたいのでA特化+遅いルナアーラやルギアを抜きたいので準速)
ディンルーを駆逐する熊。「ロンゲ+黒バド」の並びが黒バドスタンのディンルーを呼びまくるため、構築単位での誘い殺しができるのが非常に強力だった。(実際に最終日当たった殆どの黒バドスタンの選出が、初手黒バド→裏ステロディンルー+@1(大体ノマテラカイリュー)だったのでほぼ構想通り破壊できた。)
持ち物に関してはパンチグローブも考えたが、受けループ、ルギア軸、ルナアーラ軸などへの崩しとして瞬間火力が必要であったり、よくある配分の残飯ディンルーを高乱数でワンパンしてeasy winを取れるのが強いと思い、鉢巻で採用。ゴツメカイリューに触れるのが痛すぎるが、ゴツメを見てから黒バド引き鬼火で何とかなる範疇だったので良しとした。
蜻蛉帰りをアイススピナーにすればカイリューにも立ち回りやすくはなるが、構築単位で欠伸○○(ヘイラッシャ、ガチグマ、カビゴンなど)が重く、それに対して「守る無視の蜻蛉帰り」というウーラオス独自の要素で対抗することができるのが偉かった為、技構成もこれで完結している。
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オーロンゲ@光の粘土
テラスタイプ:炎
性格:慎重 特性:悪戯心
実数値:202(252)-140-108(180)-x-115(76)-80
技構成:ソウルクラッシュ/電磁波/光の壁/リフレクター
◆調整意図:
HD→C187ハバタクカミのムンフォ×2を壁下で95.32%耐え
C217黒バドのフェアリーテラバを15/16耐え
HB→A222ザシアンの+1巨獣斬を壁下で14/16耐え
(一応、ウーラオスの鉢巻水流連打の乱数が動くライン)
最強の壁貼り要因。相手の黒バドに対してサイクルを回すことは他のポケモンでもできるが、ただ受けるだけだと数サイクル回されて疲弊して最終的に一貫を作られて負けるだけなので、一度の受け出しから「相手の黒バドを盤面から退かすor電磁波を入れる」「壁による後続の展開補助」の2つの仕事ができるオーロンゲを採用することにした。構築の基本的な動きとしては、初手ロンゲで壁→壁下でウーラオスや黒バドを動かす→アスビで倒されるHPのラオスや展開しきれていない黒バドが盤面に残った状態で相手の黒バドが来たらロンゲに引く、というようなイメージ。
技構成のソルクラ+両壁+@1の自由枠に関しては、よくあるブリジュラスとの組み合わせでは捨て台詞を採用することが多いが、S上昇技を持たない黒バドを使用する以上ミラーとエナジーカミ意識で電磁波が欲しく、本構築ではロンゲ+ブリジュラスは刺さっている構築にのみ投げる裏軸としての位置づけだったため、電磁波一択だった。
試合展開を見据えて、壁を片方しか貼らない判断・HPをどれだけ残すかの判断・技選択等、意外と考えることが多く、初めて使うこともあって中々扱いが難しかった。プレミをするたびに手痛い敗北と反省をくれる、かなり教育的なポケモン。
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ブリジュラス@食べ残し
テラスタイプ:炎
性格:図太い 特性:持久力
実数値:197(252)-x-169(28)-145-114(228)-105
技構成:ラスターカノン/ボディプレス/ステルスロック/吠える
◆調整意図:
HB→A172パオジアンの聖なる剣×2を残飯1回込みで82.9%耐え
HD→C187眼鏡ハバタクカミのムンフォ×3を壁下かつ残飯2回込みで85.1%耐え
(耐久方面は最大値を取った、悪く言えば中途半端)
構築の穴を埋めまくってくれた立役者。壁ロンゲと合わせて選出することで物理禁止伝説+そのメジャーな取り巻きに強く出ることができる。同じ役割でHBランドロスやHBキラフロルの採用も検討したが、コライ軸に入っているグライオンの存在で選出が歪むことを懸念してブリジュラスを選択した。副産物として、一般的なカイオーガ軸に構築単位でめちゃくちゃ強くなるのも良かった。
また、壁展開が通らない構築に対して、単純に黒バドとの相性補完に優れたクッション枠として投げる事も出来、水ラオス+黒バド+ブリジュラスのような選出パターンを作る事にも貢献した。
テラスタイプはコライ軸に投げた際に、コライドン・ハバタクカミ・イーユイへの行動保障獲得に有効だと考えた炎テラスで採用。![]()
ディンルー@突撃チョッキ
テラスタイプ:鋼
性格:意地っ張り 特性:災いの器
実数値:231(4)-178(252)-146(4)-x-130(236)-67(12)
技構成:地震/カタストロフィ/ヘビーボンバー/地割れ
◆調整意図:
