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トヨタ「ヤリス」が第58回欧州カーオブザイヤー受賞

日系メーカーとしては10年ぶりの受賞

2021年3月1日(現地時間) 発表

 欧州9か国、9自動車誌が主催する「第58回ヨーロッパ・カーオブザイヤー2021」の最終選考結果が3月1日(現地時間)に発表され、トヨタ自動車「ヤリス」がイヤー・カーに選ばれた。

 ヨーロッパ・カーオブザイヤーは、過去1年に発売された乗用車から優秀なクルマを選定する賞で、今回は29車種から7車種が最終選考に残り、3月1日に開催された最終選考結果発表にて「ヤリス」がイヤー・カーに選定された。

 トヨタは2000年に初代「ヤリス」が初受賞、2005年に2代目「プリウス」が受賞しており16年ぶりの受賞。ヤリスとしては初代モデル以来、21年ぶり2回目の受賞となる。

 ヤリスは、ハイブリッドによる高い環境性能と手頃な価格、さらには魅力的なデザインやクラストップの安全性能、そして「GR ヤリス」の情熱的なイメージなどが選考委員からの高い評価を受けて受賞となった。

 ヤリスを除く最終選考に残った6車種のうち、5車種がバッテリー電気自動車(BEV)もしくはプラグインハイブリッド車(PHV)となり、欧州においても、トヨタのハイブリッド車が高く評価された結果の受賞と言える。

最終選考車と得票数

1位:トヨタ「ヤリス」:266票
2位:フィアット「500」(BEV):240票
3位:クプラ「フォーメンター」(PHV):239票
4位:フォルクスワーゲン「ID.3」(BEV):224票
5位:シュコダ「オクタビア」(PHV):199票
6位:ランドローバー「ディフェンダー」:164票
7位:シトロエン「C4」(BEV):143票

 なお、日系メーカーとしての受賞実績は過去トヨタと日産自動車のみ。日産は1993年に「マイクラ(日本名:マーチ)」、2011年に「リーフ」が受賞しており、日系メーカーとしては10年ぶりの受賞となる。

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