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スズキ、「ワゴンR」「スペーシア」「ハスラー」などOEM含む6車種でエンストや始動不能に至るおそれ。計12万4502台リコール

対象車両の製作期間は2014年7月31日~2015年8月7日

2020年6月25日 発表

スズキ「ワゴンR」「スペーシア」「ハスラー」、マツダ「フレア」「フレア ワゴン」「フレア クロスオーバー」の6車種でISG(モーター機能付発電機)の故障診断プログラムが不適切として計12万4502台をリコール

 スズキは6月25日、「ワゴンR」「スペーシア」「ハスラー」のほか、マツダにOEM供給する「フレア」「フレア ワゴン」「フレア クロスオーバー」の6車種でエンストや始動不能に至るおそれがあるとして、計12万4502台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象車両の製作期間は2014年7月31日~2015年8月7日。これまでの不具合件数は206件、事故は発生していない。

 不具合は、ISG(モーター機能付発電機)の故障診断プログラムが不適切なため、使用過程でアース端子に酸化被膜が発生することで電気抵抗が上昇すると、ISGの電気回路の故障と判定することがある。そのため、警告灯が点灯するとともにISGが発電を停止。そのまま使用し続けると、鉛バッテリーが上がってエンストや始動不能に至るおそれがある。

 改善措置として、全車両ISGの故障診断プログラムを対策プログラムに書き換える。

改善箇所説明図