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GM、キャデラック初のコンパクトSUV「XT4」 価格は570万円から

2021年1月16日 発売

570万円~670万円

キャデラック初のコンパクトSUV「XT4」

 ゼネラルモーターズ・ジャパンは、キャデラック初のコンパクトSUV「XT4」を1月16日に発売する。

 ラグジュアリー系の「プレミアム」、ラグジュアリー系でトップグレードの「プラチナム」、スポーツ系の「スポーツ」の3モデルをラインアップし、価格は570万円~670万円。デリバリ―開始は2月を予定する。

XT4価格表
モデルエンジン変速機駆動方式価格
XT4 プレミアム直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ9速AT4WD5,700,000円
XT4 スポーツ6,400,000円
XT4 プラチナム6,700,000円

 新型XT4は世界的に人気が高いコンパクトSUVのセグメントに、キャデラックとして初めて参入した戦略的モデル。ボディサイズは4605×1875×1625mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2775mmで、シンプルで彫刻的なラインが力強いプロポーションとアグレッシブな存在感を際立たせた。

 また、フロントとリアのライトには最先端のLEDテクノロジーを採用し、フロントにはロービームとハイビーム、デイタイムランニングライト用のLED式ライトブレードを装備。キャデラック独特のL字型ライトが水平方向に伸びて、XT4のワイドなボディと存在感あふれるルックスを強調する。

新型XT4のボディサイズは4605×1875×1625mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2775mm

 室内ではクラストップの広さとなるリアシートのレッグルームを確保し、ラゲッジスペースも637L(最大1385L)の荷室容量を誇る。内装はエクステリアデザインを反映し、スポーティで洗練された印象を高めており、上質な素材を組み合わせたインサート材、トリム表皮、本革シートは上質なクラフトマンシップによって仕上げられる。

 また、各シートでの温度を最適化するデュアルゾーン空調システムやBOSE Surround Sound Systemの13スピーカー、音源の制御とアクティブノイズキャンセレーション技術で実現した車内の静粛性といった特徴も備えた。

 加えて最新型のキャデラック・ユーザー・エクスペリエンスを搭載し、タッチスクリーンやロータリーコントローラー、スクロール、ハードボタンを組み合わせた直感的なインターフェースはスマートフォンのような操作が可能。NFCを使った素早いペアリングに加え、よりクイックな充電が可能になった次世代型のワイヤレスチャージングをはじめ、各種吸音材や装備を用いた遮音・消音対策、ワイドな後方視界が得られるリアカメラミラー、イオン発生除菌機能付きのエアコンディショナー(ほこり、花粉、バクテリア、臭気、PM2.5クラスの粉塵を除去)など、多様な装備や先端技術も特徴として挙げられている。

スポーティで洗練されたインテリア。リアシートのレッグルームはクラストップの広さを誇る
ワイドな後方視界が得られるリアカメラミラー
最新型のキャデラック・ユーザー・エクスペリエンスを搭載
ラゲッジスペースは637L(最大1385L)の荷室容量を誇る

 パワートレーンは、いずれのモデルも新設計となる直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボエンジンに9速ATの組み合わせで、最高出力169kW(230PS)/5000rpm、最大トルク350Nm(35.6kgfm)/1500-4000rpmを発生。同エンジンでは低負荷時に2気筒を休止し、燃費効率とパフォーマンスを最大化する気筒休止システムをはじめ、オートスタート/ストップ機能、低回転時のターボラグを抑えて自然吸気エンジンに匹敵するスロットルレスポンスを実現するというツイン・スクロール・ターボシステムを採用する。

 また、ツインクラッチAWDシステムにより俊敏な旋回性能を発揮するとともに、必要に応じて後輪への駆動力の伝達を完全に遮断できるため、パワートレーンのフリクションを低減することが可能になっている。

直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボエンジンは最高出力169kW(230PS)/5000rpm、最大トルク350Nm(35.6kgfm)/1500-4000rpmを発生

 そのほか安全性の強化のため、レーダーやカメラ、センサーなどの技術を用いたエマージェンシーブレーキシステム(フロントオートマチック歩行者対応ブレーキ/リアオートマチックブレーキ)、アダプティブクルーズコントロール、サイドブラインドゾーンアラート(装備はグレードにより異なる)など、20以上の最新安全装備を搭載。さらにゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備する。