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ブリヂストン、ウレタン製品の生産ラインを活用してマスク生産を開始

国内のマスク不足緩和への貢献を目指す

2020年4月16日 発表

 ブリヂストンとブリヂストン化成品、ブリヂストンケミテックは4月16日、新型コロナウイルス感染症の影響による国内のマスク不足緩和への貢献を目的に、国内ブリヂストングループ会社従業員向けにウレタンを活用した簡易マスクの生産を開始したと発表した。

 ブリヂストンでは、過去に業務用マスクを製造していた際のノウハウをもとに、ウレタン製品の生産ラインを活用して早期生産を実現。週10万枚の生産を予定しているという。今回生産する簡易マスクは、ブリヂストングループ従業員が販売活動や生産活動を行なう際に、飛沫飛散防止用として使用するためのもので、マスクを自社生産することで市場からの調達量を減らし、国内マスク不足の緩和に貢献したいとしている。

 ブリヂストングループは「地域の皆様やお客様、従業員の生命安全、健康を守ることを最優先に位置付けています。政府・各地方自治体の方針に基づき、3つの“密”の回避徹底や在宅勤務の推進等の感染拡大抑止に向けた取り組みに加え、今回のような当社資産や技術を活用した取り組みを通じて社会と地域に積極的に貢献していきます。また、生産拠点や営業/物流拠点など社会インフラを支えるために必要不可欠な業務については、安全確保に万全を期した上でオペレーションを継続するとともに、本社機能ではテレワークのレベルを上げて対応するなど抜本的な働き方改革にも繋がるように取り組んでいきます」としている。