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2020年の全国都道府県対抗eスポーツ選手権「グランツーリスモSPORT」部門に参加してみた

埼玉県地区トップとの差は約2秒、上位進出への壁はなかなか厚い

2020年3月21日~4月19日 オンライン予選

記者が使用する「R8 LMS '15」

 全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA グランツーリスモSPORT部門の予選が、3月21日~4月19日の期間に行なわれているで実際に参加してみた。記者の出場枠となる埼玉県地区では4月12日現在、1分43秒725のタイムでSaitama-Duke選手がトップに立っている。

 オンライン予選は「オートポリス」を使用したタイムトライアル形式で実施されている。使用車種はGT3マシンを使用する「Gr.3クラス」で、各地域でトップタイムを出している選手を見るとほぼアウディ「R8 LMS '15」を使用、少数ではあるが「NSX Gr.3」を使用する選手もいる。記者も上位選手にならって「R8 LMS '15」を使用した。

オンライン予選は「オートポリス」を使用したタイムトライアル形式

 レギュレーションでは、使用タイヤはレーシングハード、BoP(バランスオブパフォーマンス)は有効。マシンのセッティングは禁止となっているので、純粋にドライバーとしてのパフォーマンスがランキングに反映されている。

 グランツーリスモSPORTで公開されているランキングからはトップ選手の走行データを確認することができるので、アクセルやブレーキのペダルワークを学んだり、トップ選手の車両をゴーストとしてダウンロードして走行ラインを学習することもできる。

全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA グランツーリスモSPORT部門のオンライン予選。筆者の練習走行

 記者もそうしたデータを参考にしながら試行錯誤しながら走り込んだ結果、1分45秒529のタイムで埼玉県49位(4月12日現在)。Saitama-Duke選手の1分43秒725のタイムと比較して約2秒差、上位進出への壁はなかなか厚い。

 トップ選手の走行データを見ていると車両の動きに無駄がなく、タイヤのグリップ力をうまく使いながらコーナーの立ち上がりでスルスルとクルマを前に進めていって差をつけられている印象だ。上位を目指すには、頭の中にある走りのイメージと走行するマシンの動きの差を埋めるためにさらに走り込む必要があると感じた。

1分45秒529のタイムで埼玉県49位(4月12日現在)

 全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA グランツーリスモSPORT部門のオンライン予選は残り4月19日まで(エントリー受付も4月19日まで)。オンライン予選に続いて、オンライン予選通過者によるブロック代表決定戦が5月から8月にかけて実施予定。さらに、ブロック代表決定戦通過者による本大会が10月10日~11日に開催予定となっている。