HD→C205ミライドンのEF下弱点テラバを確定2耐え
A→特化 S→ミラー意識
対ミライ軸を意識しての採用。鬼火バドが一般物理枠(パオ・ウーラ)を初手から起点にできる事から、対ミライドン・ハバタクカミ用にこのポケモンを裏に置くことで、ミライ軸には壁を絡めずとも選出破綻を防ぐことができていた。
地割れは上手い事コスパムゲンダイナに展開されてしまった時の最低限の保険と、選出画面で勝ち筋が見えないサイクル構築(一部のママンボウ構築など)を崩す手段の一つとして採用。後者に関しては、こんなしょうもない技を対策に絡めたくは無かったのだが、S27・28は明らかにそのような構築群の数が少なく、ミライ軸への勝率を落としてまで対策枠を入れるのはコスパが悪いと思ったので、やむを得ず採用して枠の圧縮を図った。
特殊受けとしての汎用性が非常に高く、ミライ軸以外にも出しどころを間違えなければ非常に強かった。
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カイリュー@ゴツゴツメット
テラスタイプ:ノーマル
性格:意地っ張り 特性:マルチスケイル
実数値:195(228)-204(252)-116(4)-x-121(4)-103(20)
技構成:神速/地震/竜の舞/羽休め
◆調整意図:
A→特化 S→+2で最速135族抜き
HBD→あまり全て
ラストピース。ミライドン+ハッサムにノマテラ神速+ゴツメ羽休めの要素で強い点から採用したが、鬼火や壁といった展開要素がある事で龍舞を積むタイミングも作りやすく、かなり構築に噛み合っていたと感じた。
たまに見かけたスカーフカイオーガ絡みの構築(オーガ+ゴリラ+カイナのような並び)やオーガハッサムに対してもかなり通りが良く、ディンルー同様出しどころを見極めれば非常に強かった。
龍舞の枠のみ所説で、ハッサムの処理が楽になる炎技や、ノマテラ軍団とガチグマ・ディンルーに撃てるけたぐり等と選択(アンコやドラテは構築との兼ね合いが悪く微妙だった)。なんだかんだミライドンへの神速のリーチを伸ばすために龍舞が役に立っては居たので正解だったのかもしれない。
【基本選出】
vs黒バド(スタン系)→ ロンゲ+ウーラ+バド
vs黒バド(ママン系)→ ロンゲ+バド+ディンorブリ
vsミライ → バド+ディン+カイ
vsコライ → ロンゲ+ブリ+バド
vsザシ → ロンゲ+ブリ+バド
vsオーガ → ロンゲ+ブリ+バド or カイ
vsダイナ → バド+ブリ+ウーラorディン
vs白バド → ウーラ+バド+ディン or ブリ
vs受けル → ウーラ+ブリ+バド
その他、構築パワーの高さを生かして、柔軟に対応する。
(※追記)対ルナアーラは、ルナの処理ルートとなりうるウーラ、バドは最低1体出すことを念頭に置きつつ、壁を絡めるかどうかも含めてその場で決めていた(マッチング頻度が少なく、あまり定まってない)。
【重い並び・ポケモン】
・眼鏡黒バド+鉢巻ウーラオス
→壁を貼ってもなおパワーで貫通してくる並びであるため苦しい。(ロンゲが削られ過ぎてサイクルができなくなるし、アタッカーの火力が高過ぎて壁下のラオスや瞑想黒バドが強く活かせない。)
・ハッサム入りの黒バドスタン
→黒バド入りにはロンゲを出す予定で組んでいる以上、壁ロンゲに強いハッサムがキツイ。S28で結果を残した影響で増えたことで、S29で本構築を使うことを断念した要因。
・欠伸ヘイラッシャ
→催眠を拒否する手段が無いので、黒バド軸だけど何故かヘイラッシャがキツい。(とはいえ、流石に選出されない事も多かった。)数は少なかったが、欠伸ガチグマも同様にきつい。稀に遭遇したノーマルテラスヘイラッシャには何が起きても勝てない。
・コライドン+HDあつぞこブーツノマテラ胞子アラブルタケ
→ガチできつい。というか禁伝によらずアラブルタケ入りにはかなり魂を込める事が必要(交代を積極的に読んでアラブルタケに鬼火を当てる、選出を多少割り切る等)。
【結果】
(S27)
tn Hero too 最高2061 最終2037(79位)
tn スカーレット 最高2049 最終1996

↓最高地点

(S27)
tn バイオレット 最高最終2053(76位)

【感想】
S27は仮眠後に肝心な所から2ロム大きく溶かしてしまい、S28は仕事の都合で2桁にだけ乗せて早期撤退することになってしまい、いずれのシーズンも不完全燃焼で終わってしまった。最後まで勝ち切れないシーズンが続いており、まだまだ最上位勢との差が大きい事を痛感しているが、最初の4か月は絶望的に苦手だったレギュGもようやく理解できてきたし、最終日が楽しい事を思い出してまたアツい順位帯で戦いたいと思えたので、めげずに頑張ります。